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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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上棟式のご祝儀相場・・・東京~函館~北斗市

2006年05月19日 20時23分57秒 | 住まいのお役立ち日誌
今日は昨日と同じ会場の東京、渋谷駅近くの会場でファース検査員の更新講習を行いました。蒸し暑い東京・・・やっぱり北海道は爽快です。
北海道の本社に戻ったら、この時間でも黙々と研究開発室のスタッフが仕事をしていました。写真の向こうが岩山係長と同じくIAキット担当の久保田公明検査技士です。
全国の各工務店からの換気計算サポートなどの業務を夜遅くまで行っています。

今日のテーマは、住宅雑誌「リプラン」の編集局次長の津田さまが編集局に問い合わせの多い「ご祝儀の相場」をテーマとしたらどうかと、リクエストがありましたので早速取り上げました。
基本的に「上棟式のご祝儀」は建主さんの気持ちですので、ご祝儀袋の金額が決まっている訳でありません。また、ご祝儀を渡す建主さんもあれば渡さない建主さんもあります。渡す建主さんがいるので渡さないのも気がひける、となればその金額はどの程度が相場なのかと言う事にもなります。

私も工務店経営者ですから自分自身も上棟式の場面に立ち会う場合があり、また、全国、北海道から鹿児島まで各地域での上棟式の慣わしを見聞きする事があります。
調査してみると意外にも日本各地域における上棟式ご祝儀袋の中身は「棟梁3万円・通常大工1万円」がほぼ相場と言ってもいいでしょう。その家に関わる大工さんが棟梁さんを含め4人とすると、6万円の祝儀金が必要となります。また、関わる大工さんが多い場合は「棟梁2万円・通常大工5,000円」と言う場合もあります。しかし、金額ついては気軽にその工務店の社長さんや関係者に聞いて見るのも心を繋げる良い機会になるのでは・・・

最近、全国的に上棟式自体をやらなくなった風潮があります。
上棟式のような風習に関心を示さない世代が家を建てるようになった事も背景にあると思われます。勿論、上棟式を行わないから家の出来が悪くなるなど言う事はありません。
中途半端にしないで、やらないのであれば上棟式自体を執り行わない事も選択の一つです。

上棟式は以前にこのブログでも記述しましたが、そこの地神様が家神様になって戴き共住を誓うのが由来とされます。その本意は家の屋台骨をつくる大工さんとの懇親をはかり、竣工まで、また竣工してからの付き合いを友好的に行い、人間関係を構築する事が最大の意義と思われます。つまり生き神様が・・・
したがって上棟式を行う場合、やはり大工さんへのご祝儀は用意した方が良いと思われます。

気持ちだけで「有難い」と言う言葉が返って来ても、やはり気持ちにお金がついて来たらモチベーションも高まるものです。人ってゲンキンなものですよ・・・

さて、研究開発室のご両人もそろそろ仕事の目処がついたみたいです。
今日は蒸し暑いラッシュアワーの東京とひんやりする北海道です。
月曜日からの出張でしたが今夜は早めに帰るかな・・・
ファースの家

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