英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2022王将戦リーグ 豊島九段ー渡辺名人

2022-11-15 20:23:30 | 将棋
 棋士人生で、一番の応援を受けたかもしれない渡辺竜王、1分将棋になりながらも勝負形に持ち込み、《もしや》と思わせる局面に持ち込んだが、豊島九段が踏みとどまって勝ち切った。1敗を死守(4勝1敗)した豊島九段は。4最終局で羽生九段との一局に勝てば、5勝1敗で羽生九段に並び、プレーオフに持ち込める。

1渡辺名人 1勝5敗  ●近藤 ●服部 ○永瀬 ●羽生 ●豊島 ●糸谷
2永瀬王座 3勝2敗  ○糸谷 ●渡辺 ○豊島 ●羽生 ○近藤  服部
3羽生九段 5勝0敗  ○服部 ○糸谷 ○近藤 ○渡辺 ○永瀬  豊島
4近藤七段 2勝3敗  ○渡辺 ●豊島 ●羽生 ○服部 ●永瀬  糸谷
5豊島九段 4勝1敗  ○近藤 ●永瀬 ○糸谷 ○渡辺 ○服部  羽生
5糸谷八段 2勝3敗  ●永瀬 ●羽生 ●豊島 ○服部 ○渡辺  近藤
5服部五段 1勝4敗  ●羽生 ○渡辺 ●近藤 ●糸谷 ●豊島  永瀬


11月1日記事(「2022王将戦リーグ 羽生九段5連勝とし挑戦権目前」)で
「最終局までの、豊島ー服部、豊島―渡辺戦のどちらか一局でも落としてくれれば、挑戦が決定するというかなり有利な状況」と書いたが、やはり甘くはなかった。
 
 今日の一局、終盤の入り口で渡辺名人が早々と一分将棋になってしまった。豊島九段は、この時点では1時間30分ほど残っていたようだ。これでは、渡辺名人に勝ち味は薄いかなと見ていた。渡辺名人としては、珍しい時間の使い方のように思う。
 羽生ファンとしては、他力にすがっても、今日、挑戦が決まってほしかったが、最終局に勝てばいいのだ。負けても、プレーオフで勝てば良いのだが、6戦全勝で挑戦権を獲得する方が格好いい!(白状すると、プレーオフでドキドキするのは嫌だ)

 対豊島戦の直近10局は、1勝9敗と非常に分が悪い。でも、一局の勝負は分からない。
 今期の成績は19勝8敗。勝率は.7037。7割以上で復活の気配。ただし、内容は不完全で、逆転勝ちが多い。しかも、必敗形から相手のミスで勝ちを拾う内容が少なくない。
 とは言え、逆転した局面を勝ち切るのも簡単ではない。実際、よく勝ち切れたなあと思うことが多い。復調してきているのは間違いない。王将リーグの対永瀬戦の2段目に歩の連打で凌いだ終盤は全盛期を彷彿させた。
 最終局の11月22日はドキドキだな。

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