今回初めて山越えの古道と海辺の遊歩道を歩き山と海を同時に楽しんできました、JR富浦駅近くの空き地に駐車し富浦駅発(8:13)の電車に乗って隣の岩井駅(8:19)で下車、出発準備をして駅前(8:27)から歩き出しました。
車がひっきりなしに行き交うR127の道を南に≒2km程進ん所の高崎トンネル入口(8:52)から車も人も通らない静かな旧道に入り更に南に≒1km程進むと小浦トンネル入口の国道に出ました、国道を横断して峠への古道に取り付きました。
古道入口で身支度を整え歩き出し(9:07)直ぐ右折するとモノレールが左手の尾根を上えと延びていましたが道は真っ直ぐ南に延びていたので何の疑いもなく道なりに登って行きました、すると次第に藪が濃くなり荒れたソテツ畑に出て行き止まりとなってしまいました。
何処か尾根を登る踏跡はないかと探しましたが見つかりません、仕方なく出発点まで引き返し出直す(9:19)とモノレールに平行して左手の尾根に登る苔むした石段が落ち葉に埋もれてありました、またしても初っ端から分岐を間違えるチョンボをしでかしたのです。
滑らない様に注意しながら石段を登ると殆ど道らしき形跡はなく僅かな踏み跡を辿って急傾斜を更に登ると間もなく古道らしい幅のある道に出ました、ここまでのルートの一部はショートカットの踏み跡らしいのです。
ここからは山腹を巻きながら登るとやがて切通しの南無谷峠(9:31)に登り詰めました、峠からはソテツ畑の中の道を南に下ると間もなくほぼ平坦な道になり暫く歩いて行くと周りにはソテツ等の畑がそちこちにあり働いている人も居ました。
暫くしてコンクリート舗装の急坂をジグザグに下ると南無谷集落(10:00)に出ました、広い道を南に進んでR127に出た後国道(10:22)を左折(東)して七面山を目指し集落の中を道標に従って進むと内房線の線路脇に出ました、近くにお年寄りが散歩していたので尋ねると「この先を左に曲がるんだ」と教えてくれました。
線路沿いに数十メートル南に進んで突き当たリを左折すると農家の長屋門の前に出たので間違えたと思い引き返して周りを良く見ると左に曲がった細い道が畑の畔にありその先から石段が尾根に延びているのです、「これだ!」とばかりそこを登りました、するとまたもビワ畑に登り詰め行き止まりになってしまいました。
結局最初に長屋門の前に出たルートが正解だったのです、漸く七面山登り口の石灯籠前(10:50)に着きました、一息入れて「男坂」の急階段(211段)を直登し七面堂前に登り着きました、小休止して更に頂上の「奥の院」(11:00)に登り参拝して復路は「女坂」のコンクリートで固めた急坂をジグザグに下り石灯籠前に下りてそこで昼食休憩(11:15)(11:35)にしました。
昼食休憩の後R127まで戻り国道を横断して南無谷海岸(11:50)に出ました、海岸沿いの道を南に500m程進むと法華崎遊歩道に入り絶景を眺めながら「たまには海を眺めるのもいいもんだ」とひとりごとを言いながら遊歩道をのんびり歩きました。
小さな漁港に着くと左手に「けさがけ松」の道標があったので寄ることにしました、ガイドブックには「民家脇を抜けて山に登る」と有るので(12:15)道標に従って登って行くと深い草叢で次第に藪も濃くなり道が分からなくなりましたがコンパスを頼りに丈が2m位ある草薮をかき分け進むと次第にむき出しの腕がシパシパ、チクチク痛くなリ我慢出来なくなったので止めて引き返えしました。
諦めきれずどこか登れるルートはないかと探してあちこち藪漕ぎしながら歩き廻りましたがやはり駄目でした、民家の脇まで降りてきてら初老のご婦人が出てきて「何処へいらしゃったですか」と尋ねてきたので事情を話すと「2年前までどこかのお年寄りが良く登っていましたがその人が亡くなったので道は荒れてとても登れませんよ」との事でした。
ご主人も出て来て三人で暫くおしゃべりしてから帰路(12:55)に就きました、国道に出て富浦駅前を通リ駐車場にゴール(13:23)しました、所要時間5時間56分、歩行時間4時間10分、≒12km、≒19,000歩でした。
今回は山蛭に取り付かれなかったけれどその代わりイラクサ(刺草)で腕を擦リシパシパ、チクチクの痛みは翌朝まで残りました、今回も分岐が分からず三回もうろついて一時間近くのロスタイムを出してしまいました、然しそれ以上に法華崎海岸の絶景を眺められたのは楽しいハイキングになりました。
HP URL outdoor (hacca
歩いた軌跡(1/50,000)の縮小図