英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その92「大阪府の宣言解除要請の判断の合理性に疑問」

2021-02-10 17:54:31 | 時事
大阪府は緊急事態宣言について
①直近1週間の新規陽性者数が1日平均で300人以下の日が7日間続く
②重症患者用の病床の使用率が60%未満の日が7日間続く

 この2条件のどちらかを満たした場合、専門家の意見を踏まえたうえで国に解除を要請するかどうかを判断する


 この基準を府が発表した時、《「かつ」ではなく「または」なんだ》と思った。
 この2条件は感染状況の危機度を判断する上で、非常に重要な要素で、この両条件を満たさないと、緊急事態宣言の解除などできないはず。



 一応、この変な条件を満たしたため対策本部会議を開いたが、
 メンバーの専門家からは「現段階では緊急事態宣言の解除要請は時期尚早だ」という意見や「中途半端に宣言を解除すれば十分に下がりきらない状態から拡大へと転じる可能性がある」といった指摘が相次いだ。
 これを受けて会議では、医療現場の状況などを慎重に見ていく必要があるとして、現時点で国に解除の要請を行うことは見送る方針を決めた。

 吉村知事は
「基準として甘いとは考えていない。専門家の意見を聞いて、病床の使用率を見るべきだと判断して来週中に会議を開く判断をした」
「こうした判断基準を作らずに、国がいうことをやり期間が終わるまで黙って何も作らないというやり方もあると思うし、そのほうが批判もされず楽だと思う。ただ、僕自身は宣言の副作用や犠牲を考えたとき、一定の基準を作りながら専門家の意見も聞くという基準のもとで、きょうの判断をしたということだ」

(NHK 「NEWS WEB」より)

 宣言を延長した国を牽制したかったのだろう。

 無駄な会議のように思える……
コメント (4)
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森喜朗会長の女性蔑視発言問題② ~~40分間の発言の中での言葉……あの発言は、一体、どの口が言ったのだろう?~~

2021-02-10 16:50:03 | 時事
 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が都内で定例会見に出席し、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視とみられる発言について言及した。
 「今回の女性蔑視と受け取れる発言は、いかなる種類の差別も認めないという五輪の根本精神に反するものである。私は極めて不適切だったと改めて強調したい」と語る一方で「森会長もこれを認めて撤回、謝罪しております。この発言自体の是非については改めて述べる必要はないと思っている」

『スポニチ』2月9日記事」より】

 山下氏も森氏の発言に対して「極めて不適切」と述べているが、森氏が撤回し謝罪しているので、これ以上追及しないらしい。
 まあ、運営側としては、諸々の事情により森氏が退場してしまう事態は避けたいのだろう。山下氏でなくても、辞任を勧告するのはかなりの決断が必要だろう(勇気も必要。あの会見での「不適任だ」と答えた記者は偉い!)
 でも、もう収まりがつかない状況なので、今が辞任を勧告するタイミングだろう。(前記事でも書いたが、これまでのゴタゴタの責任も取って欲しいし)

「森氏があの発言をした際に、山下会長も同席されていたのに、なぜ咎めなかったのか?」という記者の質問に対して
 「あの時、森氏が約40分間の発言をされた。その中の半分すぎたくらいのところで、“女性差別”と取られる発言があったが、その後もいろいろ話題が変わり、いさめる機会を逸してしまった」(←意訳)と説明。

 1回の発言で、40分間も!
 40分間もの発言の最中に「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と述べるとは!

 “棚に上げる”とか“どの口が…”とか、会議のメンバーは思ったのでは?

「森喜朗会長の女性蔑視発言問題」
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