英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新・東大将棋 無双

2009-07-30 16:28:07 | 将棋
 少し前になりますが、『新・東大将棋 無双』を購入しました。
 (発売日 2008年9月26日(金)   定価(税込) \13,440)

 レベルは最強モード「五段+++」で持ち時間は「30秒秒読み+考慮時間10分」で指しています。と言っても、時間が無いので、局数は少ないのでレビューを書くほど指していません。
 かなり強いと思います。穴熊志向が強い気がします。一番の不満点は、PCが敗勢になると、無意味な悪あがきしてくることです。まったくの時間の無駄ですし、興が冷めます。かなり不満です。
 将棋の強さのみを追及し、対局と詰みの有無などの検討するだけで、そっけないと感じるほど、いたってシンプル。20段階の強さがありますが、そんなに必要ないでしょう。


 それはともかく、今回の購入に当たり、非常に不満に感じたことがあります。
 駒音、秒読み、読み上げなどの機能があるのですが、これに不具合があり、駒音しか機能しません。
 で、ソフトの設定やPCの設定などをチェックしたり、再起動してみたのですが、症状は改善しません。

 そこで、メーカーにメールしました。以下が、その返信です。

***********************************

このたびは弊社ソフトをご購入いただきありがとうございます。
また、ソフトの不具合によりご不便をおかけしまして
誠に申し訳ありません。

お客様のPCで起こっている不具合に関してですが、
こちら、すでに何名かのお客様からも同様の問い合わせがあり、
すでに修正版にアップデートすることにより解決できるようになっております。

「新・東大将棋無双」を立ち上げていただいて
右上の「ヘルプ」から「毎日コミュニケーションズWEBページ」にいっていただいて
そこからアップデートファイルをダウンロードすることができます。

アップデートの仕方でご不明な点がございましたら
お手数ですが再度ご連絡いただければと思います。
注意点としてはアップデート中は一度「新・東大将棋無双」を
閉じていただくということです。

ご案内は以上です。お客様にはお手数おかけしまして
申し訳ございませんでした。

今後とも弊社ソフトをよろしくお願いいたします。



株式会社 毎日コミュニケーションズ

出版事業本部 編集第4部
アミューズメント編集課


*********************************

 このメールについて、皆さんはどう感じられたのでしょうか?
 一見、一般的な対応と思われますが、私は非常に不満を感じました。



 それで、その不満を、メールしました。

********************************

返信、ありがとうございました。
早速アップデートさせていただいて、不具合も解消できました。

今回、感じたことを率直に書かせていただきます。
第一に、と言うか、これがすべてと言ったほうがいいのでしょうか、
「ユーザーに不親切」
です。

不具合が発覚したのが、昨年と言うことです。

今回、ムラウチドットコムで購入した際は、「取り寄せ」でした。
これが貴社より取り寄せたのか、他所で取り寄せたのかが、はっきりしないのですが、

もし前者なら、貴社の怠慢と言わざるを得ません。

すでに卸業者に渡ってしまった製品については、多少、面倒かもしれませんが、
卸業者に欠陥状況や対処法を配布すべきです。
(これについては、もしかしたら、卸業者のほうに怠慢があるのかもしれません)

さらに、ホームページに症状や対処法の告知はすべきです。
(製品のヘルプからたどれる「毎日コミュニケーションズWEBページ」では説明がありますが)
今回の症例、私自身、再起動やコントロールパネルなどのチェックをし、非常に悩みました。
また、メールを送る際、できるだけPC環境を知らせるようにとの指示がありましたので、PC名やCPU名などいろいろ書き込みました。
すごく、手間と時間を浪費した感じがします。


さらに、
> お客様のPCで起こっている不具合に関してですが、
> こちら、すでに何名かのお客様からも同様の問い合わせがあり、
> すでに修正版にアップデートすることにより解決できるようになっております。
>

この説明も、
「対処してあるから、いいだろう」
という思想を感じてしまいます。


さらに

> 「新・東大将棋無双」を立ち上げていただいて
> 右上の「ヘルプ」から「毎日コミュニケーションズWEBページ」にいっていただいて
>
> そこからアップデートファイルをダウンロードすることができます。


これも、不親切な説明で、なかなかわかりませんでした。


ついでに言えば、添付されているマニュアルも薄く、と言うか、
インストールマニュアルだけ。

製品「ヘルプ」からたどれるマニュアルはありますが、
やはり、マニュアルはあったほうが嬉しい。

いろいろ、不満を感じた今回でした。


*******************************


 私の感じたことはおかしいのでしょうか?
 ちなみに、このメールに対する返信はありません。

 「欠陥商品を平気で売り続け、それに対する対応はしてあるからいいだろう。うるさいクレームは無視」

 毎日コミュニケーションズの姿勢、大いに疑問を感じました。
 
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6 コメント

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Unknown (勝手新四朗)
2009-08-01 20:59:48
最近、将棋ソフトは買っていません。
フリーでも十分楽しめるので・・・。

今日のベル杯に武生から沢山 参加頂きました。^^。

それでは山形旅行に行ってきます^^。
返信する
PC  業界 スタンダード (かみしろ)
2009-08-01 21:11:50
 その善悪は別として、ソフトメーカーの対応としては、今回のそれは悪い方ではない、というのが現実だと思います。
 パソコンが家電になれない理由というべきでしょうか、扱う側にマニア的感覚を要求する辺りが、一世帯に複数台あるのがそう珍しくない程になっても変わりません。

 昔のソフトには、結構立派な説明書がついてきたのです。
 わかりにくいものが。
 プログラミングソフトにしろ、ワープロソフトにしろ、表計算ソフトにしろ、グラフィックを扱うソフトにしろ、本気で使おうと思えば書店で別に解説書を購入しなければなりませんでした。なので大容量メディア(CDロム辺りから)が出現し、文字情報なんていくらでも、という状況が訪れるとみるみる紙の分厚いマニュアルは消えてゆき、これはユーザーの要望を反映した形でした。
 そう・・・マニアにとって紙の分厚いマニュアルなんてゴミになるだけ、の存在だったのです。私は中古で売り払う予定のゲームを除き、箱もさっさと(一通り動作確認ができたら)捨てます。
 長く使っていると不親切に慣らされてしまう、また一方そうであるが故にちょっと詳しいだけでそれなりに重宝がられたりもするのですが、パソコンが今現在の汎用性を維持する限り、不具合の多さとそこからくる対応の限界、即ち不親切さも十分な改善は期待できないでしょう。
 
返信する
良い思い出になるといいですね ()
2009-08-02 22:16:50
 勝手さん、こんばんは。

 いよいよ、明日ですね。息子さんの健闘を祈ります。
 土産は、盛上駒でいいよ。
返信する
なるほど、確かにそうですね ()
2009-08-02 22:34:42
 神代さん、こんばんは。

 なるほど、確かに、PC、ソフトユーザーは、家電ユーザーと比べると、はるかに我慢強く、優しいですね。

 マニュアルに関しては、余計な説明だらけの分厚いものを要求しているわけではありません。必要最低限のものでいいと思います。
 ただ、今回は、その必要最低限のものさえなかったと思います。

 今回、改めてPC業界はそういう(不親切)な業界だと再認識しました。そういう業界だったんです。忘れていました。
 でも、すべてのPC関連のメーカーがそうではなく、そういうメーカーが多いということだと思っています。
 やはり、ユーザーの声に耳を傾けていくことは大事だと思います。

 すこし、話はずれますが、販売管理ソフトは、少し値が張るので、それを納得させるために、「これでもか、これでもか」と言うほど、マニュアルが何冊も付いてきます(すべて合わせると、電話帳ぐらいになります)。
 その上、頼みもしないのに、バージョンアップして、それをしないと「サポートしません」と脅迫してきます。
返信する
分厚いの (かみしろ)
2009-08-03 08:36:30
その昔・・・
五万円以上出して購入した3Dグラフィックソフトが
フロッピーディスク一枚と、メモ帳の如きマニュアル一冊と、巨大な外箱から構成されていた時
 確かにやるせないものを感じずにはいられませんでした。

 ネットブックで遂にメーカー自ら天の岩戸を開けた感がありますが、あれで十分、なニーズの存在は何年も前からユーザーの話題にはありました。結局、新製品を買わせる為にOSを巨大化し、必要最低限の機能を上昇させるという手法が可能な、マイクロソフトの寡占状態が招いた状態と、忸怩たるものを覚えつつ過去の敗北による殆ど消え去った傷の疼きに現状を甘受する、というお定まりのコースを辿るよりなかったのですが。

 戦後構造の崩壊(社会主義に次いでアメリカ資本主義の)と呼応して、或いはその一部として、ネットブックは象徴的な存在かもしれません。
 ビスタが拒否されたりというのは、やはりライトユーザーの存在が大きいかな、と思います。
 ま、業務用ソフトなんかは熟成されたOSをネットにつながないで、それ用として使い続けるのがいいのですがね。ソフトが新しくなると使い方が分からん、という人の存在やらを考えると、汎用機→専用機の流れをもう少し加速してもいいと思います。ネットブック+業務ソフトマシン(ネット非接続)+マニア用汎用機のような感じで。
 実際、親切なマニアも何度も何度も同じ事を聞いてくるライトユーザーをメーカーに代わってサポートするのも限界な感じですよ・・・。

「電池の向き逆」
 とか何回あったか・・・。自分ではわからないもの、という前提の・・・・以降は愚痴になりそうなのでこの辺りで。
返信する
「ある、ある」 ()
2009-08-03 16:19:24
かみしろさん、こんにちは。

>五万円以上出して購入した3Dグラフィックソフトがフロッピーディスク一枚と、メモ帳の如きマニュアル一冊と、巨大な外箱から構成されていた…

ははは、「ある、ある」…同感です!


業務用ソフトは「ユーザーの足元を見る」、ゲームソフトは「儲からない」という状況なんでしょうか。


> ビスタが拒否されたりというのは、やはりライトユーザーの存在が大きいかな

ビスタはオフィスユーザーから総スカンを食ったと聞きました。XPに慣れたユーザーには使いにくいそうです。それから、マシンパワーを食うということも、受け入れられなかった理由だと。
 

ライトユーザーってどういう定義かと思いましたが、

>何度も何度も同じ事を聞いてくる
>「電池の向き逆」

なるほどです。
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