坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

山伏弁円

2006年08月02日 | 坊主の家計簿
 8月2日

 雑費   回数券           3700円
      洗濯洗剤           198円
      タバコ            300円
 食類   鯖きずし           100円
      ウニ穴子飯          200円
      おくらおかか和え       112円
 飲み代  イタリア居酒屋       2000円
      ドグラマグラ        1400円

 合計             8010円
 8月累計          24386円

 腹が。。。さっき終電で帰って来て、本来ならもっと早い時間に帰って来て晩ご飯にする予定だったウニ穴子飯の4分の1ぐらいを冷やし茶漬けにして喰ったら、一気に腹が。。。残りは明日電子レンジであっためて食べよ。

 と云う事で本日は教団問題の学習会→坊主と飲み→久々のドグラマグラ。

 【聖道の諸教に行証があるならば、吉水の法然の教団、念仏の僧伽を、国権をもって弾圧しようということはないわけです。国の権力をかりて弾圧したということは、聖道の諸教にはこれを自ら行証をもって制する力がなくなっているということになるかと思います。】(蓬茨祖運選集12巻285ページより)

 今日もチラホラ話しに出てたのだが、なして坊主は自分がやっている『仕事』に自信を持てない人が居るのか?
 例えば明日も私は月参りだが、当然自分がやっている事に対する限界は感じる。しかし、その『限界』は逆に云うと自信の裏返しでもある。私は私がやっている『仕事』に誇りを持って居る。持って居るが故に限界も感じる。別に投げ出してなんか居ない。どっかの家に上がり込んで、その家で(多くは)一対一で話せる機会なんて非常に貴重な体験だし。
 だいたい月参りに自信がないねんやったら金返せよな。イヤイヤやってるねんやったら金返せよな。

 で、私は『ヨソ者』だった。『ヨソ者』から教団に入って坊主の仕事をしている。
 大真面目に「大谷派って凄いぜ!」と誇りに感じる。限界は現時点あるにしても。

 よって、大真面目に大谷派教団も、後鳥羽上皇の女官を念仏に帰依さすような魅力をもっと出していけばいいわけであって、例えば今なら、大峰山の行者のそいあいの女人を念仏に帰依さすような魅力を打ち出していけばええわけであってだな。
 ついでにかなり神話化されているんだろうけど&かなりややこしい事情なのかも知れないが、山伏弁円の話もあるわけでやな。。。
 
 と、昨日の続きを若干書いて寝よ。

 あ、帰り道で『ハッピー』の幸子はんに会ったけど、店辞めたらしいねんな。。。知らんかった。

 現在のニフティ検索1位は『亀田 八百長』なり(笑)
 ホンマはそっちの方、つまりカルトは他を責めるが身内は責めない。とか、あるいはこの間の奈良の放火少年が親父に会った時にいきなり頭を下げた、と云う様な『怖さ』を書きたかったんだが、また今度。
 ただ、不平、不満、愚痴、文句、批判が出来るのは非常に『健康的』な事であって、例えば飼いならされた闘犬が飼い主だけには服従するような『怖さ』。

 で、今日も学習会でチラッと出てた問題やけど、『よゐこ』。批判出来ないよゐこ。「いや、それは違う」と云えないよゐこ。「あなたと私は違うんだもの」で引き蘢るよゐこ。
 と、批判仏教が好きな私は感じる。『違い』を徹底的に確かめる為に『私は私。あなたはあなただったんだ』と、それぞれの『個』と同時に『そこに共に生かされている』と云える様な大地の発見なくして、僧伽もクソもないやろ。だいたい自己批判なんぞ甘ったれたもんにしかならんねんし。故に「それは違う。間違って居る。」と云って呉れるのが僧伽やと非常に他人に甘えています。

 あ、歯磨きしな。