感情がない藤堂比奈子
★比奈子(波瑠)と中島(林遣都)との問答
―――あなたは、どうして殺人事件の犯人に、それほど興味を抱いているのですか?―――
「自分を知りたいからです」
(「このナイフ、“いざという時”の為、いつも鞄の奥にしまってある」と告白されて)
―――今が、その“いざという時”なんですね?―――
「いえ、殺人犯に対面した時です」
―――それはつまり、殺人犯を自分の手で殺害したいと?―――
「結果的に…“正当防衛”で殺すかもしれない…という意味です」
―――怖くはないんですか?逆に、それは殺されてしまうかもしれないということですよ―――
「“怖い”…という感情が理解できないので」
―――あなたは“恐怖”だけでなく、感情自体も(ないのですね)―――
「ええ」
中島は、比奈子の同僚(親友の仁美・篠田麻里子)が殺害された現場での比奈子の笑顔から沈痛な表情への落差に違和感を感じていた。
「仁美はとても良い子でした。ですから“彼女の死を悲しいを思うべきだと判断した結果”です」
「あたしのような人間は、いつか必ず人を殺すんでしょうか?
あたしは、それが知りたくて警察官になったんです。
殺人という一線を越えてしまった人間。
その衝動のスイッチを押した彼らと、心を持たずに生まれてきたわたしは……
……同じ種類の人間なのかどうか……………」
番組サイトの人物紹介によると
「人を殺す者と殺さない者の境界線」を知るため刑事になったという。
今回の中島心療内科医との会話で、比奈子が刑事になった目的、殺人犯に非常な関心を持つ理由が明らかになった。
しかし、「感情を持たない人間」と「“殺人を犯す衝動”がタブーの一線を越えさせてしまった(殺人を犯すスイッチが入ってしまった)人間」に類似性を感じることに違和感(強引さ)を感じてしまう。
確かに、感情を持たない……たとえば“人が死ぬと悲しい”と思わなければ、殺人を犯すハードルが低くなると考えることもできるが、怒りによって殺人を犯すというケースも起こらない。
それより、“感情を持たない異常性”より、“異常な殺人に興味を強く感じる異常性”の方が際立っている(仁美が殺害された事件を“普通の事件”と言い、他の異常事件に興味を深く持っていた)。それに、明らかに比奈子は殺人願望がある。おそらく、これらは比奈子の過去に起因している特性と思われるが、現時点では詳細は不明。
それにしても、比奈子の異常性(感情がない)を踏まえた上で比奈子を見ると、彼女の顔が整った綺麗なだけに、彼女の無機質な表情は怖いなあ。
特に、ブランコを漕ぐ遙香を追う比奈子の瞳の動きは機械的に見えてしまう(波留の綺麗な眼球が作り物に見える)
【今回の事件について】
犯人が都夜(佐々木希)であることは見え見えだったので、解決が次回に持ち越されたのはガックリ。
それと、どうでもよいことだが……
肉体ではなく皮に執着するのかぁ…個人的には皮より、肉を伴った体の部位に愛着を持つような気がするが(もちろん、生きた生身の女性の方が好きです)。
詳しいことは分からないが、人の皮をあれだけ薄く綺麗に剥がせるものなのだろうか?
【ストーリー】番組サイトより
比奈子(波瑠)の自宅近くにある、幽霊屋敷と呼ばれる廃虚で、それぞれ体の一部が切り取られた4体の遺体が発見される。被害者はいずれも若い女性で、犯人は殺害後、遺体に自らが用意した服を着せ、切り取った体の一部を持ち去ったと見られる。先日の冷凍殺人の一件で、中島(林遣都)が犯人像の特定に一役買ったことを東海林(横山裕)から聞いた厚田(渡部篤郎)は、今回の事件のプロファイリングを中島に頼むことに。
一方、倉島(要潤)と聞き込みに行った比奈子は、遺体発見の前日、幽霊屋敷に雨がっぱを着たオバケがいるのを見たと話す少女・吉田遙香(住田萌乃)に出会う。母親の佐和(中島亜梨沙)と2人暮らしの遙香は、一週間前にも自宅近くで同じオバケを見たという。その後、この母娘と親しい仲で、近所でクリーニング店を営む佐藤都夜(佐々木希)にも話を聞いた比奈子たちは、佐和が以前からストーカー被害に遭っており、その男が雨がっぱを着たオバケと関係しているのではないかと相談される。
やがて、遺体に着せてあった服が、あまりに被害者にぴったりのサイズだったことから、犯人がデザイナーではないかと推理した比奈子。妙子(原田美枝子)によると、遺体を切り取った道具も、デザイナーが使うような特殊なハサミだという。そんななか、佐和のストーカーで自称デザイナーの永山宗一郎(裵ジョンミョン)が、殺された女性のうちの2人に付きまとっていたことが分かる。しかし、逮捕の決め手となる決定的な証拠が見つからない。
しばらくして、比奈子は「佐和さんが男に車で連れて行かれた」と都夜から連絡を受ける。駆け付けると、アパートには意識のない遙香が一人残されていた。比奈子は病院に搬送された遙香に付き添うため、都夜が運転する車に乗り込むが、しばらくすると意識が遠のいて……。
永山を犯人とにらんだ東海林らは急いで幽霊屋敷へ。永山の使うレンタカーを近くで見つけ、中に駆け込むが、そこには喉を切り裂かれた永山の死体が!
その頃、今回の事件をプロファイリングした中島は、犯人が完全な人体パーツを奪い去ることで、彼女たちになり変わろうとしていると分析、犯人は女性だと断定する。その言葉通り、目を覚ました比奈子の前には雨がっぱを着た都夜が立っていて、近くには被害者たちの皮膚で作ったボディスーツのようなものが置かれていた。都夜は、最後に佐和の美しい背中の皮膚を奪い、それを完成させるという。さらに、白くてきれいな比奈子の顔も気に入ったと言い、「ちょうだい……あなたの顔の皮も」と、ハサミを手に身動きできない比奈子に近づいてくる。
犯人の正体に気付いた東海林も、中島とともに比奈子の行方を追うが――。
脚本:古家和尚
★比奈子(波瑠)と中島(林遣都)との問答
―――あなたは、どうして殺人事件の犯人に、それほど興味を抱いているのですか?―――
「自分を知りたいからです」
(「このナイフ、“いざという時”の為、いつも鞄の奥にしまってある」と告白されて)
―――今が、その“いざという時”なんですね?―――
「いえ、殺人犯に対面した時です」
―――それはつまり、殺人犯を自分の手で殺害したいと?―――
「結果的に…“正当防衛”で殺すかもしれない…という意味です」
―――怖くはないんですか?逆に、それは殺されてしまうかもしれないということですよ―――
「“怖い”…という感情が理解できないので」
―――あなたは“恐怖”だけでなく、感情自体も(ないのですね)―――
「ええ」
中島は、比奈子の同僚(親友の仁美・篠田麻里子)が殺害された現場での比奈子の笑顔から沈痛な表情への落差に違和感を感じていた。
「仁美はとても良い子でした。ですから“彼女の死を悲しいを思うべきだと判断した結果”です」
「あたしのような人間は、いつか必ず人を殺すんでしょうか?
あたしは、それが知りたくて警察官になったんです。
殺人という一線を越えてしまった人間。
その衝動のスイッチを押した彼らと、心を持たずに生まれてきたわたしは……
……同じ種類の人間なのかどうか……………」
番組サイトの人物紹介によると
「人を殺す者と殺さない者の境界線」を知るため刑事になったという。
今回の中島心療内科医との会話で、比奈子が刑事になった目的、殺人犯に非常な関心を持つ理由が明らかになった。
しかし、「感情を持たない人間」と「“殺人を犯す衝動”がタブーの一線を越えさせてしまった(殺人を犯すスイッチが入ってしまった)人間」に類似性を感じることに違和感(強引さ)を感じてしまう。
確かに、感情を持たない……たとえば“人が死ぬと悲しい”と思わなければ、殺人を犯すハードルが低くなると考えることもできるが、怒りによって殺人を犯すというケースも起こらない。
それより、“感情を持たない異常性”より、“異常な殺人に興味を強く感じる異常性”の方が際立っている(仁美が殺害された事件を“普通の事件”と言い、他の異常事件に興味を深く持っていた)。それに、明らかに比奈子は殺人願望がある。おそらく、これらは比奈子の過去に起因している特性と思われるが、現時点では詳細は不明。
それにしても、比奈子の異常性(感情がない)を踏まえた上で比奈子を見ると、彼女の顔が整った綺麗なだけに、彼女の無機質な表情は怖いなあ。
特に、ブランコを漕ぐ遙香を追う比奈子の瞳の動きは機械的に見えてしまう(波留の綺麗な眼球が作り物に見える)
【今回の事件について】
犯人が都夜(佐々木希)であることは見え見えだったので、解決が次回に持ち越されたのはガックリ。
それと、どうでもよいことだが……
肉体ではなく皮に執着するのかぁ…個人的には皮より、肉を伴った体の部位に愛着を持つような気がするが(もちろん、生きた生身の女性の方が好きです)。
詳しいことは分からないが、人の皮をあれだけ薄く綺麗に剥がせるものなのだろうか?
【ストーリー】番組サイトより
比奈子(波瑠)の自宅近くにある、幽霊屋敷と呼ばれる廃虚で、それぞれ体の一部が切り取られた4体の遺体が発見される。被害者はいずれも若い女性で、犯人は殺害後、遺体に自らが用意した服を着せ、切り取った体の一部を持ち去ったと見られる。先日の冷凍殺人の一件で、中島(林遣都)が犯人像の特定に一役買ったことを東海林(横山裕)から聞いた厚田(渡部篤郎)は、今回の事件のプロファイリングを中島に頼むことに。
一方、倉島(要潤)と聞き込みに行った比奈子は、遺体発見の前日、幽霊屋敷に雨がっぱを着たオバケがいるのを見たと話す少女・吉田遙香(住田萌乃)に出会う。母親の佐和(中島亜梨沙)と2人暮らしの遙香は、一週間前にも自宅近くで同じオバケを見たという。その後、この母娘と親しい仲で、近所でクリーニング店を営む佐藤都夜(佐々木希)にも話を聞いた比奈子たちは、佐和が以前からストーカー被害に遭っており、その男が雨がっぱを着たオバケと関係しているのではないかと相談される。
やがて、遺体に着せてあった服が、あまりに被害者にぴったりのサイズだったことから、犯人がデザイナーではないかと推理した比奈子。妙子(原田美枝子)によると、遺体を切り取った道具も、デザイナーが使うような特殊なハサミだという。そんななか、佐和のストーカーで自称デザイナーの永山宗一郎(裵ジョンミョン)が、殺された女性のうちの2人に付きまとっていたことが分かる。しかし、逮捕の決め手となる決定的な証拠が見つからない。
しばらくして、比奈子は「佐和さんが男に車で連れて行かれた」と都夜から連絡を受ける。駆け付けると、アパートには意識のない遙香が一人残されていた。比奈子は病院に搬送された遙香に付き添うため、都夜が運転する車に乗り込むが、しばらくすると意識が遠のいて……。
永山を犯人とにらんだ東海林らは急いで幽霊屋敷へ。永山の使うレンタカーを近くで見つけ、中に駆け込むが、そこには喉を切り裂かれた永山の死体が!
その頃、今回の事件をプロファイリングした中島は、犯人が完全な人体パーツを奪い去ることで、彼女たちになり変わろうとしていると分析、犯人は女性だと断定する。その言葉通り、目を覚ました比奈子の前には雨がっぱを着た都夜が立っていて、近くには被害者たちの皮膚で作ったボディスーツのようなものが置かれていた。都夜は、最後に佐和の美しい背中の皮膚を奪い、それを完成させるという。さらに、白くてきれいな比奈子の顔も気に入ったと言い、「ちょうだい……あなたの顔の皮も」と、ハサミを手に身動きできない比奈子に近づいてくる。
犯人の正体に気付いた東海林も、中島とともに比奈子の行方を追うが――。
脚本:古家和尚
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