Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

7月の読書メーター

2016-08-01 23:16:51 | life
2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2135ページ
👑7月のベスト👑原田マハ「ジヴェルニーの食卓」

あの家に暮らす四人の女あの家に暮らす四人の女感想
三浦しをん作品は全作読んできたが。少し雰囲気の違う感じ。とはいえ、登場人物はみんな魅力的で。途中から登場したお父さん、好きです。ラストの展開もよかった。こんな家族のカタチもあるんだなって、ほのぼのした気持ちになれました。
読了日:7月31日 著者:三浦しをん
ジヴェルニーの食卓ジヴェルニーの食卓感想
マティス、ドガ、セザンヌ、モネ、4人の画家の物語。(「タンギー爺さん」はゴッホの話だと思って読んでたら、フェイント?セザンヌだった)身近な女性が語る画家の物語。胸の中がじんわりしてくる。モネとアリスの再婚は批判的に語られることも多いけど、温かく語られていて嬉しくなった。ドガの遺志を継いだ画商がモデルの少女を探す。作品が売れたら全額君のものというドガの約束を守るため。それを女流画家メアリー・カサットが語る。カサットとドガ、知り合いだったんだ…そこからの私。でも泣いてしまった。4つとも素敵な物語だった。好き
読了日:7月30日 著者:原田マハ
古代の人々の心性と環境: 異界・境界・現世古代の人々の心性と環境: 異界・境界・現世感想
ざっと読み。古事記や日本書紀、風土記などたくさんの文献を参照しながら検証してあって、面白い。古代日本人の感覚を肌で感じられる気がした。個人的にツボったのが、古墳時代の女性の平均身長。151.5cm。私とおんなじ♪ちょっと親近感。
読了日:7月23日 著者:三宅和朗
生命と記憶のパラドクス―福岡ハカセ、66の小さな発見生命と記憶のパラドクス―福岡ハカセ、66の小さな発見感想
福岡ハカセの本を読むたび知識や興味の広さと深さに驚かされる。山にもお登りになるのですね!「風呂場イスひとりじめ」「Chrome(額縁)」覚えとかなくちゃ。働きバチは不幸じゃなかったり。雌と雄の話、興味深かった。雌から雄が派生したのは雌の遺伝子をシャフリングして次の世代の雌に渡すメッセンジャーの役割だった。欲張りな雌が…の行は笑ってしまった。こんなふうに説明できるセンスが素敵。
読了日:7月18日 著者:福岡伸一
ふるふる感想
読みやすくて表面上の共感もできたけど。何か読みきれてなくて大切な「白いふわふわしたもの」を捉えきれなかった自分にがっかり。「新田人生」って誰?読みながらワクワクした。それからひらがなだらけの社訓。「あんしん」とか「わらって!」と同じ種類のものだと思って一行目を拾って読んでみたりしたが、結果はハズレ。私は自分で「降る」ものを見つけられなかった。しょんぼり。
読了日:7月18日 著者:西加奈子
ドーン (100周年書き下ろし)ドーン (100周年書き下ろし)感想
初☆平野啓一郎さん。「分人」が気になって読んでみた。individualがdividualを踏まえた言葉なのが興味をそそられる。2033年人類が初めて火星に降り立つ。近未来の話。なのに、妙な現実感。途中誰のディヴか混乱したりしたが、ラストはグッと来ました。
読了日:7月16日 著者:平野啓一郎
花いくさ花いくさ感想
映画化されるということで読んでみた。再現された作品でしか知らなかった池坊専好。千利休との友情や町の人との交流を通してその人物像に触れた気がした。着想も面白いし構成も気が利いてる。専好に語らせるだけでなく、戦国オンチの私ですら知ってるようなエピソード(清洲会議や北野大茶湯、利休と秀吉の確執とか)を効果的に絡めて、専好の存在感を生き生きと浮かび上がらせている。生け花作品もたくさん登場するし、映像向きのお話です。映画化が楽しみ♪どうなるかハラハラしましたが最後の場面、大好きです。
読了日:7月2日 著者:鬼塚忠

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