坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

マナー

2008年02月15日 | 坊主の家計簿
 2月15日
 
 1円も使ってません。

 2月累計           67787円

 まったりゆっくり過ごす。
 久しぶりに探偵ナイトスクープを観る。何やらABC(朝日放送)の新人アナウンサーで『啜れない』人がいるらしい。麺類を啜れない。麺類を音を立てて食べれない。麺類なんぞを音も立てずに食べてて美味しいとは思えないのだが、まあ、食べ方が下手だったようだ。番組内で見事問題を解決して音を立てて麺を啜る事に成功。
 当然の如く『ラーメン屋の孫』を思い出す。
 どうでもエエのだが、あのニュース(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071227/tnr0712270940000-n1.htm)って、ラーメン屋の孫が「そばを音も立てずに食べようとしていた」から怒ってたのが真相だったりして。いや、ニュース内容自体よく知らんわけだが。「なんじゃい、その麺を啜る音は!もっと音を立てて食べるもんやろ麺類なんて。爺ちゃんに謝れ、そんな音で食べてる事を爺ちゃんに謝れ!」だったりして。どうでもエエのだが。
 
 食事のマナーって、どうでもエエ事とどうでもよくない事がある。
 乾杯する時にグラスを合わせる。あれはマナー違反である。クソ高いグラスが割れたらどないしまんねん。クソ高くなくても少しエエグラスは薄い。薄いから割れやすい。行った事もないし、生涯行くつもりもないが、エエBARではグラス担当の人がいるらしい。そりゃそうだ。開店前にグラスを磨いて、使ったら洗って磨く。専門家が居てもおかしくない。なんだが、これも多くの店には関係なく、まあ、『ASAHI』とかデカデカ書いたビールジョッキーなんぞはぶつけようがなにしようがどうでもエエわけであって。マナーを守ってビールジョッキーでの乾杯の時にジョッキーを合わせなければマナー違反だろうし。まあ、どっちでもエエのだろうが。
 
 ウイスキーの水割りに氷を入れない。これはそっちの方が美味しいし。元々製品にする時に水で割っているのだが、40度ぐらいが強ければ好みの量で水を割って飲めばエエ。あまり勧めないが味が解り難くてもエエのなら氷を入れてもエエ。冷たいのが美味しければ氷を入れてもエエ。
 ワインだって、日本酒だって、好みで水を入れようが氷を入れようが、ソーダで割ろうが、味は好みやし、飲んで「美味しい」と感じるのが作った人に対するマナーなんだろうし。

 食事ちゃうやんけ。。。酒のマナーになっとるのぉ。。。

 音を立てて食べる事が『はしたない』。お上品ではない。
 食べる事と排泄する事と生殖行為にお上品もクソもないと思うのだが。。。動物でんがな。所詮偉そうぶってても人間なんぞ。
 とは云え、今日の探偵ナイトスクープの新人アナウンサーが女性であったり、また、ラーメン屋の孫も女性である事から想いは飛ぶのだが、そういう事を気にする女性が多くいるのだろう。それで苦しんだりしているのだろう。

 我が街・大阪では橋下知事の下で大幅な財政カットが行われようとしている。
 ドーンセンターもその中のひとつ。
 行った事がある人は解ると思うのだが、もう一見して「バブルや!」っちゅう建物。一度彦摩呂を連れて行ってなんと表現するのか見てみたい。とにかく無駄。意味の無いゴージャスさ。空間の無駄。
 何度か利用した事もあるのだが、会議室もヒマ。稼働率がどれくらいなのか知らないが、まあ、民間ホテルなら間違いなく潰れている。ワンフロアーで会議室を利用しているのは行った先の団体だけだった事もある。ようするにあんなにデカくゴージャスな建物を作ってしまったのが間違いだったのだ。機能だけを果たすのならもっと小さくても良かったと思うのだが。
 あるいは、これは『大阪市』の管轄になるのかな?リバティ大阪とピース大阪との複合施設にするとか。立地条件はドーンセンターが一番なんだし。ドーンセンターぐらいデカければ両方とも入りまっせ。
 まあ、それが出来なければ建物を売り払う事には賛成だが、機能をなくす事には反対だな。小さな建物に引っ越すとかすれば経費も今程かからんでもエエわけやし。

 で、女性の為の食事マナー講座を開くのだ。あ、これは『ドーンセンター主催』でホテルの宴会場を借りてやるのがエエだろう。
 まずは『パスタの食べ方』。
 先生「箸で食え!っちゅうか、好きに喰え!」
 生徒「え?好きな食べ方をしてもイイのですか?」
 先生「食事でっせ。所詮。獣、獣。ハッハッハッハ!」

 続いて『女性としての排泄行為講座』
 先生「ブリブリ!でっせ、ブリブリ!」
 生徒「そんな、はしたない。。。」
 先生「獣でっせ、獣。ガハッハッハ!!!」

 続いて『女性としての生殖行為講座』
 先生「今日は特別講師として間寛平さんに来て頂きました。では、間先生、宜しくお願い致します」

 女性は女性になるのではなく、元々女性だ。
 『なる』女性は、造られた人工的な女性であり、それが『女らしさ』っちゅうやつなんだろう。
 男もしかり。
 そんな人工的な造られた幻想、妄想に縛られ、「女らしくない」「男らしくない」等と云う事は、人間としてのマナー違反だ。
 そんなマナー違反を『品格』だの『品位』だのと云う方が、品位も品格もない。

 急に話はオウムに飛ぶ。オウム真理教。
 オウムの最大の失敗はやはりサリン事件であろう。
 ポア。金剛乗。それはオウムにとっての真理だったのかも知れないが、所詮『オウムにとっての真理』でしかない。オウムにとっての真理が他の人達の真理と一致しているはずがない。ブッダは『目覚めた人』の意味だが、オウムは自分達の価値観に埋没してしまった。

 これまた話は飛ぶが、細木某氏。よく知らんのだが、テレビで色んな事を云っているらしい。先日も門徒さんから相談を受けたし。受け答えした後に諸々考えるのだが、まあ、あれは極端な例で表現するのなら、「ラマダーンの時期に断食しないと御浄土にいけない」みたいなもんだ。色々な宗教が混じり合っている。その上での細木教。まあ、新興宗教みたいなものであって、それ以上でもそれ以下でもない。細木氏の教えが他宗教に当てはまるわけがない。

 またまた話は飛ぶが、真宗坊主の幽霊話。
 結構、バカにする人が多い。のだが、ちゃんと大谷派の真宗聖典にも

【(虚空よりの声)「大王、一逆を作れば、すなわち具にかくのごとき一罪を受く。もし二逆罪を造らば、すなわち二倍ならん。五逆具ならば、罪もまた五倍ならん、と。大王、今定んで知りぬ。王の悪業、必ず勉るることを得じ。やや願わくは、大王、速やかに仏の所に往ずべし。仏世尊を除きて余は、よく救くることなけん。我今汝を愍れむがゆえに、あい勧めて導くなり」と。その時に大王、この語を聞き已りて、心に怖懼を懐けり。身を挙げて戦慄す、五体掉動して芭蕉樹のごとし。仰ぎて答えて曰わく、「天にこれ誰とかせん、色像を現ぜずしてただ声のみあることは。」「大王、我これ汝が父頻婆娑羅なり。汝今当に耆婆の所説に随うべし。邪見六臣の言に随うことなかれ。」】(258ページより)

 と、幽霊が出てくるのだが(笑)
 幽霊、っちゅうのは私も見た事がある。っちゅうか、幽霊に首を絞められました(笑)首を絞めてた幽霊が死んだ人だったので「お前死んだんと違うんけ!」と叫んだ(つもり)ら消えたけど。
 幽霊、っちゅうのは、『いる』「いない』よりも、『みる』『みない』で話すべきだと思うのだが。まあ、『共感覚』みたいなもんであって、そういう人が居てるだけの話。みる人もいれば、みない人もいる。『いる』『いない』の論ではなく、『違い』の話。
 その違いを認められん真宗坊主は修行が足らんぞ(笑)

 あ、マナー。
 世の中には多くの違う人が居る。
 当然、認められる違いと、認められない違いがある。
 でも、『違い』には違いない。
 私は『私』としての価値判断だけで生きているし、それは他の人もあまり変わりないのではないかと思う。
 ブッダは

【一方的に決定した立場に立ってみずから考え量りつつ、さらにかれは世の中で論争をなすに至る。一切の(哲学的)断定を捨てたならば、人は世の中で確執を起こすことがない。】(『並ぶ応答・小篇』より)

 と云う。私は偏見を捨てる事が出来ないが、偏見は偏見でしかない。偏見を偏見と気づかしてくれるのは他者、異者である。
 そういう私にとってのマナー違反とは、違いを認めない事である。
 当然、押し付ける気はない。
 ただ、ラーメン喰ってる時にズルズルと啜って音を立てている事を批判されたら、「お前。ラーメンを音も立てずに食べててしんどくないか?」と言うぐらいだろう。
 すんません。。。嘘つきました。きっと「アホかボケ。お前はラーメンで首吊って死ね!」と言うかもしれません。。。そんな上品な人間ちゃいますし。