ひろしま国際オペラスタジオ
「仮面舞踏会」
ジョゼッペ・ヴェルディ作曲
指揮:和田朋樹
演出:山岸靖
リッカルド:イ・ビョンサム(招聘歌手)
レナート:山岸玲音
アメーリア:山岸芽美子
ウルリカ:橋爪万里子(関西二期会)
オスカル:チャ・キョンシル
サムエル:神谷雄
トム:尾崎志信
シルヴァーノ:飯島聡志
zuccherroがチケット当たったということで、誘ってもらいました~。
もともと行きたかったのに予算の都合で断念してたので、すっごく嬉しいお誘い♪
なので実はずいぶん前から、あらすじ読んだり、登場人物の名前覚えたり、予習はバッチリよん(*^-^)b
…と思いきや。
このプロダクション、なんと字幕なし!
原語上演なのに。
がーん(((゜д゜;)))
大丈夫か?おいら
プレトークで、あらすじや見所語ってくれたり。
それぞれの幕の初っ端、ナレーションが入ってあらすじ語ってくれたけど。
だからそれは知ってるんだって(-.-;)
始まって予感的中
早速のリッカルドのアリア「もう一度彼女に会える」
…(・_・;)
そうなっちゃいます?よね
第2場になると、私の中で妄想機関車出動。
勝手な会話とストーリーが脳内で構築される。
本筋からどれほど逸脱しているのか。
どこにたどり着くのか。
わからないまま突っ走る( ̄^ ̄)
第2幕。
お互いの気持ちを打ち明けるふたり。
心の機微がわからない(→o←)ゞ
脳内アメーリアと脳内リッカルドはすっかり思いの丈をぶっちゃけ終わったというのに、舞台上ではまだアツい二重唱が繰り広げられている。
いけませんわ、わたくしには夫が、的なことなのかしらん(?_?)
がんばれ、私の妄想機関車!
ま、敢えなく脱線だよね(^o^;)
音楽的素養も芸術的感性も乏しいおいら。
言語野に支配され、言葉を媒体にして初めて感動を覚えることができるという悲しい事実が露呈してしまった。
所詮「思考する→理解する→感動する」という図式で生きてる人間なのだ。
レナートはなんとなくわかるのよ。
アメーリアは図々しくも愛を語るとき、レナートのことはどう考えてるのかしら?
リッカルドはこの恋をどうしたいと語ってるのかしら?
もはや左脳全開。
字幕を排した演出家の方の意図に反してますます右脳がお留守になっていくのであった。
来年のルチアには字幕くださーい!(懇願!!)
以上、前置きでした。
全体的にはすごくよかったです。
舞台装置はシンプルで硬質なカンジ。
大小様々な形のワイヤーのメッシュスクリーンをいくつも組み合わせたセットは、いろいろな展開を見せて、おもしろかったし、かっこよかった。
歌手の方もすばらしかったです。
イ・ビョンサムさん、やわらかい美しい声です。
最初リョウさんの声に似てるなと思って聴いてました。
話が深まるほどに、声のヴェリズモ度が増して、最後は大迫力の歌唱でした。
レナートもスゴかった。
豊かな声量ときれいな高音をお持ちのハイ・バリトンの方でした。
第1幕第1場を引っ張ったのは、間違いなく彼のテノールと見紛う(?)ほどの美しい声でした。
ウルリカの存在感ももちろんスゴかったけど。
役的に個人的に好きなのはオスカル(=^▽^=)
明るいカンジの歌が多く、コロラトゥーラが印象的。
歌い手の方も可愛らしい声で好きです。
来年の「ランメルモールのルチア」も期待できそうです。
今からすごく楽しみ(≧▽≦)ゞ
zuccherro、誘ってくれてありがとう(^O^)/
満喫しました♪
他に鉄板ネタあったっけか?(懲りてない)