“2時間スペシャル”と銘打っていたが、前の週がお休み(放送なし)となり、日程のつじつま合わせで2話をまとめて放送しただけのようだった。
≪前半≫
息子を亡くした母親が騙されているのを承知で、受け子・清川に金を渡す……
………オレオレ詐欺に騙されたという事実で、息子が生きていると思い込みたかった………
(突っ込み所はあったが)そんな母心が切ない。
「騙しに来てくれて、ありがとう」
受け子・清川もそんな母心に心を動かされ、金を返し、警察に出頭を決意。
出頭前に謝りに来た清川。
息子に作るような気持ちで、焼きそばを大量に作る。
おいしそうに食べる清川を嬉しそうに見る母親。
「御馳走様でした。最低の人間になるところでした」と礼を言う。
二宮刑事が彼を連行し、多量に残った焼きそばが寂しさを際立た、嗚咽する母親。
【一応、細かい突っ込み】
・オレオレ詐欺の犯行手口がずさんで、上層部の者たちの風体がベタすぎる。
・資産家がゲス過ぎで、こんな人物を盟友と感じ、「弔い記事」云々を口にする新聞社オーナーの人格を疑いたくなった
・清川が資産家殺しの犯人を目撃して、強盗殺人とオレオレ詐欺を無理やりからめたのは必要だったのだろうか?
・さらに、清川は目撃情報をエサに京都タイムスを振り回したが、これは無理やりの意味のない“視聴者攪乱エピソード”だった。
≪後半≫
後半エピソードは、すべてにおいて中途半端。
「国有地の払い下げに関する念書」を美馬が手に入れた経緯、それを忍布のミスで二宮刑事に渡り、さらに二宮が府警上層部に渡してしまうのは、あまりに不自然。
念書の持ち主の転落死が、痴情のもつれ(同性愛者の嫉妬)であった点はまだ良しとしても、上層部の腐敗の落とし前の付け方が中途半端で、念書の件はお座なりで済ませてしまった。
それにしても、京都タイムスのオーナーの知り合いは、ロクな奴がいない。
【ストーリー】番組サイトより
≪前半≫
資産家の富永剣一郎(藤沢徹衛)が殺された。富永は、表向きは投資顧問会社社長を名乗っていたが、裏では高利貸しを営んでおり、自宅にどれほどの資産を貯め込んでいたのか謎だった。富永邸には防犯カメラが30台以上も設置されていたものの、すべてホームセンターで購入した偽物だったため、犯人の姿はとらえておらず、犯人が何を奪い去ったのかもわからなかった。
直後、京都タイムスに犯人を名乗る男から電話が入り、鉄忍布(観月ありさ)が所属する社会部は騒然! 男は犯人である証として、茶色の革バッグに現金を詰めて奪ったことを告げ、電話を切った。デスクの古林千華子(財前直見)は裏付けを取るよう、胡桃沢洋(甲本雅裕)に指示。確かに、被害者宅から茶色のバッグが消えていたことがわかる。
その後、男から再度電話があり、出頭する前に会っておきたい女性がいると言いだす。電話の男は本当に犯人なのか、それともいたずら電話なのか…。京都タイムス社会部は、男が語った内容を確認するべく奔走するが…!?
そんな中、千華子に命じられて周辺取材に出向いた忍布は、現場近くの美容院店主・広岡加寿子(藤真利子)と知り合う。ちょうど忍布が訪れたとき、加寿子のもとに息子だという男から「会社の大事な金をなくした」という“オレオレ詐欺”の電話がかかってきた。忍布は加寿子に気をつけるよう忠告するが、加寿子は10年ぶりに息子から電話がかかってきたと言い張って聞かない。部員たちが資産家強盗殺人事件の調べに駆け回る中、忍布は加寿子のことが気にかかって…!?
やがて、忍布の執念の取材の結果、強盗殺人とオレオレ詐欺をつなぐ見えない糸が明らかに…!? さらに、加寿子が胸に秘めていた、ある“事情”も判明! 犯人の心を揺さぶった、加寿子の思いとは…!? 涙の展開が待ち受ける…!
≪後半≫
忍布は、年上の後輩・美馬健作(宅間孝行)から相談を持ちかけられる。美馬は、行きつけのマッサージ店の店長・藤原耐子(遠藤久美子)から1通の書類を預かったのだが、どう扱ったらよいものか困っていると話す。
その書類は、国有地の払い下げに関する念書という、きな臭いものだった。実は前日、耐子の内縁の夫で不動産会社・社長の太平健一(伊庭剛)が歩道橋から転落死したのだが、耐子はこの払い下げに絡んで彼が殺害されたと考えているようだった。耐子によると、太平は国有地払い下げのために暗躍したものの、最終的に「怪しげな不動産業者は不要」と相手から切り捨てられたという。それを不服に思った太平が念書を盗み出したところ、脅迫や嫌がらせを繰り返されることとなり、耐子は身の危険を感じた太平から念書を預かったという。
調べてみると、その国有地はかつて京都府警の関連施設が存在した土地だった…。警察が一枚かんでいるとわかった忍布は慎重に取材を進めるべきと判断、美馬から念書を預かった。
ところが、思いがけない事態が起きた…! なんと忍布が二日酔いで寝込んでいる間に、息子・一路(前田旺志郎)がその念書を、同様の封筒に入った高校案内の書類と勘違いして、京都府警捜査一課刑事・二宮正人(益岡徹)に渡してしまったのだ。忍布が気づいたとき、念書はすでに二宮の手を離れ、府警幹部の右田泰介警視正(菅原大吉)のもとに届いていた。
美馬はもちろん、デスクの千華子からも重要なネタの紛失をなじられ、今回ばかりは反省しきりの忍布。耐子に謝罪し、事件を調べ直すことを約束する。
そんな中、美馬が念書の中に畑山満(山田永二)という名前があったことを思い出す。彼は、京都選出の国会議員・野崎敬四郎(浜田晃)の秘書だった。野崎は、千華子にとって因縁の深い人物だったが…!?
監督:田竜太、藤岡浩二郎
脚本:西岡琢也
≪前半≫
息子を亡くした母親が騙されているのを承知で、受け子・清川に金を渡す……
………オレオレ詐欺に騙されたという事実で、息子が生きていると思い込みたかった………
(突っ込み所はあったが)そんな母心が切ない。
「騙しに来てくれて、ありがとう」
受け子・清川もそんな母心に心を動かされ、金を返し、警察に出頭を決意。
出頭前に謝りに来た清川。
息子に作るような気持ちで、焼きそばを大量に作る。
おいしそうに食べる清川を嬉しそうに見る母親。
「御馳走様でした。最低の人間になるところでした」と礼を言う。
二宮刑事が彼を連行し、多量に残った焼きそばが寂しさを際立た、嗚咽する母親。
【一応、細かい突っ込み】
・オレオレ詐欺の犯行手口がずさんで、上層部の者たちの風体がベタすぎる。
・資産家がゲス過ぎで、こんな人物を盟友と感じ、「弔い記事」云々を口にする新聞社オーナーの人格を疑いたくなった
・清川が資産家殺しの犯人を目撃して、強盗殺人とオレオレ詐欺を無理やりからめたのは必要だったのだろうか?
・さらに、清川は目撃情報をエサに京都タイムスを振り回したが、これは無理やりの意味のない“視聴者攪乱エピソード”だった。
≪後半≫
後半エピソードは、すべてにおいて中途半端。
「国有地の払い下げに関する念書」を美馬が手に入れた経緯、それを忍布のミスで二宮刑事に渡り、さらに二宮が府警上層部に渡してしまうのは、あまりに不自然。
念書の持ち主の転落死が、痴情のもつれ(同性愛者の嫉妬)であった点はまだ良しとしても、上層部の腐敗の落とし前の付け方が中途半端で、念書の件はお座なりで済ませてしまった。
それにしても、京都タイムスのオーナーの知り合いは、ロクな奴がいない。
【ストーリー】番組サイトより
≪前半≫
資産家の富永剣一郎(藤沢徹衛)が殺された。富永は、表向きは投資顧問会社社長を名乗っていたが、裏では高利貸しを営んでおり、自宅にどれほどの資産を貯め込んでいたのか謎だった。富永邸には防犯カメラが30台以上も設置されていたものの、すべてホームセンターで購入した偽物だったため、犯人の姿はとらえておらず、犯人が何を奪い去ったのかもわからなかった。
直後、京都タイムスに犯人を名乗る男から電話が入り、鉄忍布(観月ありさ)が所属する社会部は騒然! 男は犯人である証として、茶色の革バッグに現金を詰めて奪ったことを告げ、電話を切った。デスクの古林千華子(財前直見)は裏付けを取るよう、胡桃沢洋(甲本雅裕)に指示。確かに、被害者宅から茶色のバッグが消えていたことがわかる。
その後、男から再度電話があり、出頭する前に会っておきたい女性がいると言いだす。電話の男は本当に犯人なのか、それともいたずら電話なのか…。京都タイムス社会部は、男が語った内容を確認するべく奔走するが…!?
そんな中、千華子に命じられて周辺取材に出向いた忍布は、現場近くの美容院店主・広岡加寿子(藤真利子)と知り合う。ちょうど忍布が訪れたとき、加寿子のもとに息子だという男から「会社の大事な金をなくした」という“オレオレ詐欺”の電話がかかってきた。忍布は加寿子に気をつけるよう忠告するが、加寿子は10年ぶりに息子から電話がかかってきたと言い張って聞かない。部員たちが資産家強盗殺人事件の調べに駆け回る中、忍布は加寿子のことが気にかかって…!?
やがて、忍布の執念の取材の結果、強盗殺人とオレオレ詐欺をつなぐ見えない糸が明らかに…!? さらに、加寿子が胸に秘めていた、ある“事情”も判明! 犯人の心を揺さぶった、加寿子の思いとは…!? 涙の展開が待ち受ける…!
≪後半≫
忍布は、年上の後輩・美馬健作(宅間孝行)から相談を持ちかけられる。美馬は、行きつけのマッサージ店の店長・藤原耐子(遠藤久美子)から1通の書類を預かったのだが、どう扱ったらよいものか困っていると話す。
その書類は、国有地の払い下げに関する念書という、きな臭いものだった。実は前日、耐子の内縁の夫で不動産会社・社長の太平健一(伊庭剛)が歩道橋から転落死したのだが、耐子はこの払い下げに絡んで彼が殺害されたと考えているようだった。耐子によると、太平は国有地払い下げのために暗躍したものの、最終的に「怪しげな不動産業者は不要」と相手から切り捨てられたという。それを不服に思った太平が念書を盗み出したところ、脅迫や嫌がらせを繰り返されることとなり、耐子は身の危険を感じた太平から念書を預かったという。
調べてみると、その国有地はかつて京都府警の関連施設が存在した土地だった…。警察が一枚かんでいるとわかった忍布は慎重に取材を進めるべきと判断、美馬から念書を預かった。
ところが、思いがけない事態が起きた…! なんと忍布が二日酔いで寝込んでいる間に、息子・一路(前田旺志郎)がその念書を、同様の封筒に入った高校案内の書類と勘違いして、京都府警捜査一課刑事・二宮正人(益岡徹)に渡してしまったのだ。忍布が気づいたとき、念書はすでに二宮の手を離れ、府警幹部の右田泰介警視正(菅原大吉)のもとに届いていた。
美馬はもちろん、デスクの千華子からも重要なネタの紛失をなじられ、今回ばかりは反省しきりの忍布。耐子に謝罪し、事件を調べ直すことを約束する。
そんな中、美馬が念書の中に畑山満(山田永二)という名前があったことを思い出す。彼は、京都選出の国会議員・野崎敬四郎(浜田晃)の秘書だった。野崎は、千華子にとって因縁の深い人物だったが…!?
監督:田竜太、藤岡浩二郎
脚本:西岡琢也