坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

悪人雛

2008年02月29日 | 坊主の家計簿
 2月29日

 食類  焼きイカ       100円
     サンマ野菜あんかけ  200円

 合計             300円
 2月合計        121015円

 ふぉ~っと。公文筆ペン練習テキストが段々と難しくなって来て大変。エラい神経使うわ。なのでボンヤリしてます。

 ひな人形って、7段飾りぐらいなんだろうけど、あれが100段ぐらいあったら面白いのになぁ。100段あったら大変でっせ。あれは7段ぐらいやから雅な世界しか表現出来ひんのやろうけど、100段あったら100段目で牛の皮を剥いでる人が出てきまっせ。
 「これは非常に人権教育的に宜しいので、是非作りましょう。」
 っちゅうて作るから行政から赤字が無くならんのや。まあ、作る業者が儲かるのやろうけどな(笑)
 
 っちゅう事で格差雛。
 最上段にビルゲイツ夫妻(結婚してるのか?)が居て、1000段ぐらいに。下の方は餓え苦しんで居る人達の雛壇。
 う~ん。。。国連に作って貰いたいのぉ。。。って、そんな金があるねんやったら、作る業者を儲からせんと、その分の金を餓え苦しんで居る人に廻せよな。

 ちなみに内裏雛も格差雛もテッペンから一番下までみんな苦しんで居るわけでんな。

 差別というのは当たり前の話だが、差別する人が迷っているだけの話である。
 だからと云って、差別される側が迷っていないわけがない。ただ、『する側』『される側』の相互関係においての現象でだけ。
 差別する人が差別をしなくなくなったからと云って、つまり雛壇上部に居ている人が、雛壇下部に居ている人に対して差別をしなくなっても、当然『苦』はなくなるわけがない。
 「ああ、良かったわ。。。ようやく差別されへんようになったわ。これで安心、安心と。ん?なんか腹が痛いぞ。何でや?何があってんや。差別が無くなったら苦しみがなくなるのと違うんけ。あれ、段々と体の力が抜けて来よるぞ。なんでや?ひょっとして死ぬのかオレは?」
 みたいなもんでっせ。

 悪人雛っちゅうのはどうだろうか?より多くの苦を感じれる状態にある人から上部へ。
 つまり、内裏雛、格差雛の上下を逆転させたら、ほぼエエやろ。
 思い通りに生きれない人の方がより多く『思い』を問うチャンスが豊かにある。
 人が作り出した『思い』の幻想を世間に問うチャンスが豊かにある。迷いは共にある。だが、その迷いを告発するチャンスが豊かにある。苦を告発するチャンスが豊かにある。
 
 『思い通り』に生きれる事が幸福とは世間的な意味合いでの幸福かも知らんが、それで本当の幸福が得られるのなら釈尊が出家なんぞするわけがない。
 思い通りに生きる事を推奨する仏教は仏教でもなんでもないと思うのだが。
 そういう『思い通り』に生きようとしている人達を見捨てずに告発して、共に学び生きて行く事が仏教だと思うのだが。
 経済生活が豊かになって、社会差別がなくなった『だけ』で本当の幸福なんぞあり得るわけがない。

 と、明日から3月なので、ボンヤリ思う。

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