大政奉還
徳川家の存続のためにのみ下した慶喜の決断だったが、容保、曰く「天下万民の為、将軍家が下されたご英断だ」だそうだ。
ここまで来ると、容保の忠義も、その上に「馬鹿」が付く。慶喜の真意は知っているのに、なぜそこまで尽くすのだろうか?
大政奉還によって共和制へ…政は諸侯会議の場で決める
なまじ、この共和政が正しいやり方に思えるので始末に悪い。
しかし、実情では大名が集まるまで薩摩が大人しくしているとは思えず、幕府方も爆発寸前で、一触即発状態を招く。
これを憂いた容保は、挙藩出陣の備えを命じる。
☆的を射た一家の会話
八重「大政奉還?……それは、なじょなことですか?」
権八「ご公儀が天下を朝廷にお返ししたつぅことだ」
八重「これまでは(天下を)お借りしていたんだべか?」
権八「…………」
尚之助「朝廷から(幕府が)庶政を委任されていたということです」
八重「将軍様がお辞めになんなら、会津は誰にお仕いすんのかし?」
佐久「なじょなるんだ?」
権八「うまく収まって太平の世となるか、天下分け目の大いくさとなるか。だけんじょ、なにも騒ぐととはねぇ。我らは会津藩士として、ご下命に従うだけだ」
八重、うら「はい」
返事はしたものの、不安そうな一同。
ただでは済まないと慮る尚之助を見て、八重の不安は深まる。
そう、八重が言うように、会津が仕える幕府がなくなったので、京都守護職の義務もなくなったはずで、さっさと会津に引き上げればいいものをと思っていたら、頼母が代弁してくれた。
しかし、神保内蔵助曰く、「都では、その正論が通らん」
………唖然とする頼母
都が悪いのか、慶喜が悪いのか、薩摩が悪いのか……それとも容保が悪いのか………
薩摩(西郷吉之助、大久保一蔵)と朝廷(岩倉具視)
大政奉還によって倒幕の大義を失ったが……
しかし西郷は、「徳川家と容保を討て」という偽勅を拠り所に、「挙兵倒幕」の気勢を挙げ、出陣の支度を整える。
この覚悟を受け、岩倉は「王政復古」の準備にかかる。
大義を大事にする会津と、とにかく動く薩摩と対照的である。
【私見(素人考え)を述べると】
偽勅を用意した岩倉が、そのまま出陣するように西郷を動かす(そそのかす)のが流れのように思う。
敵の主役の西郷(薩摩)の顔を立て、岩倉に「王政復古」で面目を保たせる。しかし、日本を神武創業の初めに戻す。2500年 もさかのぼれば、たかが300年の徳川など一息に吹き飛ぶわ」などと、訳の分からない詭弁を言わせるのは、どうかと思う。
覚馬、危うし!
討幕派の浪士が襲われ、危機に陥る覚馬。
そこへ下女としてやってきていた小田時栄(谷村美月)が短銃を構え追っ払う。弾が入っていなかったのは、お約束。
緊迫のシーンであった。
ついに竹子に勝利す
竹子を覚馬に来るよう誘う八重。ライバル竹子と関わりが深まっていくのだろうか。
慶喜の誤算
確かに、「大政奉還」によって、薩長に「倒幕」の名文を消滅させたが、薩長が兵を動かしたことにより、慶喜が怖気づき、朝議を欠席。これで、新政府での主導権が薩摩に渡してしまった。山内容堂(土佐藩藩主)や松平春嶽が抵抗したが、西郷の脅しに抑え込まれた。
大阪城で巻き返しを図ろうとする慶喜。これに行動を共にする容保……
会津には雪が……
戦が始まろうとしていた……
【ストーリー】番組サイトより
1867(慶応3)年、慶喜(小泉孝太郎)は徳川家の存亡を賭け、大政奉還を決意する。その知らせは会津の八重(綾瀬はるか)たちにも伝わり、尚之助(長谷川博己)は藩から軍備増強策を実現するよう指示される。八重たちは、都にいる会津藩の動向がわからず、不安を募らせていく。
都では、息を吹き返した討幕派の藩士や浪士たちが、会津藩や新選組に嫌がらせを繰り返していた。覚馬(西島秀俊)にも討幕派の浪士が襲いかかり、視力を失いかけている覚馬は斬殺されそうになる。しかし、その危機を小田時栄(谷村美月)が救う。時栄は、大垣屋(松方弘樹)が覚馬の視力を心配して送り込んだ下女だった。
徳川家の存続のためにのみ下した慶喜の決断だったが、容保、曰く「天下万民の為、将軍家が下されたご英断だ」だそうだ。
ここまで来ると、容保の忠義も、その上に「馬鹿」が付く。慶喜の真意は知っているのに、なぜそこまで尽くすのだろうか?
大政奉還によって共和制へ…政は諸侯会議の場で決める
なまじ、この共和政が正しいやり方に思えるので始末に悪い。
しかし、実情では大名が集まるまで薩摩が大人しくしているとは思えず、幕府方も爆発寸前で、一触即発状態を招く。
これを憂いた容保は、挙藩出陣の備えを命じる。
☆的を射た一家の会話
八重「大政奉還?……それは、なじょなことですか?」
権八「ご公儀が天下を朝廷にお返ししたつぅことだ」
八重「これまでは(天下を)お借りしていたんだべか?」
権八「…………」
尚之助「朝廷から(幕府が)庶政を委任されていたということです」
八重「将軍様がお辞めになんなら、会津は誰にお仕いすんのかし?」
佐久「なじょなるんだ?」
権八「うまく収まって太平の世となるか、天下分け目の大いくさとなるか。だけんじょ、なにも騒ぐととはねぇ。我らは会津藩士として、ご下命に従うだけだ」
八重、うら「はい」
返事はしたものの、不安そうな一同。
ただでは済まないと慮る尚之助を見て、八重の不安は深まる。
そう、八重が言うように、会津が仕える幕府がなくなったので、京都守護職の義務もなくなったはずで、さっさと会津に引き上げればいいものをと思っていたら、頼母が代弁してくれた。
しかし、神保内蔵助曰く、「都では、その正論が通らん」
………唖然とする頼母
都が悪いのか、慶喜が悪いのか、薩摩が悪いのか……それとも容保が悪いのか………
薩摩(西郷吉之助、大久保一蔵)と朝廷(岩倉具視)
大政奉還によって倒幕の大義を失ったが……
しかし西郷は、「徳川家と容保を討て」という偽勅を拠り所に、「挙兵倒幕」の気勢を挙げ、出陣の支度を整える。
この覚悟を受け、岩倉は「王政復古」の準備にかかる。
大義を大事にする会津と、とにかく動く薩摩と対照的である。
【私見(素人考え)を述べると】
偽勅を用意した岩倉が、そのまま出陣するように西郷を動かす(そそのかす)のが流れのように思う。
敵の主役の西郷(薩摩)の顔を立て、岩倉に「王政復古」で面目を保たせる。しかし、日本を神武創業の初めに戻す。2500年 もさかのぼれば、たかが300年の徳川など一息に吹き飛ぶわ」などと、訳の分からない詭弁を言わせるのは、どうかと思う。
覚馬、危うし!
討幕派の浪士が襲われ、危機に陥る覚馬。
そこへ下女としてやってきていた小田時栄(谷村美月)が短銃を構え追っ払う。弾が入っていなかったのは、お約束。
緊迫のシーンであった。
ついに竹子に勝利す
竹子を覚馬に来るよう誘う八重。ライバル竹子と関わりが深まっていくのだろうか。
慶喜の誤算
確かに、「大政奉還」によって、薩長に「倒幕」の名文を消滅させたが、薩長が兵を動かしたことにより、慶喜が怖気づき、朝議を欠席。これで、新政府での主導権が薩摩に渡してしまった。山内容堂(土佐藩藩主)や松平春嶽が抵抗したが、西郷の脅しに抑え込まれた。
大阪城で巻き返しを図ろうとする慶喜。これに行動を共にする容保……
会津には雪が……
戦が始まろうとしていた……
【ストーリー】番組サイトより
1867(慶応3)年、慶喜(小泉孝太郎)は徳川家の存亡を賭け、大政奉還を決意する。その知らせは会津の八重(綾瀬はるか)たちにも伝わり、尚之助(長谷川博己)は藩から軍備増強策を実現するよう指示される。八重たちは、都にいる会津藩の動向がわからず、不安を募らせていく。
都では、息を吹き返した討幕派の藩士や浪士たちが、会津藩や新選組に嫌がらせを繰り返していた。覚馬(西島秀俊)にも討幕派の浪士が襲いかかり、視力を失いかけている覚馬は斬殺されそうになる。しかし、その危機を小田時栄(谷村美月)が救う。時栄は、大垣屋(松方弘樹)が覚馬の視力を心配して送り込んだ下女だった。
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