「ヨーヨー(難問かも?) ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2014年6月号」の解答です。
先入観を避けるため、出題時(ご紹介時)にはノーヒント、タイトルをつけませんでした。
私は苦戦したのですが、私だけかもしれません。
でも、常連のぴょん太さんも10分も悩んだようですので(私は20分)、難問の部類に入れても良いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/de/98081d03e90ebcebdc4b9d63767c3b68.png)
初手は▲2二飛車も有力で、△3三玉の後、開き王手や両王手で決められそうですが、2筋と4筋の両方を同時に抑えることができず、上部ににゅるにゅると逃げられてしまい、うまくいきません。
そこで、考えられる手としては▲4四桂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/bb/3194d399b54e9fc46da4de0b3aacfd50.png)
この手に対し、△4二玉は▲4三飛で簡単。また△3一玉は▲3二飛でもっと簡単。
なので、△2三玉の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/00/3c6104d4b5bbc85d744f0066e2f34366.png)
2四に逃げられてはいけないので、攻め方もここは▲2二飛の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/1a/bbdee0c5d449648892b2ae1186947900.png)
▲2二飛に△1三玉は▲1二馬で詰みなので、ここも△3三玉の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/23/3bc13a9de98ac06f0030e53dbf5c4dee.png)
初手▲4四桂とするとここまではほぼ一本道なのですが、ここでハタと止まります。
▲2五飛成や▲3二飛成や▲4二飛成の開き王手が見えます。1一の馬、5二の銀、4四の桂が利いてきそうなので何とかなりそうですが、うまくいきません。
ここまで考えて、「やはり初手は▲2二飛なのか」と逆戻りします。しかし、うまくいかず……
初図→初手▲2二飛→駄目→初手▲4四桂→第4図→初図→…………。
第4図までは正解ですし、容易なのですが、次の5手目が見えませんでした(おそらく、ぴょん太さんも)。
…………▲4三銀成!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/58/5258f1bd56c28479d666c5500bcfd6ec.png)
玉を捕まえるはずの銀を捨てる上、玉を逃がすのでので、一秒も考えませんでした。
玉の立場なら、≪逃がしてくれるのか?≫と、喜んで△4三同玉と取りそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d3/19d11af362cfa8bcdc159b6cf435919b.png)
そこで、ビューンと▲5二飛成!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/04/c39f38ad2425cef8d04725c7c71985f5.png)
なんと!これで詰んでいます。
馬と桂と龍のコンビネーションが素晴らしく、玉は捕まっています。
詰ますのに有効に見えた銀を捨て、その位置に龍を置くという詰形が見えにくいのです。
詰手順……▲4四桂△2三玉▲2二飛△3三玉▲4三銀成△同玉▲5二飛成まで7手詰
▲2二飛~▲4三銀成~▲5二飛成の動きが、ヨーヨーの決め技を連想させます。
先入観を避けるため、出題時(ご紹介時)にはノーヒント、タイトルをつけませんでした。
私は苦戦したのですが、私だけかもしれません。
でも、常連のぴょん太さんも10分も悩んだようですので(私は20分)、難問の部類に入れても良いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/de/98081d03e90ebcebdc4b9d63767c3b68.png)
初手は▲2二飛車も有力で、△3三玉の後、開き王手や両王手で決められそうですが、2筋と4筋の両方を同時に抑えることができず、上部ににゅるにゅると逃げられてしまい、うまくいきません。
そこで、考えられる手としては▲4四桂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/bb/3194d399b54e9fc46da4de0b3aacfd50.png)
この手に対し、△4二玉は▲4三飛で簡単。また△3一玉は▲3二飛でもっと簡単。
なので、△2三玉の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/00/3c6104d4b5bbc85d744f0066e2f34366.png)
2四に逃げられてはいけないので、攻め方もここは▲2二飛の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/1a/bbdee0c5d449648892b2ae1186947900.png)
▲2二飛に△1三玉は▲1二馬で詰みなので、ここも△3三玉の一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/23/3bc13a9de98ac06f0030e53dbf5c4dee.png)
初手▲4四桂とするとここまではほぼ一本道なのですが、ここでハタと止まります。
▲2五飛成や▲3二飛成や▲4二飛成の開き王手が見えます。1一の馬、5二の銀、4四の桂が利いてきそうなので何とかなりそうですが、うまくいきません。
ここまで考えて、「やはり初手は▲2二飛なのか」と逆戻りします。しかし、うまくいかず……
初図→初手▲2二飛→駄目→初手▲4四桂→第4図→初図→…………。
第4図までは正解ですし、容易なのですが、次の5手目が見えませんでした(おそらく、ぴょん太さんも)。
…………▲4三銀成!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/58/5258f1bd56c28479d666c5500bcfd6ec.png)
玉を捕まえるはずの銀を捨てる上、玉を逃がすのでので、一秒も考えませんでした。
玉の立場なら、≪逃がしてくれるのか?≫と、喜んで△4三同玉と取りそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d3/19d11af362cfa8bcdc159b6cf435919b.png)
そこで、ビューンと▲5二飛成!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/04/c39f38ad2425cef8d04725c7c71985f5.png)
なんと!これで詰んでいます。
馬と桂と龍のコンビネーションが素晴らしく、玉は捕まっています。
詰ますのに有効に見えた銀を捨て、その位置に龍を置くという詰形が見えにくいのです。
詰手順……▲4四桂△2三玉▲2二飛△3三玉▲4三銀成△同玉▲5二飛成まで7手詰
▲2二飛~▲4三銀成~▲5二飛成の動きが、ヨーヨーの決め技を連想させます。