ルイ・ヴィトンの広告塔 アンジェリーナ・ジョリー in カンボジア

　ルイ・ヴィトンの新しい広告写真が話題です。カンボジアのシェムリアップの湿地帯で、木のボートに乗ったアンジェリーナ・ジョリーは、ナチュラルなメークとファッションで、ルイ・ヴィトンのモノグラムのバッグを肩にかけています。キャッチコピーは、「たったひとつの旅が、ある人の生きる道を変える。カンボジア、2011年5月。」。ヴィトンでは「普段なかなか見ることができないアンジェリーナを表現することができました。アンジェリーナの軌跡がそのまま同キャンペーンのメッセージになっています」としています。カンボジアは、アンジェリーナが映画『トゥーム・レーダー』の撮影で訪れて魅了され、後に長男のマドックスを養子に迎えると共に人道活動を始めた原点となった場所だからです。なお、契約料等（8～10億円とみられる）の一部は慈善活動に寄付されたとのことです。

ルイ・ヴィトンの広告写真
http://twitpic.com/5b97az/full

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シェムリアップのATMでスキミング被害

　シェムリアップの銀行ATMで、スキミング被害が発生した模様です。スキミングとは、ATMのカード挿入口にデータ読み取り機を仕掛けて、カード情報と暗証番号を不正に取得して、この情報をコピーした偽造カードで預金を引き出すものです。
　シャムリアップで銀行ATMを利用したフランス人被害者のデータを使った偽造カードは、プノンペンのカナディア銀行のATM数か所で使用され、合計2000ドルが引き出されてしまったとのことです。同種の被害が少なくとも4件程度起きている模様です。
　また、ANZ銀行では、海外で偽造されたカードで引き出しを行おうとしたケースもあるとしています。
　カードのお取り扱い、不審な引き出しには十分ご留意ください。
　写真はプノンペンの街中に並んでいる銀行ATMです（記事とは直接関係ありません）。


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日本橋の隣に中国橋の建設開始

　国道6号線がプノンペンからトンレサップ川を越えて対岸に渡る地点に「チュルイチョンバー橋」が架けられています。この橋は、内戦時に破壊され、90年代に日本の支援で再建されたため、通称「日本橋」と呼ばれてきました（写真）。片側1車線のため、最近の交通量の増加で渋滞を引き起こすことが多くなっていました。
　この日本橋に並行して「第2チュルイチョンバー橋」が中国の支援で建設されることとなり、準備工事が始まりました。この橋は、長さ719メートル、総工費2750万ドル、建設期間38か月の予定です。資金は、中国輸出入銀行からの借款で手当てされ、工事は中国路橋公司（Chinese Bridge and Road Corporation）が施工します。完成後は「中国カンボジア友好橋」と呼ばれるとのことです。対岸の国道6号線も片側2車線への拡幅工事が進められており、完成後は交通事情の改善が見込まれます。
　とは言うものの、新しい中国橋をかけられて、日本橋の名前がかすんでしまうのは、日本人としては、ちょっと悔しい気もします。


このブログの2010年10月9日「国道6号線の拡幅工事が進む」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/29def20ae169ebed028d0c0b370600f9

このブログの2010年8月17日「日本橋の隣に中国が橋を建設予定」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/a7c624c80b64712f6eddfc38d97902c7


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縫製業輸出が好調

　商業省によりますと、今年1月～4月の縫製品輸出は前年同月の8億4600万ドル（約680億円）から45％増の12億ドル（約970億円）に達しました。主要マーケットの欧米の景気回復傾向に加え、日本、中国、韓国等のアジア市場への輸出も増えたためとしています。
　アメリカ向けは、昨年同期の5億2200万ドル（約420億円）から25％増の6億5400万ドル（約530億円）となりました。ヨーロッパ向けは自由貿易協定の原産地規則の緩和もあって、前年同期の1億3900万ドル（約110億円）から78％増の2億4700万ドル（約200億円）となりました。
　カンボジアには2010年末で273の縫製工場があり、31万9000人を雇用しています。


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農業向け銀行ローンが増加

　カナディア銀行は、今年の農業向け貸し付けを4倍増の1億ドル（約80億円）に増加させる計画です。特に、コメの輸出増加に必要な品質の高い精米を行うための資金需要が高いため、精米業者向けをターゲットにしたいとのことです。昨年は、2500万ドルほどだった農業向けの貸付は、今年1～4月だけで既に2000万ドルに達しています。
　ACLEDA銀行でも、農業向け融資を昨年の1億ドルから1.6億ドル（約130億円）に増加させる計画です。灌漑施設等のインフラの改善、好調な国際マーケット、政府の明確な政策が後押ししているとしています。


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モーニングスター「新興国情報」に寄稿しています

　ＳＢＩホールディングスが出資するモーニングスター社では、ネットを通じた金融情報提供を行っています。今年1月から、アジアやアフリカ諸国の情報を提供する「新興国情報」のサイトが始まりました。カンボジアについては、カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博が毎週月曜日に寄稿いたします。ぜひ一度ご覧ください。無料です。
　ＳＢＩホールディングスは、カンボジアでは100％出資のＳＢＩプノンペン証券と40％出資のプノンペン商業銀行を展開しています。
　6月13日は「「戦略的農業」目指すカンボジア、食糧安全保障めぐり中東・韓国などが投資検討」です。

http://www.morningstar.co.jp/news/blog/


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プノンペン港が引き続き好調

　今年1月～5月のプノンペン港の貨物取扱量は、前年同期比で34％増加して、28144TEUに達しました。プノンペン港は河川港ですが、メコン河を経由して、ベトナムのカイメップ港から大型コンテナ船で、日本・北米方面へ直行するルートの起点として、活況を示しています。貨物取扱量増加の主要因は、プノンペン周辺で生産されている縫製品の輸出の伸びですが、これに加えて、コメの輸出も伸びているとしています。コメについては、主にヨーロッパ向けとなっているとのことです。ヨーロッパ向けについても、平均で42コンテナ／週を積み出しているとしています。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

　ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

　メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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脚光を浴び始めたカンボジアへの企業進出

　三菱総合研究所のコラム「Thinking Today」で、「脚光を浴び始めたカンボジアへの企業進出」が取り上げられました。
http://www.mri.co.jp/NEWS/column/thinking/2011/2028862_1799.html

　この記事の中で、カンボジアには、「労働力」「南部経済回廊」「投資に対する支援制度」等の魅力があるとしています。そして、「今後、遅れているインフラ整備を進めつつ、これと並行して食品加工、軽工業、機械部品産業、観光産業などのさまざまな産業開発を推進することが望まれている。今後は、インフラ整備と産業開発が両輪となって相乗的、加速度的に開発を進める必要がある。いくつかの課題はあるものの、今後の産業の伸び代の大きさや近隣国との連携を考えると、ここには日本企業にとって大きな事業機会があるといえる。 」としています。
　日本企業の目がカンボジアに向きつつあることを感じさせてくれます。


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Sushi Been

　5月5日、ノロドム通り、トパーズ近くにオープンしたお店です。韓国系のお店で「Fusion Japanese」と歌っています。
　お店は、掘りごたつもある広々としたつくりです。料理は、ランチセットにキムチがついて来たり、うどんの真ん中に真っ赤なトウガラシが飾ってあったりで、和食店と思っていくとがっかりされそうです。うどんのスープも日本風ではありませんでした。
写真のランチセットで10ドルと、プノンペンでは破格の値段設定です。
　客層は、私が行ったときは、韓国のグループ、レクサスで来ていた現地の女性グループ、西洋人客でした。

170ABC, Norodom Blvd.
023 212 003 (Khmer)
093 389 732 (Korean)

広々とした店内


ランチセット（寿司ロールとうどんのセット）10ドル也。


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カンボジアンカントリークラブ

　プノンペン西部、ノースブリッジ学校の近くにできた会員制カントリークラブです。テニス、バトミントン、乗馬、プール等の素晴らしい設備が揃っています。小さなお子様が遊ぶ施設や、合宿用のドーミトリーもあります（現在ホテルも建設中）。
　乗馬の設備があり、馬も10頭以上いました。ポニーも10頭ほどいて、お子様の乗馬遊びにも対応しています。プノンペンでゆったりと過ごせる場所ができていて、ちょっと驚きました。
　なお、年会費は、1550ドル（大人二人お子さん二人）です。


カンボジアンカントリークラブのサイト（英文です）
http://www.cambodian-country-club.com/

乗馬が楽しめます。


テニスコートなど、素晴らしい施設が揃っています。


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貿易のための援助についてのワークショップ

　6月7日にプノンペン・ナガホテルで、「貿易のための援助の効果と開発インパクト」に関するワークショップが開催されました。「貿易のための援助」は世界貿易機関（WTO）で2005年に始められた、開発途上国の貿易（特に輸出）を促進するための援助を強化・拡充しようとのイニシアティブです。
　今回のワークショップでは、カンボジアの国別評価の概要が発表されるとともに、コメの輸出をケーススタディとして取り上げました。会場には援助関係者や金融界関係者等100名以上が集まり、熱心な議論が行われました。特に、昨年から始められた「コメの生産・輸出振興政策」の立案に携わったソク・シパナ氏とメイ・カリヤン氏の講演は大変興味深いものがありました。また、カナディア銀行が農業向け融資に積極姿勢を見せた点が注目されました。


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訪問者数が20万PVを突破しました

　ブログ「カンボジア経済」をご愛読頂き、誠にありがとうございます。
　6月4日に累計訪問者数が、20万ページビュー（PV）を超えました。2007年11月11日にこのブログを始めて3年半で、節目の数字を突破することができました。これも皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
　引き続きよろしくお願い申し上げます。



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韓国の銀行スキャンダルがカムコシティに波及

　韓国の釜山貯蓄銀行における不正融資等の事件で、同行頭取、金融監督当局関係者等が逮捕されています。すでにこの2月から同行は業務停止となっています。釜山貯蓄銀行は、プノンペンの北側で大規模ニュータウン開発を行っているカムコシティプロジェクトのメインバンクで、4億5900万ドルを融資しているとの情報です。カムコシティでは、建設業者の韓一（Hanil）建設が代金支払いが滞っているとして、昨年10月から工事を止めていたとのことです。新聞報道では、在カンボジア韓国商工会議所の南会長は、カムコシティプロジェクトの進捗はこのままでは不可能となるので、韓国政府がこれを引き受けて完成させるべきであると述べています。
　また、カンボジアで設立されたカムコ銀行の筆頭株主も釜山貯蓄銀行となっており、カンボジア中央銀行（NBC）の金融諜報部は、同行の特別監査を開始したとしています。カムコ銀行は、最低資本金規制の強化に伴い、商業銀行から特殊銀行への格下げが決定していました。


このブログの2011年5月19日「カムコ銀行が特殊銀行に格下げへ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4ab7547d4461aff4d2bfa1710246e145

このブログの2010年6月10日「カムコシティ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/951b499bd8dd2793a5e848e844727122

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Twitterのフォロワー数が1000を超えました

　カンボジア総合研究所では、Twitterも活用しております。昨日（6月7日）現在で、フォローしていただいている方の数が1000を超えました。皆様のご愛読、誠にありがとうございます。カンボジア総研のTwitter、ぜひフォローしてください。

Twitter
@cambodiasoken

過去のツイート
https://twitter.com/#!/cambodiasoken

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