Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

8月の読書メーター

2017-09-02 09:40:07 | life
8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1609

8月のベスト👑「草枕」夏目漱石

草枕 (新潮文庫)草枕 (新潮文庫)感想
高校生の頃だったか、父の愛読書だった「草枕」を読もうとして、漢詩が出てきた辺りで撃沈(はやっ)。改めて読み直しました。感想。もっと早く読み直せばよかった!西洋・東洋の文学、詩、絵画作品に彩られて、どの頁もキラキラです。漱石の美的感覚が詰まってます。小説のテーマは「非人情」?印象としてはストーリーはほとんどなく情景を端に漱石がたゆたうように美文を連ねる。ミレイのオフィーリアが通奏低音のように流れ
長良の乙女の伏線もあり鏡の池に椿がこぼれ落ちる…はらはらさせといて…この展開こそ「非人情」!
読了日:08月27日 著者:夏目 漱石
ゴッホは欺く 下巻 (新潮文庫)ゴッホは欺く 下巻 (新潮文庫)感想
久しぶりのジェフリー・アーチャー、面白かった。登場人物たちの会話が面倒くさいけど、笑える(わかる範囲は)。タイトルのゴッホを含めたくさんの絵画作品が登場してワクワクする。軽やかに読み進められるけど、微に入り細を穿って凝ってます。最後に私がすっかり忘れていた伏線も回収。楽しめました。
読了日:08月20日 著者:ジェフリー アーチャー
ゴッホは欺く〈上〉 (新潮文庫)ゴッホは欺く〈上〉 (新潮文庫)感想
9月11日、一日でヘトヘト。でも立ち止まっている暇はない。スピード感のある展開で一気読みです。
読了日:08月20日 著者:ジェフリー アーチャー
中野京子と読み解く 運命の絵中野京子と読み解く 運命の絵感想
表紙の絵はアリ・シェーフェル「パオロとフランチェスカ」ロダンの「接吻」やオペラにも描かれ、ダンテの「神曲」で私を羨ましがらせた憧れのカップル。この絵の艶かしさは「接吻」にも勝るかも?初めて観ましたがすっかり魅了されました。この本の中で読み解かれる「運命」はそういった色っぽいものばかりではなく。ブローネルの「自画像」には、ゾッとしました。さまざまな運命の絵。楽しめました。
読了日:08月13日 著者:中野 京子
忍びの国 (新潮文庫)忍びの国 (新潮文庫)感想
今まで忍び…てゆうか忍者のイメージくらいしかなかった。銭勘定だけで動くと思うと凄みと恐怖が増します。コワイ。信雄の苦悩が人間味溢れていてほっとした。でも無門とお国には幸せになってほしかった。
読了日:08月12日 著者:和田 竜
世界の美しい名建築の図鑑 THE STORY OF BUILDINGS世界の美しい名建築の図鑑 THE STORY OF BUILDINGS感想
水晶宮、シドニーのオペラハウス、クライスラービル。美しい建築には物語がある。そして。美しい建築は街の未来を変える。
読了日:08月06日 著者:パトリック・ディロン

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