どこぞの大統領の影響か、“ディール”という言葉がやたら使用されている。
私はここ最近……すごく最近、初めて耳にしたように思うのだが……
「ディール」…
……そもそも本来の意味のディール(Deal)は、売買・取引などをさす英単語です。 この他にも、取り扱う・かかわる・対処する・分け与えるという意味も持っている言葉なので合わせて覚えておきましょう。 上記の中でもとりわけ日本では、売買行為や取引を意味する言葉として、主にビジネス・金融・M&Aの分野で用いられるケースが多いです。2022/09/28
(Google で「ディールとは」と検索したページの一番最初に示される説明。生成AIを使用?)
普通に考えると、「取引」だと思うが……
今夜の『ニュース7』(NHK)では、トランプ大統領が“ディール”という言葉を発した映像を流した後、キャスターが
「その“ディール”とは“日米安全保障条約”のことです」と。
トランプ大統領の主張は
「我々は日本を守らなければならないが、日本は我々を守る必要はない」ことの不満。
まあ、それはともかく、“ディール”は“条約”という意味もあるらしい。
《外来語や外国語をそのまま使った方が、間違いはない(使用する者にとっては誤訳の危険性はない)》ということかもしれないが、国民相手に意見や情報を伝える政治家やキャスターがきちんと訳さずに使っていいのだろうか?聞いた者が理解できるのだろうか?
評論家やコメンテーターもよく使うが、《賢く見える、聴こえるから》なのだろうか?《便利》ではあるが……
(もうやめた方がいいと思っているが→)『新語・流行語大賞』では「ディール」が一歩リード。
私はここ最近……すごく最近、初めて耳にしたように思うのだが……
「ディール」…
……そもそも本来の意味のディール(Deal)は、売買・取引などをさす英単語です。 この他にも、取り扱う・かかわる・対処する・分け与えるという意味も持っている言葉なので合わせて覚えておきましょう。 上記の中でもとりわけ日本では、売買行為や取引を意味する言葉として、主にビジネス・金融・M&Aの分野で用いられるケースが多いです。2022/09/28
(Google で「ディールとは」と検索したページの一番最初に示される説明。生成AIを使用?)
普通に考えると、「取引」だと思うが……
今夜の『ニュース7』(NHK)では、トランプ大統領が“ディール”という言葉を発した映像を流した後、キャスターが
「その“ディール”とは“日米安全保障条約”のことです」と。
トランプ大統領の主張は
「我々は日本を守らなければならないが、日本は我々を守る必要はない」ことの不満。
まあ、それはともかく、“ディール”は“条約”という意味もあるらしい。
《外来語や外国語をそのまま使った方が、間違いはない(使用する者にとっては誤訳の危険性はない)》ということかもしれないが、国民相手に意見や情報を伝える政治家やキャスターがきちんと訳さずに使っていいのだろうか?聞いた者が理解できるのだろうか?
評論家やコメンテーターもよく使うが、《賢く見える、聴こえるから》なのだろうか?《便利》ではあるが……
(もうやめた方がいいと思っているが→)『新語・流行語大賞』では「ディール」が一歩リード。
またまた、食い付きたい話題でしたので食い付いてしまいました。
辞書的には"ディール(deal)"に"条約"という意味はないように思われます。そのニュース番組は観ていないので推測になりますが、そのキャスターが言いたかったのは"ディール"に"条約"の意味があるということではなく、
トランプ大統領が"ディール(取引)"と表現しているのは、"日米安全保障条約"の(内容の)ことですよ。
ということではないでしょうか?私が言いたいことが、うまく伝わるでしょうか?つまり、その大統領は全てのことを"ディール(取引)"と表現するのです。国家間の条約も彼にとっては"取引"なのです。
もし私の読解力不足で、英さんもその趣旨でコメントされていらっしゃいましたら、すみません。
別件ですが、新幹線の連結が外れたニュースで"重大インシデント"という言葉が使われていますが、"用語"として使われているのでしょうから仕方ないのですが、日本語で"重大事故"や"重大事象"として全く問題ないし分かりやすいと思います。すぐカタカナを使う風潮は何とかしてほしいものです。
>少々疑問が、、... への返信
zoranさん、こんにちは。
私も、「ディール」=「条約」というのは疑問に思いましたが、広義で条約も含まれるのかなと。
ニュースの中でも《トランプ大統領の言う“ディール”は“日米安全保障条約”を指している》という意味で語っていました。
私もそうだと思っていました。なのに、記事にする際、私に勇み足があり、「“ディール”は“条約”という意味もあるらしい」と記したのは、不正確でした。
>国家間の条約も彼にとっては"取引"なのです。
ええ、そう思います。
トランプ大統領は「ディール」という言葉が好きなようですね。しかも、「ディール」を駆け引きに利用している。政治家というより商人ですね。
ウクライナ侵攻の停戦協議でも、強硬な態度で揺さぶり(脅し)を掛けておいて、鉱物資源協定合意を引き出そうとした。しかも、合意方針を引き出しておいて、「停戦はロシアと協議した方が早い」とか言っています。
>新幹線の連結が外れたニュースで"重大インシデント"という言葉が使われていますが、"用語"として使われているのでしょうから仕方ないのですが、日本語で"重大事故"や"重大事象"として全く問題ないし分かりやすいと思います。すぐカタカナを使う風潮は何とかしてほしいものです。
全く同感です。
「エビデンス」とか「インセンティブ」とか……流行っています。