英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

(今さらですが)桜田大臣辞任に関して

2019-04-22 22:49:14 | 時事
もう10日以上経ってしまいましたが、氏自身、≪まだ大臣をしていたのか?≫と言われていたので、問題ないでしょう。

 氏の失言や失態などのスキル不足については、ワイドショーやネットでさんざん揶揄されていたので、今さらここで並べなくてもいいと思うのですが、印象に残っている事項を記します。

1.「使う場合は穴を入れるらしい」……USBメモリーについて
 技術的な実務はする必要ないかもしれないが、サイバーセキュリティ戦略副本部長の言葉とは思えない
 「自分でパソコンを打つことはありません」という国会答弁も。

2.東京大会の基本コンセプトなどを即答できず……東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣なのに
 2018年11月5日の参議院予算委員会では、立憲民主党の蓮舫議員から聞かれた東京大会の基本コンセプトなどを即答できなかった。
 大臣は多忙なので、失念してしまうこともあるかもしれないが、五輪担当大臣なら基本コンセプトは頭に入れておくべき予算委員会に対する準備不足(事務方は叱られただろうなあ)。
 さらに2019年2月13日の衆議院予算委員会でも、オリンピック憲章について質問された桜田は「話には聞いたことがあるが、自分では読んでいない」と発言
 現在の五輪の状況を考えると、五輪憲章は有名無実で読んでも実務的には無意味かもしれないが、3ヶ月前の失態の教訓は皆無である
 おそらく、五輪憲章や東京五輪の基本コンセプトなどの存在すらも知らなかったのでは?

3.言語能力が大幅に不足
≪東京ぱらんぴっく……カミカミのうえ、“東京オリンピック”を抜かしてしまった大臣就任の自己紹介≫
≪蓮舫議員の名前を「れんぽう」と言い間違える≫
≪“防衛省”を“国防省”と言い間違える≫
 人間なので、噛んだり、言い間違えることはあるだろうが、役職としてしっかり把握していないといけないことを誤認識することは資質というか資格がないと言わざるを得ない。

 極めつけなのは、
≪“石巻市”を“いしまきし”と3度も言い間違えた≫こと。
 漢字力も未発達で全国規模に視野が広がっていない小学生ならともかく、参議院内閣委員会で宮城県石巻市で行われた東京五輪・パラリンピック関連のイベントを欠席したことについての説明の答弁での言い間違い(読み間違い)。
 一般知識としての市の名前ではあるが、それよりも、欠席したことの説明でそのイベントの行われた市の名前を間違えるとは、誠意や理由の信頼性が感じられない。事務方が作成した文章を読むのに精一杯だった。


 大臣辞任について、市の名前などの言い間違い(読み間違い)について
「(言い間違いを非難する点については)だったら“漢字力の高い人が大臣になればいい”と言うことになってしまうので……」という論理を展開するコメンテーターを見かけるが、これは論理の履き違え。
 「漢字が読めることは、大臣の最低限の条件のひとつ」で、「漢字が読めれば大臣の資格がある」わけではない。
 まあ桜田氏の場合、漢字力だけでなく、一般教養、そして、職務に取り組む姿勢が乏しすぎた。


 この他、≪政治資金パーティーで上限額を超える代金を参加団体から受け取り≫ ≪池江璃花子の白血病についての発言で「がっかり」、「盛り上がりが若干、下火にならないか心配」と失言≫、≪衆議院予算委員会での遅刻≫、など失態・失言は数多くあり、≪高橋比奈子衆議院議員のパーティーで挨拶した際、「(東日本大震災からの)復興以上に大事なのは高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」と震災復興を軽視したことを言ってしまい、ようやく辞任(更迭)。

 論功行賞的内閣改造で、総理への求心力を高めるために大臣を乱造した結果、資質のない大臣が多い事か…
 大臣て、漢字が読めなくて、職務姿勢が乏しくても、成れるんだ……
 いや、大臣どころか国会議員でも駄目でしょう。


 ちなみに桜田氏は千葉8区で7回も当選している。いいのかな?千葉県民のみなさん。
コメント
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