毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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日進月歩・・・北斗市

2006年05月29日 18時43分19秒 | Weblog
写真は社屋内にある実験モニター用ブースで素材の経年変化を調査中に撮りました。
今日は朝から終日、冷たい雨が降るここ北斗市です。一日社内業務で過しました。
月曜日に出社したら、ファース本部に対する厳しい論調の非難メールが来ていました。当社の樹脂断熱を環境汚染だとし、オール電化専用を貴重なエネルギーの無駄使いだとする内容です。

今回のメールのように人や企業の行動の表面だけを見て激しく批判する方もおります。私も以前はそのような表面だけを見て、よく批評をしていたものです。しかし、人や企業行動の本当の中身を知った時、自分の行った批評の希薄さに赤面するものです。
自分が関わる家庭裁判所での離婚調停においても、住宅110番の住宅相談においても、自分の立場だけでものを見るため、その裏側の部分が見えないでいるのでしょう。
家づくりにおいても、自分のやっている事が最高の手法と信じなければ、到底、人様に薦める訳に行きません。しかし、他人の行う事を検証もせずにただ批評するは更に問題です。

自分が確信を持って行っていた家づくりの手法が時代とともに陳腐化する事もあります。当然、新しい手法を見出し、その時点で最善の手法を提供しなければなりません。特に家づくりの技術においては日進月歩で進化しつつあります。しかし、進歩しているつもりが、実は後歩している場合もあるのでは・・・最新のものが最高のものとは言えなのです。
家づくりにおいても木材の収縮の狂いを利用して木材を絡めて剛性をはかる匠の技などは究極の技能です。茅葺屋根は雨水を蓄え、夏はその水の蒸発で家屋内の熱を放出し、冬はその湿気を家屋内に放出して、住む人の身体から熱を奪わないようにする・・・
気密、断熱でない手法で住む人に快適性を与えていたのが日本の家屋でした。

人の行動から学ぶ・・・偉い学者の先生の方に教わるところが多くあり技術確立は、こうした学識経験に富んだ先生方の指導によって行います。しかし、実際にお金を戴いて家をつくり、そこに住んで戴くと、造り手側の苦悩、住み手側の苦悩が浮き上がって来ます。
私達の本当のお師匠さんは、住んでいる人や大工さん、左官屋さんなどの職人さんが最も核心にせまる情報を持っており、その方々だと思われます。
つまり、どんな人からも学べると言う事になるのでしょうね・・・

激しい論調の非難メールには丁寧なご返信を致しましたが理解して戴けるかな・・・
木造住宅へのスプレー樹脂断熱手法は当方が始めてこの世に出しました。
既に20年になりますが、それだけに現在もその性能劣化の有無を確認しています。
また、今回のような批評に対して、誰もが納得出来る研究成果を公的な評価も含め、説明できます。このホームページにも記載されているのですが・・・
ファースの家

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