風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

夏のインテリアも今日まで・・・

2006-08-31 08:50:29 | 暮らし

  本日   午前6時の気温12,8度

寒っ!・・・

久しぶりの御岳山、朝陽がさしかけて刻々変わる山の表情に

カメラと双眼鏡を持ったままその場で30分。

ガラス戸を開け放ち、入ってくる冷たい風に

心身ともに洗われるようでした。

今日はゴミ回収の日

ゴミは歩いて25分位のところにある

「ゴミステーション」まで持って行かなくてはなりません。

散歩がてらキャリーを引っ張って

歩いて行こうか・・・とも思いましたが、

久しぶりに自転車を引っ張り出して、

サイクリングで行くことにしました。   

それにしても開田はどこもUP・DOWNの繰り返し。

自転車でも片道8分位かかりました。

「雪の時はどうする?」・・・ということで、

ただ今「生ゴミ処理機」購入を検討中

 

理想の暮らしは「シンプル・イズ・ベスト」だったのですが、

結構色々と楽しいものを飾るのが好きで、

インテリアに関しては中々そうは行きません。

又、お正月には「正月飾り」、3月には「雛人形」、

5月には「5月人形・ミニ鯉のぼり」・・・等と、

毎日の暮らしの中に、季節や行事を感じられる物を

取り入れたいと思っているので、その類の物が一杯 

そして花も同様、野の花のどんな小さな一輪でも

その季節に精一杯咲いている花に、

眼を向けられる様なゆとりを持った暮らしを・・・と思います。

今日で8月も終わり。

夏の間その音色を楽しませてくれた風鈴も、

戸口で風を一杯受けて涼風を感じさせてくれた麻の暖簾も、

そして写真の飾りも・・・ひと夏の間ご苦労様でした。

そろそろ秋のインテリアと交代です。

写真のブルーピンクの器は、実は食器なのですが、

余りに色が綺麗だったので、

この夏の間だけインテリアとして使う事にして、

ガラスの花器と共にカウンターの前で活躍してくれました。

さて、9月からは本来の食器に戻り、

お酒の肴の一品でも入れてみましょうか?


開田名物

2006-08-30 14:04:44 | 暮らし

  本日  午後1時30分の気温25度

気温25度は故郷の今朝6時の気温と同じです。

故郷を8時前に出てから5時間半。

この頃慣れたのかそんなに長く感じません。

本を読んでる間に何時の間にか着いた・・・って感じです。

 

今日は大きくなったとうもろこしのお話。

開田名物は何と言っても蕎麦と、もろこし。

これはあくまでも独断と偏見による判断ですが・・・

最近まで出回っていたのは早生のもろこしだそうですが、

それでもお盆の頃の観光客の人達に引っ張りだこでした。

殆んどの販売所ではすぐに売り切れ、

要望の強いお客さんは畑まで直接採りに行く・・・状態でした。

そうしてまでも手に入った人は幸運で、

お昼から到着した人達は何箇所かの販売所を巡っても、

売り切れたり、もうお店が閉まっていたり。

8月後半になって本格的に出まわり、

この先9月に入ってから沢山お店に並びそうです。

例年より大分遅いように思います。

写真は「バイカラーコーン」。

最初「ん? どんなコーン?」と思いましたが、

バイカラー種

白粒種と黄粒種を掛け合わせた一代雑種で、

メンデルの法則通り(どんな法則でしたっけ?

学校卒業する時に、全部お返しして来たので・・・)

3対1の割合で黄と白の種が現れるため、

バイカラーコーンと呼ばれる・・・そうです。

ハニーバンダムより甘みが強く

粒皮が大変薄く歯につかず、水分が多くて甘い香りが漂う。

今日本のとうもろこしの主流となりつつある品種・・・とありました。

地元の人に教えて頂いたのですが、

茹でずに、蒸して(20分位)すぐラップにきっちり包んでおくと

長時間美味しく食べられます。

食べ方で意外に なのが、もろこしご飯。

ご飯を炊く時に少々の塩とお酒を入れて、

お米の上に生のまま実をほぐした(包丁でそぎ取る)

コーンを乗せて炊くだけです。

おにぎりにしても「美味でございますぅぅ~」

そば畑は今、真っ白い絨毯を敷き詰めたようです。

すすきの穂が風になびいて、高原は秋の彩り・・・

とうもろこし食べに、「開田においでませ~」

 

 

 


紫式部・・・実は?

2006-08-29 10:46:42 | 開田の花

  本日  午前6時の気温25度

 

昨日は明るいニュースと暗いニュースが・・・

久し振りに抱っこした産まれたての赤ちゃん

4人目の孫にして待望の女の子でした。 

「神笑い」の名のごとく、いくら見ていても見飽きない

千変万化の表情、この清らかな笑顔が

何時までも汚れる事の無いように・・

と祈らずにはいられません。

その同じ時刻、近くの歩いて5~6分の所で

育児ノイローゼのお母さんが4歳と4ヶ月の

二人の我が子を殺す・・・という事件が起きていました。

この手で神様からの贈り物を抱いた直後だけに

とてもショックな事件でした。

 

さて、開田の花(我が家の庭の花)ですが・・・

紫式部の花です。実をつけた時しか注目していなかったので、

花を見たのは今年が初めてでした。

実もそうですが、花もその名の通り清楚で上品な花です。

 「紫式部とは実の清楚な美しさを平安美女の

「紫式部」に例えられた・・・とか

紫色の実をびっしりつけることから

「紫重実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、

何時の頃からか「紫式部」を連想させて・・・と言う説もあるそうです。

花言葉:上品。

 ところが、調べて見ると・・・

「紫式部」は山野に生えていて、やや大型(背が高い)、

実も大きめで、比較的バラバラにつける。

「小紫」はやや小型(背が低い)、実も小さめで

実は枝に沿って固まるようにつける・・・とありました。

と言う事は我が家のものは「小紫」・・・でした。

このようにブログを始めて見て実感しているのですが、

記事を載せるために、少しだけ内容の下調べをします。

すると、思い違いをしていたことや、知らなかったこと、

それに関連した新たな説・・・等、

驚くほど未知の世界に触れることが出来ます。

後は如何にそれを覚えていて、

自分の知識の引き出しにしまっておけるか・・・ですね 

明日は開田に戻っての発信です。

お昼過ぎの更新になりますので、ヨ・ロ・シ・ク 

 

 

 

 

 

 

 

 


山栗

2006-08-28 08:44:10 | 自然の恵み

  本日  午前6時の気温24,5度

あれっ? 涼しい・・・

確実に秋は近づいて来ていますね

秋、秋と言えば「秋の味覚」、

又、「食べる話ィ~」と言われそうですが・・・

開田には、山にも里にも栗の木が沢山自生しています。

自生している山栗は別名・しば栗と言い、

栽培されている普通の栗に比べ小さめですが、

甘みとコクがありホクホクした美味しさです。

開田の我が家にも数本生えていますが、

自生している木なので、背が高く(10メートル以上のも)

お猿さんの格好のエサになります。

実際、食べごろになって落ちた実の殆んどは

割って食べた形跡があります。

調べると、山栗を使った「栗カレー」なるものもあり、

焼き栗にした後渋皮をむいて使うそうです。

どんなお味なのか、興味津々。

以前、その山栗を沢山拾ってきて、栗ご飯を炊きました。

小さいので、剥くのにも手間がかかりますし、

沢山剥いてもそれ程の量にもなりませんが、

お味の方は、やっぱり「美味でございますぅぅ~

検索に書いてあったとおり、甘みとコクのある

そして、一番にはホクホク感がなんとも言えない美味しさでした

今年は豊作なのかどうか、木によって生り具合は色々なので

判りませんが、今年も「栗ご飯」を作って見ようかなぁ~なんて

思っています。

 

 

 


ヘメロカリス

2006-08-27 08:40:59 | 開田の花

   本日 午前6時の気温26,5度

昨夜は意外とすんなり眠れました。

暑くて目を覚ます事もありませんでした。

全国的に涼しくなって来たのか、

それともお気楽な性格の私が、只寝付きが良いだけなのか・・・

開田では扇風機すら使う事が無いのに、

ここでは片時も傍から離されません。

・・・こんな比較ばかりしていても涼しくならないので、

先ずは外の草むしり。久し振りに「蚊」に献血をしてしまいました。

美味しい空気を吸った新鮮な血を出血大奉仕~

写真はヘメロカリスです。(ユリ科 ワスレグサ属の総称)

ニッコウキスゲ、ユウスゲ、ヤブカンゾウ、ノカンゾウ等の仲間。

花は一日花で、別名のデイリリー(Day Lily)

ここから来ているのでしょうか?

夕方開いて朝しぼむ夜咲き、朝開いて夕方しぼむ昼咲き、

夕方開いて翌日の午後まで咲き続ける夜昼咲き・・・の

3種類あるそうです。我が家のものは多分・・・昼咲き

最近の私は朝咲き、以前は夜咲きだったのですが・・・

 

今、次から次へと花を咲かせ続けています。

春、山菜の季節に野の草を摘んで食べる物のひとつに

ノカンゾウがあります。

まだ若い芽の、それも根の白い部分を茹でて使います。

胡麻和え、ゴマ味噌和え、酢味噌和え、天ぷら、

シンプルにマヨネーズをつけて・・・など色々な食べ方があります。

クセやアクもなく、何か一品足りない時に欠かせない

我が家の「お助け菜」・・・とでも言いましょうか?

但し、このヘメロカリスは観賞用です。念のため・・・

 

 

 


ティータイム

2006-08-26 08:31:26 | 暮らし

   本日  午前6時の気温18,1度

今朝の天気予報でも言っていましたが、

全国的に秋らしくなって来た・・・と。

来週あたりからは寝苦しい夜も少なくなって来るとか。

故郷では(一番長く住んでいた所)今を限りと

セミ達の大合唱でしょうか?

開田では春にハルセミというのが鳴くのですが、

この時期には全然セミの声は聞こえて来ません

今でも爽やかな小鳥のさえずりと、時折ウグイスの声が聞こえてきます。

 

我が家に来られたお客様に結構喜ばれるのが、

ベランダでのモーニングやティータイムです

青葉を吹き抜けてくる風を感じながら、

御岳山を真正面に眺めながらのひと時・・・

まさに「Oh~My 御岳・・・って感じです。

ティータイムに特にお似合いが、ハーブティー

大抵フレッシュハーブティーで頂きます。・・・というと格好イイですが、

要は手間を省いて採って来てすぐ、洗って熱湯をかけるだけなんです。

この日はレモングラス。爽やかな香りと鮮やかなグリーン色が、

あたまの芯を風が吹き抜けるような気分にしてくれます

庭にはこのレモングラスを始め、スペアミント、ペパーミント

アップルミント、タイム、オレガノ、ラムズイアー、ローズマリー

ラベンダー等がありますが、名前に自信はありません。 

私のお勧めはレモングラスともうひとつ、スペアミントでほんのり

甘い香りがします。

リラックス、リフレッシュ効果抜群

時間の余裕の無い時にこそ、

ゆったりとティータイムを過ごされては如何でしょうか

今日の午後からちょっと故郷に戻ってきます。

3~4日位は故郷からの発信です。(暑いだろうなぁ~)

 


森の住人

2006-08-25 09:07:16 | 暮らし

  本日  午前6時の気温18度

 

今日は御嶽山見えていません。

本当に秋らしくなって来ました。

ここでは今のところセミの声は聞こえて来ません。

春にハルセミが短い期間鳴くのですが、

降り注ぐセミの声・・・なんて言うのは、懐かしい感じがします。

今もウグイスが鳴き、爽やかな鳥のさえずりが聞こえ、

今が「夏」・・・だと言うのを、忘れてしまいそうです

ここ「風の森」は、唐松林の中にあり、

まだ一軒しか家が建っていません。

庭は傾斜になっている部分と、平らな部分とに分かれ、

傾斜地には主に紫陽花を植えています。

今年はやっと「アナベル」と「額紫陽花」が咲きました。

見逃してしまう位小さいものですが、あちこちに森の住人が・・・

ブランコに乗っている男の子と女の子。

ふくろう、カエル、にわとりの親子、ウサギの親子

少しな感じで、

小道を登って行く人を出迎えてくれます。

その内平らな方の庭に、見た人がちょっとびっくりして、

笑えるような動物を遊ばせてみたいと思っています。

そのためには木工の勉強も・・・

 

しい事をやるのは、素敵です。

  でも楽しんでやれる事から比べたら、なんていうことはない。~

 


タカノハススキ

2006-08-24 09:06:07 | 開田の花

  本日 午前6時の気温17,5度

今朝は家の中、半袖では寒いでぇ~す。

開田の野にはもうススキが一杯穂を開き

逆行の夕陽に照らされると、それはそれは綺麗です。

奈良県の南に、ススキで有名な「曽爾高原」と言う所があるのですが、

それを思い出します。

庭に、もともと自生しているススキもあるのですが、

他から持って来て植えた「タカノハススキ」が大株になりました。

環境が合ったのか、4~5倍位にはなったでしょうか・・・

葉に淡黄色の横縞が入っているのを「タカノハススキ」と言い、

別名、ヤハズススキ(矢筈薄)、トラノフススキ(虎斑薄

      ヤバネススキ(矢羽薄)、ゼブラススキ・・・とも言うそうです

尾花、カヤとも言い秋の七草の一つです。

カヤといえば、曽爾高原では高原のススキを刈り取り、

それを貯蔵しておいて、カヤ葺きの屋根の葺き替えに使うそうです。

このススキ、春に芽が出てきて、どんどん背丈も高くなっても

中々斑が入りません。「ん? 斑が消えてしまったのかなぁ

最初の頃は心配しましたが、大体1メートルを超えた位から

ポツポツと、ホントにポツっとと言う程度に斑が入りだします。

そこで安心して、暫く見ていないといつの間にか斑がいっぱい

とても風情があって、生け花にもよく使われるとか・・・

穂はまだ出ていません。いつもは丁度お月見の頃に出るのですが。

今年は雪の降る前に株分けをしようと思っています。

株分けは中々大変で、いつもノコギキで切り分けるんですよ。

短い開田の夏が終われば、植物の冬越しのための勉強をしなくては・・・ 


趣味その1・切り絵

2006-08-23 08:47:39 | 私の趣味

  本日   午前6時の気温17,3度

 今日は「処暑」。

二十四節気の一つで、立秋から15日目を言います。

「処暑」の字は「とまる」とか「とどまる」という意味があり、

処暑とは暑さがまだ残っている・・・とういう意味だそうです。

 

きょうのタイトルは「切り絵」。

私の趣味の一つです。

始めたのは20数年前でも2~3年夢中になって以後、

時間に余裕の無い生活で長ぁ~い間休止。

1年程前からぼつぼつ再開しました。

ところが悲しい事に、時間が出来ると眼が見えない・・・

一つを得ると、一つを失う

結局人間の持てる能力って限られているのでしょうか?

んで、細かい作業が思うように行きません。

習った訳では無いので、本当はどういう方法でするのか判りませんが、

切りたい絵をコピーして(図案が白黒に分かれます)、

黒い紙に重ね、白い部分を専用のカッターで切り抜いて行くだけです。

本来なら自分で図案を描いて切るのでしょうが、

これも又悲しいかな、その技量がありません

そこで「人様」がお描きになった、好みの図案をコピーしています。

本であったり、ポスターであったり、はたまたカタログであったり・・・

写真は木版画、切り絵作家で有名な、

滝平二郎」さんの本から借用しました。

その内、自分で描いた絵で、

切り絵が出来たらイイなぁ・・・と思っています。ん~

 でも、焦らない焦らない・・・

誰の言葉か忘れましたが・・・

「切に思う事は、必ずとくるなり」を信じましょう。

 

 

 


花編・カワラナデシコ

2006-08-22 08:16:12 | 開田の花

  本日  午前6時の気温19,6度

夜の内にが降り、しっとりと気持ちの良い朝です。

(ヤッターッ! 今日も水遣りしなくてイイぞ~)

開田の小・中学校では今日が始業式です。

多分、雪の為に12月の終業式が早いのでしょうねェ。

又毎日、朝と夕方にスクールバス

我が家の前を通って行きます。

写真は白のカワラナデシコピンクもありますが、

白は目にすることが珍しいので・・・

今日の朝の空気にふさわしい花です

カワラナデシコ・河原撫子(別名ヤマトナデシコ・大和撫子)

山野の日当たりのよい草地、河原、岩場に自生する常緑多年草。

ヤマトナデシコの名はカラナデシコ(唐撫子・石竹)

区別する意味で付けられたそうです。

初夏から秋まで、深紅色、薄紅色、白色、白と紫、紅の混色など・・・

あるそうですが、

私の知っているのは今庭に咲いている、薄紅色と白色だけです。

寒さにも強く、この開田の雪に埋もれても、

春になると、けなげにも芽を出してきます。

まだどんな花が、この開田の寒さに耐えられるのか、

多くは掴めていません。

なのでよそのお家に咲いている花を植えてみたり、

試しによそでは見かけないものを植えて、

翌年芽を出すと、飛び上がらんばかりの喜びであったり・・・

試行錯誤の連続です。

昨日頂いたコメントの中の言葉「毎日を丁寧に暮らす」

私のここでの生活にとって、とても大切な言葉になりそうです。

ありがとうございました。