Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

歌劇「カルメン」

2008-09-07 23:02:46 | オペラ
オペラ映画
ビゼー 歌劇「カルメン」

映像監督・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
舞踊:マリアンマ&スペイン舞踊団

カルメン:グレース・バンフリー
ドン・ホセ:ジョン・ヴィッカーズ
ミカエラ:ミレッラ・フレーニ
エルカミーリョ:フスティーノ・ディアス

前奏曲が始まり、まずカラヤンの若さにびっくり。出演陣を見ても40年くらい前の映像と思われる。
合唱が始まり、妙な違和感が。これはもしや口パク(-o-;)
どうやら演奏と映像は別撮りらしい。
軽くひいたところでミレッラ・フレーニ登場。
なんて可憐なの(=^▽^=)
私の定番CD「オペラ100」では「私の名前はミミ」を歌っているミレッラ。歌声も可愛らしいけど、あの恥じらい方、あの笑顔、なんて清純なのぉ(*^o^*)
ジョン・ヴィッカーズのドン・ホセと歌う「手紙の二重唱」
何かクセのあるヴィッカーズのテノールでミレッラの無垢な美しさが更に輝きを増す。
最早私が見ているのは「カルメン」ではなく「ミカエラ」である。
あんなに大好きな「ハバネラ」も「手紙の二重唱」の煌めきに霞んでしまいます。「セギディーリャ」を聴いても最早誘惑される私ではない。
第1幕最後。群集の中で不自然にアップになった男、あれはカラヤン?
M・ナイト・シャマランも真っ青の割り込みっぷり!恐れ入ります。
第2幕
出ました。フラメンコ・ダンサーズ!
私は男性が踊るフラメンコが大好きで、食い入るように見る。
あれっ?「カルメン」のはずが流れているのは「美しきパースの娘」。次は「アルルの女」で群舞。
最早カラヤンやりたい放題である。でもこのアレンジ嫌いじゃないですぞ(*^_^*)
しかし本編に戻っても、「ミカエラ」として見てしまっている私には主人公2人に感情移入ができず、この2人があの清純無垢な娘を困らせていると思うと苛立ちが募るばかり。
「花の歌」も軽く舌打ち(-"-;)馬鹿なオトコ。
ああ、だけどバカは私。
第3幕、そろそろミカエラが「何も恐れるものはない」を歌うというところで。
沈没(-.-)zzZ
清純可憐なミカエラには会えないのであった。
ばか(T_T)

口パクだと思った瞬間かなりひいたけど、カラヤンらしい映像重視の切り口でなかなか面白かった。(そりゃ第3幕途中までだけど。)
楽団員の撮り方がまさにカラヤンでつい笑ってしまった。
決して美人ではないけど、可愛らしいミレッラ・フレーニ。
「ラ・ボエーム」も機会があったら是非とも観たいものである。