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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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既成観念の払拭・・・北斗市

2006年05月03日 18時26分14秒 | Weblog
写真は今日5月3日、夕方の大沼国定公園、駒ケ岳です。
このファース本部本社の窓から北側にこの駒ケ岳が、南側に函館山を見る事が出来ます。
今日は休日ですが、悩みを抱えた方々からの質問回答のため出社して来ました。

今日の質問者は換気について次々と質問をしてきます。
一般の方々が一度描いたイメージ、思い込みやある種の観念持ってしまえば、その観念を払拭する難しさを痛感します。
今日の質問者のように熱交換式換気扇にとても詳しい人がいて、その中身の詳細まで質問してきます。熱交換式換気扇のエレメントの素材とかワンモーターがツーモーターなど、一般の人が聞いても全く解らないような専門用語がポンポン出てきます。
話が飛躍し過ぎで家全体が換気扇住宅になってしまいそうです。

換気扇などは家の部品の一個でしかありません。
家にはこのような部品を数万個も組み合って構成します。
換気扇も大切な部品ですが、地盤、基礎、木材、サッシ、屋根、外壁、断熱、気密、床下環境、小屋裏環境などは、実際に住んでから大きく関わってくるのです。
しかし、この換気扇オタクのような方は、あまりこのような部分に関心を示さないのです。このような方は住んでから後悔する事になります・・・

ある人は、住宅雑誌を見ていて、ひとつの家のヨーロッパ調の雰囲気のある外観に感銘し、自分の家をそのように建てようと執念を燃やします。敷地の関係で、その外観どおりに家を建てれば落雪トラブルが想定されます。その事を指摘すると施工契約の準備段階で別な工務店に変えてしまいます。外観などは一過性の自己満足なのですが・・・

このような観念の塊を持った顧客が住んでから損をするタイプなのです。
観念を捨てて、他の情報を確認するのにお金などかかりません。
既成観念は視野をとても狭くするのですよ・・・
今日の質問者の一人である換気扇オタクさんには、住んでから後悔させないように関係資料など作って送信しました。

この時間、函館山が春の夕日に反射され黄金色に輝いています。
質問がまた来ました・・・今度は過乾燥についての質問に回答・・・
ファースの家

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