今年初めての八月踊り

土盛の浜で行なわれた結婚式の後、夜にはニシダさんのカフェでパーティーが開かれた。
その席上で余興として土盛集落の人たちが八月踊りを披露することになっているのだそうだ。
踊りは踊れないがちゃっかりメンバーにくっついてパーティー会場に潜入してきた。





夜８時、宴も佳境に入った頃、会場で輪になって踊りを披露し始める
パーティーの出席者は関東や九州からの人たちが多いそうで、もちろん奄美の八月踊りは初体験だ
しかし時間がたつとみんな踊りの輪に加わり島の人と一緒になって踊り出す





この日の土盛婦人会の面々はいつになく気合が入っていた
浴衣かそろいのはっぴを着て、きりりとした表情で踊っていた
こんなはっぴは初めて目にした






最後にみんなが三味線や太鼓のリズムにあわせて踊り乱れる六調の時間となる
民謡日本一の唄者で土盛集落の住民でもあるツキジさんの三味線とパーティー出席者の若者の打楽器
（ジャンベという名前だったと思う）のコラボレーションが始まる
いつものチヂンとはちょっと違った雰囲気になり、よかった
土盛で結婚した２人のために集落の住民が３０名以上が集まって踊りを披露しながら祝福したわけである
まず都会ではありえないことだ
都会の住民がたまたま近所で結婚式を挙げる見ず知らずの人のために、皆で集まって何かして
あげようなどと考えるだろうか？
これが奄美らしさなのかもしれない
結婚した２人はもとより、出席のために奄美を訪れた人たちもいい思い出を残すことができたのでは
ないだろうか