奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

本場のBBQ作法

2013-07-27 20:00:09 | 暮らし
ニュージーランドに帰るBJのさよならBBQをするために彼の外国人仲間が我が家に集まった。
みんなアメリカ人だ。
アメリカといえばBBQの本場だ(ニュージーランドでもそう思っているようだが)。
だからBBQでの振舞いにおいては彼らが正統派なのだ。
いつも彼らのやり方をみてBBQの正道を学ぶようにしている。




男が炭をおこして肉を焼く
炭をおこす際に彼らは団扇などは使わない
炭を井桁に組んで着火材を中に入れたら火をつけてそのままひたすら待つ
日本人のようにあわただしくパタパタ扇いだりせず悠然と待つ
そうすると何故か火がしっかりおきるのだ
不思議だ




この日はスーパーでよく売っている軟骨(骨のまわりに肉がついているやつ)を焼いていた
軟骨を焼いて食べるという発想はなかった
圧力釜でとろとろになるまで煮るという食べ方しかしたことがなかった
火で炙っても結構おいしかった





女性は最初にサラダやオードブルを作った後はどっかりとテーブルに腰を落ち着けて決して
動こうとはしなかった
やはり本場のBBQは男が働くと決まっているらしい





BBQでホットドッグを食べるということはあまりしたことがなかった
だから彼らが買い物から帰ってきたときパンをたくさん抱えているのを見ても、何に使うのか
わからなかった
でも外国人にとってはBBQにはホットドッグが付き物なのだろう
そしてこのホットドッグがまた妙にうまいのだ




彼らはもちろん英語で会話するが、ポツンと一人だけいる可愛そうな日本人に対してはゆっくりと
そしてやさしい表現で話してくれる
それが酔ってくるとだんだん早口になってくる、と言うか彼らにとって普通のスピードで話すよう
になる
そしていつしか彼らの会話についていけなくなる
「今の話聴き取れなかった、もういっぺん言って」と口をはさむくらいのことでしか会話に参加
できなくなる
地元の奄美ピープルと酒を飲むときもそうだ
酔うと彼らは島口(方言)を早口で話すので、会話についていけなくなる(というより全く理解不能
に陥る)のは移住後4年経った今でも変わらない
英語でも島の言葉でもちょっと本気で話されると最後はついていけなくなる、なんとも中途半端な
自分の立場に思いを致す今日この頃である