英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

竜王戦最終局展望

2008-12-13 19:37:30 | 将棋
 羽生ファンにとっては、なんともいえない日が続いている。
 第四局で目前の永世竜王位をスルリと逃がし、第五局は難解なところもあったが渡辺竜王の攻め倒されたイメージ、第六局に至っては、渡辺竜王新手でペースを握られ惨敗。
 3連勝後の3連敗、しかも、渡辺竜王の勢いが加速度をつけて増してきているうえ、羽生名人が急ブレーキ。さすがの羽生名人でも、この流れを止められないというのが大方の見方。


 悲観的に考えても仕方がないので、プラス要素を探そう。

①羽生名人は小さな不調に陥ることが多いが立ち直りも早い。2006年2月に5連敗して以降、すべて3連敗で止めている。

②竜王失冠の覚悟をした渡辺竜王が、1勝を上げて伸び伸び指しているが、3-3と並んで、永世竜王に手が届くところまで来た。永世竜王も大きいが、羽生名人より先に、羽生名人との決戦を制して、羽生名人より先に永世竜王を取る意味の大きさに、第六局と同じ心理状態で指すのは難しい。

③最終局は改めて振り駒を行い、先手後手があらかじめ決まっていないので、策戦家の渡辺竜王が事前に細かい作戦を立てにくい。
 対する羽生名人は最終局の経験も豊富で、しかも、作戦レパートリーも多い。

④将棋界において、過去に3連勝後の4連敗はない。

 う~ん、これくらいしか思い浮かびません。

①今回の不調がいつもと同じように短期的なものである保証はない。

②渡辺竜王も平常心でいるのは難しいが、羽生名人にとってのプレッシャーは渡辺竜王より大きそうだ。

③これは、堅固な拠り所と言えそうだ

④過去にはないというだけで、今後もないという保証はない

 う~ん、マイナス要素(勝負の流れなど)に比べて、プラス要素は少ない。あとは、地力の強さを信じることでしょうか。運も大きいかもしれない。
 あと、最終戦直前の朝日杯がどう影響するのか?
 朝日杯、延期して欲しいなあ。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 竜王戦第六局 ああぁぁ | トップ | 娘② »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
渡辺ファン (yutanpo23)
2008-12-14 00:28:08
渡辺ファンとして投稿します。

個人的には第3局までの内容から第7局まで来たことが信じられないので、最終局は楽な気持ちで迎えられそうです。渡辺竜王は一番棋譜を並べている棋士なので、ぜひ頑張って頂きたいです。

それにしても来週の渡辺竜王は凄いスケジュールですね。

月曜日 朝日杯
火曜日 移動
水、木曜日 竜王戦
金曜日 順位戦

一瞬目を疑いました。
今でも月曜日と金曜日の日程は誤植だろうと思っています^^;
返信する
訂正 (yutanpo23)
2008-12-14 07:43:55
渡辺竜王の順位戦、名人戦棋譜速報では22日の月曜日になっていました。

連盟webの「今後1週間の予定」が誤植みたいです。
返信する
渡辺ファンでもあります ()
2008-12-14 10:52:05
 渡辺竜王の将棋界のことを考えた日常の言動やファンサービスには敬服していて、渡辺ファンです。
 しかし、私は羽生名人の大ファンなので羽生名人を応援しています。
 最終戦は両者悔いの残らないような大熱戦を来たいしています。

 とにかく、朝日杯のあの日程はどうにかして欲しいです。最終局の直前、しかも、両者がともに勝つと両者の対戦となります。間隔があるのならまだしも、味が悪すぎます。
返信する

コメントを投稿

将棋」カテゴリの最新記事