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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season23 第3話「楽園」

2024-10-31 20:07:20 | ドラマ・映画
多数の要素が絡み合い、右京が先行、亀山が後を追う……
 …登場人物が、隠遁側、悪人側、捜査側が入り乱れ、けっこう複雑であったが、右京の瞬時の推理を、亀山がそれを懸命に考え捜査してくれたので、逐次、謎が提示、明かされていったので、楽しめて面白かった。

 ペンションに集う?幾組かのグループ……“金田一少年”風味も興味が高まった。
 こういうパターンは、『相棒』においても幾つかあるが、『招かれざる客』(season9)を思い出す。右京の後を追った神戸が、咄嗟に「杉下右京、逮捕状が出ている!」とか言って、自分の健康診断書をチラッと提示したシーンが印象深い。

転落死――
・残されていたPCにより、死亡した古瀬彰人は世界有数のハッカー・バジリスクと考えられる…50億円の仮想通過を所有
・古瀬のスマホは持ち去られ、六本木で電源を切られた  
・密売グループと関係? ビルを見張っていた
・右京の指示で、池袋のコインロッカーの映像を調べる土師
鮫島……素性不明の詐欺、恐喝の大物 女好き
・六本木にはフィッシング詐欺の疑いがあるIT会社が存在(鮫島が関与) 鮫島からの指示《バジリスクにPCの罠を仕掛けろ》
 ……偽メール「バジリスクの正体が分かった。明日、6時、新宿オウシンビルにて」で、バジリスクをおびき出す
 ……《古瀬のスマホのデータを解析して、居所を探せ》→ペンションを特定  スマホはコインロッカーに

楽園――(俗世間から隔絶したペンション……ネットがつながらない)
ミステリー作家・岸みどり編集者……氷を綾乃に所望し入手
らしき二人……納屋を探り、スマホで撮影 その納屋には使用後と思われるガソリンタンク 小火の現場からもガソリン臭
起業家とその彼女……小火を発見(原因は、よく消さなかった煙草の火が引火したものと思われた) 林に何かを埋めていた←オーナが目撃
ペンションオーナー・樫村陽介従業員女性・志田綾乃……勝手口付近に床にエプロン(塗料が付着)が落ちていた
 

・亀山は右京の捜査をたどり、右京のいるペンション・楽園を突き止め、電話を掛ける
・右京が電話口に出たところで、停電
・従業員・彩乃が消える ベランダに彩乃のエプロンが
・配電盤を調べる右京、床には停電の細工をした痕跡(水たまり)……氷が解けるとスタンドが倒れ、スタンドに繋がれていたロープが引っ張られもう一方の先のブレーカーが落ちる
・彩乃のエプロンに付いていた蓄光塗料が編集者の袖にも付着していた

右京に追及されて編集者は白状
「3年前に美人局に引っかかり、鮫島に恐喝される。
 2年前から脅迫がなくなっていたが、鮫島からペンションに行けと指示された」
「あの女を傷つけろ」という指示も

・こっそり毛布を持ち出しどこかに行くペンションオーナー
・その様子を見てほくそ笑む起業家の彼女
・尾行していた父娘を右京が問いただす
「放火の証拠の煙草を保管、納屋で現場を記録するように写真を撮り、自分を尾行していましたよね。刑事のように
「あんたが鮫島だろう!」……鮫島を追っている六本木署の刑事だった
〔刑事の言葉〕
「鮫島の会社のビルに偽の清掃員(バジリスクと思われる)が侵入」
「ゴミ箱を漁って個人情報を盗み(トラッシング)」
「パスワードを推察し、PCに侵入。鮫島に狙いを定めた標的型攻撃。これまで、無差別な愉快犯だったので、何者かに雇われたのでは?
「”何者”かというのが彩乃?」
鮫島の復讐の標的が彩乃だと考え、鮫島を右京と思い込み、見張っていた」
鮫島の部下を見張っていて、ペンションにたどり着いた
鮫島の部下は、若いカップル
・古瀬と綾乃は施設の仲間だった、古瀬はオーナーの恩人だった
・彩乃が働いていた喫茶店で、鮫島と出会い、つきまとわれた
バジリスクは彩乃を鮫島から逃がすために、鮫島の財力を奪った
・ペンションには立て続けに3件の予約が入っていた。鮫島の手下の可能性がありそう
彩乃には《停電の瞬間、逃げろ》という指示が右京から出されていた
 
 オーナーが毛布をガレージに持っていたのを見た起業家の彼女は、《彩乃は起業家に倉庫にいる》といい、ふたりで彩乃を始末しに行く
 待ち構えていた右京が、彼らが埋めていたガソリンの染み込んだ軍手を証拠品だと追及
六本木署刑事たちと駆け付けた亀山加勢し、確保

・バジリスクはペンションオーナーだった
・古瀬の部屋にあったレジ袋の結び方と、オーナーの結び方が同じだった・ 鮫島のビルの防犯カメラの映像に映った偽清掃員の腕のアザと同じアザがあった

鮫島は、バジリスクに財産を奪われ、絶望し、樹海で死亡(自殺)
作家の岸みどりは鮫島の母で、息子の復讐の為、バジリスクを探していた
・PCの罠におびき寄せられた古瀬を岸が殺害したが、古瀬はバジリスクでなかったと思い、鮫島を装って六本木の詐欺会社にバジリスクの居場所を突き止めさせた。編集者をはめたのも、若いカップルに指示したのも岸だった

 オーナーが鮫島から金を奪ったのは、彩乃と古瀬を守るためだった

 何となく、ペンションオーナー・樫村と小説家・岸には裏(真犯人)がありそうだとは思ったが、ダブルのどんでん返しは面白かった
 ただ、鮫島・本名:田村一郎と岸みどりの親子の行動は少し不自然。
 田村が50億円取られたまま、報復せず自殺する男とは思えない。
 岸の行動力・実行力(腕力)も凄すぎ。
 バジリスクの映像(偽清掃員姿)は、古瀬と体格が違い過ぎ。


 古瀬彰人を演じた草野イニ(いに)さん、芸名は草野仁氏に、あやかったのだろうか?


第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)



【ストーリー】番組サイトより
薫の休暇中、謎の行動を取る右京
陸の孤島で不穏な事件が続発する!


 右京(水谷豊)は、携帯の電波さえ届かない、山奥のペンションにいた。宿泊客は、小説家の岸(ふせえり)とお付きの編集者など、右京を含めて7人ほど。思い思いに過ごしている様子を見る限り、いずれもくせ者揃いのようだ。いっぽう、オーナーの樫村(福士誠治)は、黙々と仕事をこなす誠実な人物の様子。ただ、その表情にはどこか陰があって…。
 同じ頃、温泉宿で休暇を満喫中の薫(寺脇康文)は、美和子(鈴木砂羽)に促され、気になる映像を目にしていた。たまたま撮られたと思われるその映像には、ビルから転落する男と共に、右京らしき人物の姿が映っていた。
 翌朝、残りの休日を返上して出勤した薫は、自分の留守中、右京が違法薬物の摘発を手伝っていたと聞く。その捜査過程で浮上した怪しい人物の自宅を訪れると、男はすでに不審死を遂げていたという。そんな中、右京が滞在中のペンションでは、不穏な出来事が次々に起きて…!?

山奥の宿に逗留する右京の目的とは?
その足跡を追い、事件の背景に迫る薫
点と点が繋がるとき、予想外の真実が浮かび上がる!


ゲスト:ふせえり 福士誠治

脚本:光益義幸
監督:橋本一
コメント (2)
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鬼ブロック 第10期叡王戦(2024~2025年) 段位別予選・九段戦

2024-10-31 18:25:49 | 将棋
叡王戦 段位別予選
 九段戦A組    B組      C組
阿部 隆 九段  久保 利明九段  佐藤 天彦九段
南 芳一 九段※ 福崎 文吾九段※ 中村 修 九段※
脇 謙二 九段※ 井上 慶太九段※ 屋敷 伸之九段
森内 俊之九段  島  朗 九段  豊島 将之九段
先崎 学 九段  深浦 康市九段  谷川 浩司17世
佐藤 康光九段  郷田 真隆九段  行方 尚司九段
鈴木 大介九段  木村 一基九段  藤井 猛 九段
富岡 英作九段※ 森下 卓 九段※ 広瀬 章人九段
高橋 道雄九段※ 塚田 泰明九段※ 渡辺 明 九段
三浦 弘行九段  丸山 忠久九段  羽生 善治九段
 ※は1回戦から
 青字は順位戦B級1組 または 竜王戦2組以上または現役永世名人
 太青字は順位戦A級
 
 本当は勝率や各棋戦の活躍度を加味して、色分けしないといけないのだが、余力がない……
 行方九段や鈴木九段は青字にした方が良いのかもしれない。


 将棋界では、「平均実力は九段より八段の方が強い」と言われている……
 年齢的に棋力がやや衰えても、段位は落ちない。A級昇級で八段になるなど、脂の乗った棋士が多い。(七段昇段後に勝ち星を重ねて昇段した棋士もいるが)
 九段の中には、九段昇級してから長く棋力を維持している羽生九段(最近は…)、渡辺九段、八段昇級後にすぐ九段の条件をクリアした豊島九段、永瀬九段もいる。(藤井現七冠も当然九段)
 が、やはり、九段棋士でも……(お察しください)

 という事情はあるが、今期の九段戦のC組は例外で、異常に実力者が集まってしまった。
 特に、羽生九段の山は、一回戦から渡辺ー広瀬戦。その勝者の広瀬九段と羽生九段が二回戦で激突。(羽生九段が勝利)



 本来なら、「“ぐう”の詳細 その3 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦」の続きを記事にすべきなのですが、さぼりました。
 なので、この場でご報告。
 近藤戦(10月17日)の後、王将リーグで菅井八段に敗れ(10月21日)、直近成績が1勝11敗……
 10月25日の王将リーグ対広瀬九段戦は流石に暗い気持ち……というか、《負けてもいいじゃないか》という気持ちで観戦。……そこで、ようやく勝利。
 この一局、羽生九段が優勢だったのだが、《まだまだ難しい。そのうえ、最近の羽生九段は……》と不安だったが、広瀬九段があっさり投了。まだまだ、ドキドキが続くと覚悟していたのが、拍子抜け。まあ、良かったんだけど。
 そして、昨日(10月30日)の叡王戦予選九段戦で、再び広瀬九段と対戦。これも、難しい将棋だったが、終盤の入り口で、広瀬九段が飛車の逃げ方を誤り、敗勢。そのまま、羽生九段の勝利。
 飛車の逃げ方は2通りで、どちらもありそうだった。それに、広瀬九段は連続対局。なので、ちょっと運が良かった気もする(羽生九段、ごめんなさい)

 そして、本日(10月31日)、王将リーグ・近藤七段戦。なんと、二日連続の対局。短時間将棋で1日2局は珍しくないし(昨日の広瀬九段もそう)、それよりは条件が楽なのだが、珍しい日程だ。
 近藤七段には、最近2局ほど、最終盤に“会心の一撃”を食らっているので、借りを返しておきたい。


…………負けました。う~ん。
 終盤の入り口の辺りで、攻められる手を嫌がって、無理気味に攻めて、届かない。
 敵陣に遊び駒を残し、駒不足で攻めが息切れした時に、一気に攻め込まれ、持っていかれてしまう……
 そんな負け方が、多いような気がする。
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