英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

NHK『羽生善治 天才棋士 50歳の苦闘』 その3「将棋が好きなんだなあ」

2021-02-28 10:23:20 | 将棋
「今年のクリスマスは豊島竜王と過ごすから、クリスマスが終わるまで帰れない」
と大根切ってる時、唐突に言われた時は脳がバグを起こしたな…(by 理恵ツイッター)


 …………牛乳ブフォッの場面だ。よく、指を切らなかったな。


12月25日 A級順位戦 対豊島戦
 大振り替わりの際、誤算があり、必敗形に。
 終盤での必敗形(自玉は寄せられる寸前、相手玉は安泰)で、幾ばくもなく投了に追い込まれそう。事実、評価値:豊島93%
 そこから、寄せられそうだったが決め手を与えず、徐々に豊島の指し手によどみが生じさせた。流れがおかしくなり、豊島に落手が……形勢逆転。その後、必勝に。
 しかし、今度は豊島が決め手を与えず、両者、時間が切迫。評価値は羽生の勝勢を示していたが、最善手を続けるのはかなり難しい。ボルダリング?(フリークライミング?)のスピード種目に例えると、《一歩リードしているが、ほんの少しの掴み損ねで逆転される》といった感じか。

「強い人と指しているのは楽しいですね、やっぱり
 将棋覚えたてで熱中して、将棋道場で時間を忘れて指すのと、気持ち的には同じだと思いますよ
 気がついたら3時間経ってたりとか、10局指していたとか…同じだと思います」


深夜の秒読みの中、羽生が間違え「羽生94%」→「豊島94%」に。
豊島も間違え、再び「羽生94%」に。
ところが、羽生は最善手を見つけられず、勝てる可能性があったのに、投了。

「あ~~そうかぁ」
正解手を指摘され、笑顔の羽生


 やっぱり、羽生九段は将棋が好きなんだなぁ
 苦しい将棋を耐え、ようやく逆転した将棋。
 まだ、負けていない(勝ちがあった?)のに、投了してしまった。
 15時間に及ぶ苦労が……
 ……正解手に納得し、笑顔とは!


研究パートナーの木村
「まだ、挑戦してタイトルを取れるとお考えなのではないでしょうか。
 なんとなくですが、そういうふうに感じます。
 そういったことを心に秘めて、指しているのではないかと思います」

「将棋は全く手つかずとか、全く発掘していない場所は、実はたくさんあるので、
 そこは未知の世界ですよね。
 全容解明するのは相当難しい事なので、自分のできることをやりきるというところですかねぇ」


(いつまで将棋を指すかは)
「いやぁ、全然決めてないです
 全然先のことを考えてないので、なるようにしかならないかな」


天才棋士、人生の中盤戦は、始まったばかりだ(ナレーション)

エンディングにゆずの『栄光の架橋』
いくつもの~♪日々を超えて~♪辿り着いた日々がある~♪
だからもうぉ♪迷わずに進めばいい~♪
栄光への 架け橋へと~♪




試行錯誤中の羽生。
苦しい情況だが、まだまだやれる。
タイトル獲得もあるぞ。

でも、まあ…羽生が楽しければ、それでいい。

羽生の将棋は面白い
羽生を観ているのは楽しい。
コメント (2)
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