英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『遺留捜査』 第6話

2012-08-24 14:16:42 | ドラマ・映画
 本当はこのドラマ、素直に観るだけで書くつもりはないのですが、先週はあまりの出来だったので書いてしまい、今週は思いのほか面白かったので、書いてしまいます。

 糸村(上川隆也)が、被害者の財布に入っていた、もんじゃ焼きのハガシに固執する。ハガシなどスルーしてしまいそうだが、確かに財布の中に入っているのは不自然であるし、気になる。しかし、まあ普通の者なら後回しか、忘れてしまいそう。
 そこにこだわるのが糸村らしく、そのハガシから被害者の青春ストーリーや昔の恋人への思いが浮かびあがる。

 しかも、例によって、糸村の勝手な単独捜査。これが気に入らない佐久間(八嶋智人)を中心とした捜査が別々に行われ、やがて絡み合っていく。結局、佐久間が不本意ながらも糸村の良さを認める。
 今回、この遺留品から展開する被害者の人生、糸村の単独捜査に反目する捜査(佐久間)がうまく描かれていた。……先週と今週、同じ脚本家とは思えない。


☆些細な突っ込み
・母親の死が医療ミスだとしても、それで計画的(自分の仕事道具を持ち出す)に殺人を犯すとは考えられない。話がもつれて激高、衝動的や偶発的に殺人というパターンならあるかも。
・ミスリードのための後輩の医師が容疑者の中尾(川野直輝)に、嘘の密告電話をさせるが、真犯人にとっては、余計な証拠(証人)を残すだけ。

★佐久間の突っ込み
「糸村の3分間は、3分では終わったためしがない」
 よくぞ、突っ込んでくれました。

【ストーリー】(番組サイトより)
 月島中央署刑事課をまとめようと肩に力の入る佐久間裕司(八嶋智人)はある日、二宮功一(岡田義徳)、仙堂卓己(正名僕蔵)、遠山修介(眞島秀和)ら同僚刑事を屋形船に誘い、労をねぎらっていた。ところがそのとき、佐久間は剣道教室の教え子・中尾亨(川野直輝)が岸辺で男を殴っている現場を目撃する。亨を止めようと、佐久間らは急いで陸上へ。ところが到着したとき、すでに亨の姿はなく、そこには頭から血を流した男の遺体と、亨のイニシャルが入った凶器のパイプレンチが残されていた…。

 被害者は大学病院の心臓外科医・深山隼(東根作寿英)。亡くなった亨の母親の心臓バイパス手術を担当した執刀医だったことが判明する。しかも、亨は母親の死が医療ミスによるものだと疑っていたというではないか! これらの証言と凶器の指紋から、月島中央署の面々は亨が犯人であるという線で捜査を進めることに。そんななか、糸村聡(上川隆也)だけは深山の財布に入っていた、もんじゃ焼きのハガシに固執。単独捜査の末、ハガシが約20年前に作られたものだと判明すると同時に、深山とある噂のあった高校時代のクラスメート・松下友美(伊藤裕子)の存在が浮かび上がる。

 一方、佐久間によって署に連行された亨は、頑として殺害を否認。また、医療ミスについては病院関係者を名乗る男からの密告電話で知った、と証言する。佐久間は亨の証言を信じようとするが…。


ゲスト:伊藤裕子 東根作寿英 今井朋彦 ほか
脚本:大石哲也
監督:伊藤寿浩

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