風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

雄姿仰ぎ見て・・・物思う

2006-12-06 08:31:28 | 開田の風景

 

 Welcom   本日 午前6時 マイナス3,5度

 

昨夜寝る前に窓から外を見ると、なにやら明るい・・・

月明かりかな?・・・と思えば雪明りでした

薄っすらですが屋根が白くなっていました。

去年のように一日でドカン!・・・と積らず、今年はこんな風に

少しずつ積るのでしょうか・・・=?

で、久しぶりに御嶽山の雄姿であります。 

 (早い時間に撮れば空が青かったのですが、雲がでて空と雪の境目が

はっきりしません。手前の畑が白いのは雪と凍っているところです。)

昨日開田に着いて、「暖かぁ~いやん

陽の当たる所は10度ありました。ところが家の中は3度。

留守中の最低気温を調べると、外が-11度、中が0,7度。

心配していた植物も大方は無事でしたが、2~3シンナリしている物も・・・

元気になるかどうか、薪をどんどん入れて焚くのですが、

一度冷え切った室内の温度はなかなか上がりません。

2時間かかってやっと5度上がる程度です

外の-11度は多分昨日の朝の温度だと思います。

 

昨日の帰りの電車(近鉄)の中での事。。。~~

前に座っていた高校生の女の子、見た感じでは「今どきの・・・」女の子でしたが、

つり革を持って本を読んでいる私に、 何か言いにくそうに、

あの~、座りますか?」 私いえ、大丈夫ですよ

もうすぐ降りますから・・・どうぞ」 私降りられたら座りますので・・・」

でもしんどそうですよ・・・」 私いいえ、ホント大丈夫です・・・有難う」 

女の子が降りた後に座りましたが、心の中に意外さと嬉しさと*

「今どきの・・・」女の子に親切に言われて、ほっと心が温かく・・・

でも疲れた顔をしてたのか、年寄りに見られたのか内心複雑でした

(自分ではそんなに老けた服装ではないつもりだったのですが・・・)

よく老いを感じた時・・・の出来事に、

「座席を譲られた時」と言いますが、ついに来たか・・・

 

昨日のブログに今の私にはストレスがない・・・と書いたのですが、

その理由を代弁してくれる文章を見つけました。

今読んでいる桐野夏生さんの「魂萌え」の中に、

独りでいるということは、穏やかで平らかな気持ちが長続きすること、

人に期待せず、従って煩わされず、自分の気持ちだけに向き合って

過ぎて行く日常。

そういう日々を暮らすのは、思いの外、快適かも知れない。

 

これが今ストレスが無い理由なんですねぇ~・・・と

人の文章から改めて納得 した次第です。

私は知らなかったのですが、この「魂燃え」はNHKのドラマで放映されたそうです

先日逢った友達が図書館に申し込んで、順番待ちだそうで、

私が読み終わったほうが早ければ、送ることになっています。

多分どこの熟年夫婦にも思い当たる日常の心理の描写、

家族との、友達との本音の思い、他人との思いもかけない拘り、

それが余りに身近なことが多くて、読む人を引き込んでしまうのだと

私は思っているのですが・・・""