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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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職人不足・学校教育を考える・・・北斗市

2006年05月20日 18時18分01秒 | Weblog
今日20日土曜日、北斗市立になり、始めての上磯中学校(酒井充校長)の校内体育大会が開催されました。写真は後ろ列の向かって右から本校相談員(元本校教員)の阿部春樹先生、前PTA会長の浮須信一さん、手前右が公務補の中川先生と教頭の三嘴徳久先生です。

本州は激しい雨に見舞われており、今日の天気予報もここ北斗市は雨の予想でした。しかし、予報が外れて穏やかな天気に恵まれました。一生懸命、準備に奔走した先生方の願いが通じたようです。この体育大会は国体出場を目差す生徒にとって一番最初の登竜門的な意味合いもあります。生徒と先生方の真剣さが伝わってまいります。

上磯中学校は、ここファース本部本社の隣に校舎があり、私の母校ですが以前、PTA会長を、現在は学校評議員を努めておりますのでとても縁深い中学校です。既に45年間にわたりこの学校と関わって参りましたが、一貫して学力、スポーツ、文化面において優秀な生徒を多く輩出する宿命を負わされている学校です。当然、本校には優秀な先生が多く在籍しますが、新人の先生方も校風に揉まれて必然的に教員として磨きがかかるようです。

私の最終学歴はこの上磯中学校で、卒業後、鉄骨とび職に弟子入りして飯場暮らしとなりましたが、生きるために必要な勉強はいつでも出来ました。現在、中学校を卒業すると90%以上が高校へ進学しますが、高等学校とは中学校の教育より高い水準の教育を行う学校です。しかし、簡単な小学の割算など、算数も出来ないような生徒が高等学校で何を学ぶのか・・・

高校は中学まで基礎教育を受けた生徒達が、自分の目差す方向をパイロットするための教育機関と思います。技能系、技術系、文科系、大学を目差す進学系、更に学者を目差すドクター系などなど・・・しかし、現実は人生目標を持たせるための高校教育が実施されている高校が非常に少ないのです。身体で仕事を覚えるには早い方が良いのです。
社会に不可欠な理美容、料理人などの職人や大工、左官などの建築職人などの業種は、一流を極める人の殆どが中卒者なのです。必要な知識はそのつど勉強出来ます。
また、現実に社会を支えているのは、このような身体で仕事をする人々なのです。
ところがせめて高校だけは卒業をと言う意識が、子供より保護者の方に根強くあります。
中卒者が50%、高卒者が30%、大卒者20%とそのうちの5%くらいが大学院、このくらいの割合で各分野に人材が分配出来るようなれば社会構成が拡充すると思うのですが・・・


写真の阿部先生は弊社専務(次男)の担任でしたが穏やかな教鞭で知られ、多くの生徒達のファンが存在します。中川先生はその専務の同校一年先輩で可愛らしい少女でした。
三嘴教頭先生は当方がPTA会長の時の新米教員でしたが現在、管内に誇る優秀な教員に成長しました。また浮須前PTA会長は、当方の後輩でもあり海老澤順三北斗市長後援会の仲間でもあります。暖かい天候に恵まれたグランドで久々に懐かしい顔を合わす事が出来ました。

上磯中学校は校風として人間性重視の学校教育が実践されております。先日、ブログで紹介した(5月13日・そっと差し出す手と心)バトミントンの佐々木翔君も当校の出身ですが彼もとても礼儀正しい好青年です。

建築の業界は、大卒より中卒が貴重です。
大卒、高卒の方々は多くおりますが、身体で仕事を覚えた中卒者が本当に貴重な時代となりました。社会風潮を改めなければ・・・
保護者の皆さん!学校の勉強の嫌いな子供でも、生きるために必要な勉強は本能的にしっかりと出来るものですよ・・・
天気に恵まれ無事に体育大会も終了したようです。雨さん降っていいですよ・・・
ファースの家

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