さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ダリア

2022-09-03 18:33:06 | 花みち草にて


ダリアをじっとと見つめていると、過去に引き込まれそうです。

そういえば小1の頃のもやっとした空気感が浮かんできます。

学校の先生はくるくる円を黒板に書き「こういうのが〇〇クンがこれから勉強するもの英語だ」とだと言い、家には遠縁の人が住み始め、友達もご近所も手を振り始めました。学校の花壇の赤く丸いダリアが不安を掻き立てました。

貨物船の乗るとトイレににどう座っていいか分からず、反対に座ったら小水が跳ね返ってきました。学校へ行ったら皆何を言っているのか全く分からず、窓の外を見るだけの我慢の日々でした。

うれしかったのは、放課後に「ジャップ」と呼ばれてものを投げられ「自分を感じた」時、父母は日本にいた時より「優しくなった」と感じたことでした。

7歳の頃でも環境の激変は一生残るものなのです。


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