坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

三方よし

2008年05月15日 | 坊主の家計簿
 5月15日

 外食  かき揚げポパイ蕎麦   452円
     半チャンラーメン    690円
 雑費  タバコ         300円
     のど飴         100円
     よなよなエール6   1620円
     タンガ・クラブ     500円
     プカプカ       1500円
     ドグラマグラ     1400円
     漫画喫茶       1700円

 合計             8262円
 5月累計          57625円

 じゃん。
 次の日が休みだったので仕事が終わった後に飲みに行く。う~。。。週末のビールは特に美味いのぉ。。。
 
 一件目に選んだのは『タンガ・クラブ』
 ブログが出来たらしいからアドレスを貼りますが、Macブラウザのサファリでは落ちます。御注意下さい。
 http://thangka.cocolog-nifty.com/blog/
 ここは仏教コミュニティースペース。だから『バー』ではない。坊主バーの後継店でもあるのだろうが、『バー』ではない。まあ、なんちゅうんですか?『仏教』という目的で様々な人が集まって来る『場』。だから、入る時に500円払って、自分が持ち込んだ酒を飲む。店にある酒はカンパを払えば飲んでもエエらしい。
 まあ、坊主バーよりもより一層『寺』に近づいた感じかな?寺に遊びに行く時に酒とか持って行きますやん。で、持ち寄った酒でみんなでわいわいガヤガヤしまんがな。あれでっせ、あれ。

 店に坊主バーに置いてあった仏像があったのだが、顔に落書きされていた。何やらタンガクラブに来る前から落書きされていたらしい。
 まあ、これが閉店まで数年の坊主バーの象徴やろな。仏像が置いてあった場所から考えるに誰が落書きしたのか知らんが、まあ、店のスタッフが関与しなければ落書き出来ない場所にあった。店のスタッフは落書きを承諾したわけでんな。どんな坊主バーやねん(笑)。仏教話しが出来ないだけでなく、仏像にまで落書きするか。そりゃ、潰れて正解やったな。潰れて良かった。宗教とか、信仰とかに対する礼儀も最低なら、客商売としても最低だったし、まあ、『坊主バー』という看板がなければとっくの昔に潰れていたのだろうが、最後は仏像にまで落書きするか。ちょっと、人生をナメ過ぎやな。

 新しい店はそんな事は当然ない。キチンと人間を大切にしはる方がやられておられるので、安心して行ってみて下さい。
 
 タンガクラブのマスター(?)とは一緒に仏教を学ぶ仲間でもあるのだが、それ程詳しくない。だが、オープニングパーティーの時に私が仏事について喋って居たら、マスターと同じ会社の方が、「まさに○○(マスター)の理念にピッタリやな」と笑ってはった。この日はじっくりと喋る事が出来て、多分、仏事に対する認識がかなり近い事を確認出来た。
 あ、『仏事』とは解りやすくいうと『葬儀』とか『法事』とかの事ね。それを包括して『寺社会』といってもエエかもしれんが。
 よって、特に現状の寺社会に対する問題意識を抱えておられる方々には特にお勧めである。多分、ここから日本の仏事が変わっていける気がする。

 『三方よし』。つまり、『売り手よし、買い手よし、世間よし』の近江商人のお商売の基本概念。
 『売り手』つまり『寺』『僧侶』側にも問題意識を抱えて居られる方々が多くいるだろうし、『買い手』、つまり『檀家』側にも問題意識を抱えている人達が多く居られるであろう。その互いの問題意識を議論し合い、つまり『仏事』とはなにか?と云う事を根本から問い直して行く作業は結果『世間よし』、つまり日本の仏教界にとってかなり貴重な事であると思う。
 仏事は『しきたり』でなく、宗教行為なのだ。自覚的な信仰なのだ。
 
 タンガクラブのマスター(?)には個人的経験から来る強烈な問題意識と、実行力がある。
 多分、遠方からでも来る価値はある。と思う。

 まあ、単なる仏教コミュニティーサロンだから、気楽に行ってもエエのかも知らんが、よく知らん。
 とにかくお勧め。