梅雨の晴れ間になると猛暑日になるので今回は曇りで比較的涼しい日を選んで出かけましたがそれでも大汗かいて歩きました、一等三角点は千葉県下26点ありますがせめて房総半島半分(南部&東部)は回ろうと思っていましたから今回でその目的(12点)は達成しました。
【Ⅰ△養安寺台】
今回の2点はともに東部で一つは大網白里市にある「養安寺台」(78.6m)です、この基準点はもともと現在の位置より直線距離で約700m南西にありましたが圏央道(R468)にぶつかることになったので8年前に現在地(季美の森・あけぼの公園)に移転したので古い地形図にはなく確認するのに苦労しました。
公園の近くまでJR大網駅からバスで行き近くの住民に「あけぼの公園はどこにありますか…」と聞いても誰も知らないと言うのです最後に散歩している方に聞いたら「なんと言う公園か知らないがこの上に公園はあるよ…」と教えてくれたのです、GPSの経緯度からするとその公園らしいので階段を上って行きました。
登ると真ん中に鉄塔の立つ狭い公園でしたが基準点を探し始めたらどこからともなく突然初老の婦人が現れ散歩だと言うのです、「何してるんですか…」と言うので「一等三角点を探しているのです…」と言うと「これではないですか…」と白い標柱の立つ標石の所に案内してくれました。
突然の偶然ですが何か基準点のほうから招き寄せてくれたような気がしました、いろいろお話を伺うとこの方も山登りが趣味でよくハイキングにも行くと言うのですっかり意気投合して暫らくおしゃべりしてから帰路に就きました、帰りは駅までウォーキングです。
【ポイントタイム】
季美の森BSスタート(10:25)…(公園を探し回る)…Ⅰ△「養安寺台」(10:32)(10:37)…JR大網駅ゴール(11:45)、所要時間1時間20分、歩行時間1時間10分、歩行距離約5.6km、累計標高266m、歩行数約8,500歩。
【Ⅰ△片貝】
もう一つの基準点「片貝」(2.88m)は九十九里町の九十九里浜に面した漁港の近くにありますから標高は恐らく日本一低いのではないでしょうか❓ JR東金駅を降りたところからバスで基準点に最も近いBSまで行こうとして運転手に「漁港に一番近いBSでおろしてください」と頼んだら「西之下」BSだと言うのでそこで降りましたがここから凡そ2.5km程歩くことになりました。
兎に角この基準点探しも大変苦労しました、一等三角点ガイドブックには「松林の中にあり…子安神社の社脇の藪が刈り込まれた広場…」とありますが松林はどこにも見当たりません、しかも地元の人たち数人に「子安神社はどこにありますか…」と聞いてもみなさん知らないと言うのです。
最後にそれらしい近くまで行くと道路工事をしている人達が数人いたので「この近くに神社はありませんかね…」と聞くと「あるよ・・その藪の裏に…」と言って一人の方が案内してくれました、そこに立派な子安神社が藪の陰に隠れていました、そのすぐ奥の雑草の繁茂する中に立派なⅠ△「片貝」がありました!今回はこれで2点とも街の端にあり山歩きはできませんでしたが苦労の末無事見つけることができて他のそれに劣らず達成感は大きなものでした。
【ポイントタイム】
西之下BSスタート(13:07)…(漁港の周りを探しまわる)…Ⅰ△「片貝」(13:57)(13:59)…北之下BSゴール(14:20)、所要時間1時間13分、歩行時間1時間、歩行距離約4.6km、歩行数約6,500歩、 【二ヵ所合計】所要時間2時間33分、歩行時間2時間10分、歩行距離約10km、歩行数約15,000歩。
《追記》
後で調べたら一等三角点で標高の日本一低いのは佐賀県佐賀市にある点名「大詫間」(おおたくま)(2.07m)でした、したがって「片貝」(2.88m)は二番目に低いことになります。
HP URL outdoor (hacca.j
Ⅰ△「養安寺台」(78.6m) 道路真中公共基準点 ササユリ
Ⅰ△「片貝」(2.88m) 子宝の神・子安神社 ハナゾノツクバウツギ
Ⅰ△「養安寺台」の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図
Ⅰ△「片貝」の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図