英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

V・プレミアリーグ ファイナル3 ……う~ん、残念

2016-03-06 21:57:00 | スポーツ
東レ・アローズを応援していたのですが、『ファイナル3』で宿敵?久光製薬・スプリングスに敗れ、ファイナル進出は成りませんでした。

 レギュラーシーズンを1位通過だったが、“ファイナル6”の初戦の日立・リヴァーレ戦を落としリズムを崩したのが、ケチのつき始め。なぜ、初戦で「1位対3位」戦が組まれるのか?不可解な日程である。
 レギュラーシーズン終盤8連勝で、初戦でつまづかなければ、1位でファイナルシードを獲得できたように思える。一番嫌な相手の久光に敗れ、復活させてしまったのも痛かった。

 戦力的には、レギュラーシーズン最終戦の前の試合で、大黒柱のミドルブロッカーのテトリが負傷し、戦線離脱したが、代わりに入った大野が穴を埋め、極端な戦力低下を感じさせなかった。
 エース・木村は一時期よりはかなり調子を戻してきており、迫田もバックアタックを含め大車輪の活躍をしている。ミドルブロッカーの伊藤も、速攻、ブロード、オープントスも器用にこなす。
 ただ、チームの浮沈を握るのは高田。2シーズンぐらい前には、≪なぜ、高田選手をレギュラーで使い続けるのだろう?≫と、ずっと感じていた。ラリー中、チャンスボールが彼女に上がっても、そのほとんどを決められなかった。
 それが、昨シーズンぐらいから、ゲームのポイントで働くようになってきた。レシーブの要でもあるし、攻撃面でも彼女が働けば、木村や迫田が楽になる。レギュラーシーズン1位も、彼女の働きによるところが大きい。

 今日の試合は、その高田選手が攻守(サーブレシーブ、スパイク、サーブ、つなぎのプレー)に著しく精彩を欠いた。当然、東レは苦しい戦いを強いられた。
 攻撃が単調になったので、狙いを絞られやすくなり、幾度となく久光の高いブロックの餌食になってしまった。それでも、怯まず打ち続け、ファイナルセットに持ち込んだ。
 特に第4セットは、途中で木村選手の足がつり、プレー不能に陥った。代わりにコートに立ったキャプテン峯村が活躍、木村が退いたことで、心を決めた迫田の顔つきが変わり、他のメンバーも一丸となって、久光を圧倒した。

 しかし、第5セット2-1から4連続失点で相手に主導権を渡し、4-6からミスを連発し、なんと7連続失点で4-13と絶望的スコア。
 しかし、東レもあきらめず、ここから、6連続ポイントで10-13。ちょっと、感動した。
 けれど、反撃もここまで、結局、10-15でファイナルセットを落とし、東レの今シーズンは終わった。


 この試合を観ると、やはり久光は強い。
 エースは長岡と石井。リーグ最強コンビ。エースコンビとしては、東レの木村&迫田も引けを取らない(攻撃の質は違うが)。ただ、長岡はラリーに終止符を打つ破壊力を持っているのが大きい。そう言えば、今日の試合は石井の弱気なプレーは影をひそめていた。
 さらに、新鍋の器用さも大きな武器で、ウイングスパイカー3人の総合力は抜群である。(これに対抗できるのは、トヨタ車体のポリーナの破壊力(スパイク&サーブ)か。
 ミドルブロッカーも岩永、水田と高レベル。あと、チャンスサーバーの石橋も侮れない。彼女のサーブの時に連続得点が非常に多い。

 不安はセッターがシーズン途中から、古藤→中大路にチェンジしたことぐらいだが、この試合を観る限り不安は感じなかった。

 ファイナルは、久光製薬スプリングス 対 日立リヴァーレとなった。
 一応、久光勝利と予想しておきます。

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2 コメント

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F3にふさわしい激闘 (エスカルゴ)
2016-03-07 09:45:57
英さん、こんにちは。

この試合は強豪同士の意地と意地のぶつかり合いで、素晴らしい激闘でしたね。ここに来るまでにも、英さんがおっしゃるように、いろいろなドラマがありました。

東レにとっては、RR1位のプライド、テトリ選手離脱からはテトリのための戦い、木村沙織選手は引退がささやかれる中最後かもしれない試合、名門復活の優勝へ、などなど。(初戦の1位対3位の試合は、初日の注目カードを作るため、と判断していました)

久光にとっても、ここ数年女王として君臨してきたプライド、昨季RR1位ながらファイナルで敗れたリベンジ、F6で3連敗からはいあがってきた執念、などなど。見どころは満載だったと思います。

感動したところは、私も英さんと同じで、峯村選手の活躍、迫田選手の覚醒、第5セット最後の東レの追い上げ、などです。

ここ数年、東レは久光を苦手にしていたと思いますが、この試合はそれを払拭するような戦いだったと思います。ただ、ほんのわずか、久光の方が上だったかな、と。おっしゃるように、高田選手がこの試合では力が発揮できなかったように思いました。

さて、ファイナルですが、今季日立は久光に4勝0敗というデータを抜きにしても、私は日立がやや有利と見ています。それは、日立の守備力(ブロックとレシーブ)が久光の攻撃力を半減させてしまうと見ているからです。あとは、佐藤美弥選手のトスワークで、久光のブロックの的を絞らせない攻撃で、試合を優勢に進めるのではないかと。

もちろん、久光の経験と意地、執念は軽視してはいけないと思いますが、それを上回る松田監督の采配が見られるのではないかと、日立ファンである私は期待しています。12日は現地応援するつもりです。
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いよいよファイナルですね ()
2016-03-07 11:42:28
エスカルゴさん、こんにちは。

 コメント、ありがとうございます。
 私の本文より、きっちり書いてくださっているので、レスするのも困ってしまいます(「なるほど」「同感です」としか言えない)

 ファイナルの組み合わせは、日立の4勝0敗でしたか。
 日立の印象としては、“強い”という印象があまりありません。“何となく勝っている”ような感じなのですが、もしかすると“何となく勝てる”ということが、強いということなのかもしれません。
 でも、久光勝利と予想。
 昨日の試合ですが、3連敗で“ファイナル6”敗退の淵から這い上がり、一段ステップアップしたように感じました。

 ファイナルを現地で観戦…うらやましいですね。
 当日はかなり寒いと思われますので、留意してください(余計なお世話・笑)。
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