坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

文書伝道

2008年02月23日 | 坊主の家計簿
 2月23日

 食類  ちくわ       78円
     うどん玉      18円
     牛肉       354円

 合計           450円
 2月累計       85644円

 大阪『も』と書いた方がエエのやろ。大阪もえらい風。雪は降れへんかったけど、雲の動きが早く雨になったり晴れたりと。
 23日はそれ程忙しくなく、早めに帰宅してネットでユニクロ情報「狙ってるジャケットがバーゲンしてないかな?」と。まあ、ユニクロだし、定価で買ってもエエのやけど、今買っても、今着れるわけでもないし。
 ついでにブログのコメント書いて、テレビ見てたら速攻寝る。
 2日振りの夕寝。やっぱり夕寝はエエのぉ。。。深夜に酒を飲みながらブログを書くには夕寝やで。深夜の娯楽でっせ。

 さっきパソコンを立ち上げてメールチェック。アマゾンより橋爪大三郎監修『家庭でできる法事法要』っちゅう本の宣伝メール。面白そうなのでチェックする。まあ、『仏事は大事やけど、坊さん呼んだら金がかかるし、だからといって法事法要をしないままっちゅうのもよくない。だからこういうプランはどうですか?』っちゅう本なんだろう。

 しゃて、破産管財人・橋下新知事の下、大阪では府立の様々な施設の見直しが始まっている。とりあえず「図書館以外は全て0から考え直す」との事。昨日も書いたが、ドーンセンター(府立女性総合センター)なんぞはあんなにデカクなくてもエエわけやし。
 単に「女性のため」という大義名分でもって金を使いたかったのだろうし。反対したら、「あなたは女性問題についてどう考えて居るのですか!」と(笑)冷静に『施設』として考えりゃエエのだが、『女性』『子ども』『障害者』に関してはどうも思考停止に陥る事は、逆に箱ものを作りたい人にとっては絶好の理由になるし。こういう形でも『弱者』は利用されるわけやね。
 ドーンセンターは箱ものがデカイから施設として利用出来て居ない部分がある。プールは物置になっているらしい(笑)なんでドーンセンターにプールが必要なのか解らないのだが。プールなら他にもありまんがな。ホールだって、大阪には他にも沢山ある。別にドーンセンター専用のホールなどなくても構わない。専用ホール等を作ってしまうから余計に経費がかかる。

 お寺には『本堂』というものがある。真宗寺院の本堂は集会所みたいなもの。御本尊がある集会所。
 調べた事等全くないのだが、全国の真宗寺院の本堂の稼働率はどれくらいなのだろうか?葬儀等も最近は葬儀会館等でやる事の方が多くなった。地域差があるのだろうが、最近は交通の便もよくなったし、本堂は各地の本山直轄の大きな寺だけで済んだりして(笑)「○○寺の報恩講は何月何日の何時から○○別院で」とかでんな(笑)

 本堂というのは高い。作った事がないけど、作った人の話によるとやっぱり億単位。何億とかの話。何億の経費と、メンテナンス費用。ロウソク、線香、花代等の経費。諸々の金がかかる。
 うちの実家も大谷派の門徒である。そこの住職、ちゃうわ、ややこしい理由で住職ではないのだが、まあ、住職さんとは個人的に親しいので、「その寺が修復するから金を出せ」と云うのなら、個人的には出してもエエかな?とも思うが、○○家として出すのは「何でやねん」になる。「なんで出さなあかんねん。出さんと地獄に堕ちるのなら勝手に落とせ」っちゅう話でっせ。

 大阪の葬儀の御布施の平均はだいたい15万から20万。法事で3万から5万ぐらいか。まあ、高い。葬儀や、法事の拘束時間から考えると高い。だが、『寺』という金のかかるものがある。
 寺が寺として機能している、それは当然個人的なもの。個人的に大切な寺に対してなら、その金は大切な寺に廻るのだから、まあ、構わない。自分にとっての大切な『場』であるのなら。
 
 都市部の中途半端な新興住宅街で生まれ育った私にとっては、実家に御参りに来ている坊主の寺はほぼ関係がない。関係のない寺に対して高額な『御布施』という金を払う気がやはり持てない。
 だから、橋爪大三郎監修『家庭でできる法事法要』っちゅう動きは注目に値する。きっと私と同じ世代がそろそろ喪主になる頃だし。
 「喪主になりました。葬儀がありました。法事しないといけません。」その度にこの不景気な世の中で高額な金を坊主に払うのは、そりゃイヤだろう。
 坊主には坊主側の理屈がある。だが、それは『門徒』には関係ない話。門徒が『客』みたいな感じでは。
 この辺が、チャンスだと思うのだが。ビックチャンスだと思うのだが。
 『門徒』は『客』ではない。同じサンガの構成員である。同じ仏弟子である。
 この同じ仏弟子である、同じ仏弟子になる、っちゅう事だけが将来に渡ってサンガの存続に関して、具体的なら『寺』の存続に必要不可欠だと思う。金銭面でも。
 大切な場であれば、やはり守りたいし、その場にかかる金銭の負担は大切な場だから出す。そんなもんやろ。『新興宗教』と呼ばれてる教団をみてみい。
 
 私が子どもの頃に実家に御参りに来てた坊主は藤谷大圓さんと云う。もう亡くなられたが。
 藤谷大圓さんが、文栄堂という所から『文書伝道3』という本を出している。本の冒頭に『中外日報主幹 高橋良和先生』の講演の主旨が『文責 藤谷』として載っている。これが無茶苦茶刺激的であって、当然、今でも、いや、今だから通じる話も沢山ある。ほんの少しだけ紹介。具体例も書いてあるが省く。
 
【仏立、天理、金光は何れも開宗百年であるが、夫々三百万内外の信者をもっている。今迄は寺からの伝書文章は読まなかった者も、一度創価学会に入るや折伏聖典をもって近隣へ乗り込むのが実状であることを考えてみたい。
 世間には、既成仏教々団の奮起を渇望している人々が多いことも忘れてはならないであろう。
 次代の信者を養育するためにも「迎える」のみでなく「出かける」教化をせねばならない。】

 これは昭和40年の話。大谷派では教学研究所から『釈尊読本』が刊行された年。

【最後に、各宗派の祖師方は何れも身を伝道に捧げ、血みどろの布教に一生を尽くされたことを改めて偲ばなければならない。それは決して「守り」の態度ではなかったことは云うまでもない。】

 本のタイトルは『文書伝道』。

 橋爪大三郎氏は社会学者。
【どんなに世の中が変化しても、変わらない真実があります。たとえば、人間の生き死には、個々人の自由になりません。そうした真実をみつめることが、自分の生き方を反省し、家族のきずなを確かめる基礎になると思います。】(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4770501986/ref=pe_snp_986より)

 『家族』で限定されるのは「ちょっとなぁ。。。」とも思うが、まあ、最小単位の共同体。
 ブッタ釈尊も
【「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。ーーーこのことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。 】(ダンマパダより)
 と云う。
 橋爪大三郎氏、エエ仕事してまんな。
 ワテも適当に頑張ろ。

 そして、そして、上記と全然関係がないのだが、なんと、なんと、先程ミクシィを開いたらコミュニティ情報で宇都宮まきちゃんがブログを開設したらしい!!!
 http://utsunomiyamaki.laff.jp/
 これでますます宇都宮まきちゃん情報が手に入りやすくなり、まきちゃんファン度が上がるであろう。まきちゃんファンも増えるであろう。
 
 坊さんのブログも『文書伝道』として、結構エエもんでっせ。

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2 コメント

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ブログ (れんじ)
2008-02-24 10:28:10
うん、ブログは文書伝道になると思う。ただぼくは読むほうに忙しくてなかなか書けないでいるけど。
日課として書く、っていうのはいいかもね。何もないような日でも、何か書いてれば、書くことは出てくるもんやろから。
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Unknown (エロ坊主)
2008-02-25 00:13:41
 れんじさんやったら書く事一杯あるでしょ。文章書く人やねんし。
 ただ、『目標を持って書く』方がイイのかな?
 こういうのはどうでしょうか?
 『オーストラリア人に鯨を喰わせる計画。』
 まずは、オーストラリア人(除くジェフ・ウイリアムス)が如何に横暴で、如何に知的水準が低いのかを証明し、それ等の原因は全て、『知能の高い鯨を食べないから』である事を証明するのです。証明しなくても『でっち上げる』のです。
 あるいは、オーストラリアの登校拒否をしている人の親に「それは鯨を食べさせないからです」とか、悪霊に取り憑かれた人に「鯨を食べれば治ります」とかでんな。。。
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