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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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神事、地鎮祭とは・・・北斗市

2006年05月02日 19時53分41秒 | Weblog
写真は当社のハウジング事業部が施工するファースの家の地鎮祭で、向かって左側から、建主さんの奥様で渡邉瑞枝さん、建主さんの渡邉陽一郎さん、私の隣が七重浜海津見神社(ななえはまわたつみじんじゃ)の宮司さんの月館久治さんです。
連日、寒さの続く北斗市ですが、今日、風こそ冷たかったのですが、陽射しが強く本当に良い天気に恵まれました。建主さん、渡邉ご夫妻の日頃の心掛けが良いのだと思われます。
宮司の月館さんは地元の名物宮司さんで、神事の順序、仕方を詳しく説明してから祝詞奏上に入ります。またその声が良く通り1キロ先まで届くとも・・・

地鎮祭とは、地神さまを鎮めるお祭りであると言う事です。その土地に住み着いた地神さまにその領域の土地を掘ったり削ったり、またその敷地に人が住み着いたりする事の了解を得るために行う儀式と言われます。建築敷地の地神さまに現場に備えた祭壇に降神して戴き、海の幸、山の幸などを献上し、建主さん、施工者が玉串を奉天します。

家づくりにおいては、最初にこの地鎮祭を行います。次に建て込み時点で上棟祭を行います。これは、棟上式(むねあげしき)とも言って、やはり住み着いた地神さまと、よろずの神さまに、工事に携わる人々の安全と無事に家が出来上がる事を祈願いたします。
この際「棟札」と言う、神職名の書いたお守り木札を小屋裏の小屋束に取り付けします。
最後は、家が出来あがり住み始める際には入魂式を行います。これは、しつらえた神棚に地神さまが住みついて「家神さま」となり、家族を護って戴くと言う意味が込められます。
これは日本古来から伝授された神道(神社)形式による儀式です。

建築業40年・・・様々な形式の地鎮祭、上棟祭、入魂祭に立ち会いました。今日のような神道によるもの、神父さんが行うカトリック形式、お坊さんが行う仏式などの儀式もあります。勿論、このような儀式を行わず、神棚もつくらない家も多くあります。何もしない家の住人が不幸になったと言う事も聞いておりません。しかし「神」「仏」に護られるかどうか解りませんがこの儀式効果は、心身ともに浄化され、家づくりに向かう姿勢が必然的に律してまいります。また、儀式を段取りする施工関係者と建主さんとが儀式を通じて「心の触れ合い」が出来る事に大きな意義がありそうです。

この地鎮祭のあとに、渡邉邸新築工事に携わる大工さんや協力業者さんが一堂に介して、ミーティングを行い、建主さんを皆さんにご紹介する「着工式」を行います。
ファースの家

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