さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

散歩道B

2005-11-08 19:05:20 | Weblog
 カメラを、航空会社の乗機記念に貰ったストラップにぶら下げ、自転車のチョイ乗りに出かける。公園への交通手段は自転車だ。この赤いストラップは、カメラがハンドルにぶつからない長さで、人目を引くもので、重宝している。物の整理・処分を加速する年になったが、このストラップは捨てずに使っている。何年間で物の処分を終えるかは秘密にしているが、最後の持ち物はスーツ・ケース一つ分がいい、と公言している。父のときは書籍に背広、母のときは生地・裁縫関係に写真が多かった。スキャナーで写真整理してみたら、アルバム6冊がCD2枚ほどに収まった。便利な世の中になってきた。ストラップは今のところスーツ・ケース入りにしている。物の価値とは不思議なものだ。いつの間にか近道の幹線道路を通らずに公園まで、迂回道、アップダウンの坂道を走って行くようになっていた。
 幹線道路の歩道が危ないのだ。自転車より歩行者の方が気の毒だが、歩道に商品が、看板がたててあり、歩き難いのだ。歩道に面した家具屋さんは、傘置きを、スツールを歩道に並べて売っている。中古車販売店からは車の先端が歩道にはみ出ている。商品を触らないように、傷つけないように歩いている。タイヤ販売店はタイヤを街路樹の左右に積み上げるから、歩行者の歩くスペースはジグザグだ。時々、歩行者がタイヤの山から顔を出し此方の安全を確かめている。赤のストラップに気が付くだろうか?店頭の駐停車を追い抜く車は割り込みに警笛を鳴らす。「ここは駐禁だ」と違法駐車にも怒りを込める警笛で、大音量を残して行く。心臓に、高血圧にいいはずがない。警察の取り締まりもあるが、専ら、スクーターの免許証不携帯がターゲット。スクーターより違法・迷惑駐車取締を先にして欲しい。
 交通安全週間には街角にテントが張られ、お年寄りが一日中、風船を子供たちに配っている。ボランティアで参加されているのだろうか?何某かの日当が支払われているとしたら、この世知辛い世の中で、子供たちの交流に、お小遣いを配る警察署、なんとも心温まる計らいだ。ただ、一日中、風船配り以外何もしないことは辛いだろう、と同情だ。彼等に襷をかけてもらい、街を回ってみてもらってはどうだろう。XX町内会・XX警察署の連名で‘歩行者に迷惑ですよ’と描いてあるステッカーを、簡単なビラでもいいだろう、店長に手渡したらどうだろう、歩道に張り出す商品に、迷惑駐車の取っ手に貼り付けてみてはどうだろう。ゆっくり街を回ってきての休憩は、交通安全と大きく書かれたテントで取ってもらう。ビラやステッカーを渡した、貼った所をリストして、大目の日当を貰うのがいいだろう。子供たちに危ない所を教えることも出来るだろう。住民代表に食って掛かる人はないだろうし、お年よりは個人的な恨みを持たれることもないだろう。また、長年の経験で、怪しからんお店をよく知っている。何時テントの住人に指名されてもいいように、ぶら下げる真っ赤なストラップを前面に、明日から幹線道路を勉強に、走って、歩いてみてみよう、新たな散歩道にしてみよう
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