活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

菅総務相 光熱水費で珍説展開

2007-03-19 23:10:19 | Weblog
また理解できない発言をしたものです。菅総務相が、きょう19日午前の参議院予算委員会で民主党議員の松岡農水相の資金管理団体事務所の光熱水費費についての質問でこのように答弁しました。「ミネラルウオーターは光熱水費、お茶、ジュースは消耗品費」であるというのです。

つまり、お茶やジュースとはミネラルウオーターは明らかに違うから、光熱水費に計上しても問題ないということです。なんというこじつけでしょうか。

国会とは、こんな詭弁が通じる世界なのです。ミネラルウオーターとお茶、ジュースは同じ費目でしょう。それとも、1本5000円もするから光熱水費ということでしょうか。素人目に見ても大体そんな高い水を飲んでないでしょう。

分からないのは、松岡氏の説明が不十分で国民に理解されていないのに、なぜかばい続けるのでしょうか。どうも論功行賞内閣といわれるように、大臣ポストが不適任といわれてる理由がよく分かりました。

民主党議員の食い下がりに、こんどは「総務省は個別の費用をどの項目に当てはめるか判断する立場にない」と。いかにも権威をカサに着ている菅総務相らしい発言です。

国民が問題にしているのは、松岡氏も中井元法務相もウソをついていて、真相がヤブの中にあることなのです。首相にも言いたい。「ウヤムヤにしておいて、どこが美しい国か」と。

市川市議会 悪徳議員の集団

2007-03-18 18:32:23 | Weblog
ところは千葉県市川市議会。いまの議会で市長ほか特別職の報酬を4月から、月額3万円引き下げる条例案が可決されました。当然議員の報酬も下がることになります。ここまでは市民の台所事情から見れば遅きに失した感はするものの、一応は歓迎されることでしょう。

ところがです。議員の政務調査費が4月から現在の月額5万円から3万円引き上げて8万円にするという改正案が出され、賛成多数で可決されてしまったのです。

引き上げる理由については、「市川市と同規模の全国28市で、政調費は5万円で最低だが財政力指数は1位だから堂々と可決すべきだ」と引き上げは当たり前だとのことです。

なんのことはない報酬が3万円減る分、政務調査費の3万円増額で図々しくも埋め合わせするのです。

報酬が下がることは、議員の払う税金(所得税・市県民税)が少なくなり、逆に増える3万円については税金がタダであることをよいことにしてこんな悪巧みを考えたのです。

こんなことを平気で出来る議員は、やはり一度やったらやめられないオイシイ職業なのでしょう。市民をずいぶん裏切った決議をしたものです。

平気で市民感情を踏みにじる議員がいることに唖然とします。議員とは市民を犠牲にしてでも、自分たちの利益を図ることで、アタマの中が一杯の人たちばかりなのです。


竹中平蔵 パソナ特別顧問に

2007-03-17 23:14:24 | Weblog
竹中前総務相が人材会社「パソナ」の特別顧問として、2月に就任したそうです。このパソナ社が総務省の「人材バンク」の仲介業務を3月7日受注したことも分かりました。

総務省がパソナ社に外注する理由は「人材バンク」があっせんのノウハウに乏しいことや、設置されてから7年間でわずか1名しか実績がない非効率をあげています。それはそうでしょう。各省庁が民間への天下りの口利きを図っていたのですから「人材バンク」利用する道理がないからです。

でも不思議に思うことがあります。せっかく「人材バンク」を設立して7年も経つのに、いまになって民間の人材会社丸投げするつもりでしょうか。

本来なら民間以上のノウハウを積み上げておかなければならない役所が、こんなにも不勉強では労働行政そのものが危ぶまれます。人材会社の指導・監督などできるはずがありません。

この調子では人材会社の思うとおり、うまく利用されるような気がします。肝心なところは役所が力を発揮してほしいのです。行き過ぎた民間開放と受け取れるからです。

さて、パソナ社が総務省の「人材バンク」の仲介業務受注に成功したのは、竹中氏の口利きがあったと誰もが考えるでしょう。入札とはいえ最初からの出来レースでしょう。

パソナ社の顧問に就任した背景はわかりませんが、労働市場のさらなる規制緩和を期待する財界からでも、白羽の矢でも立ったのでしょう。

竹中氏にも職業選択の自由はありますが、経済学の専門家がなぜ、人材会社に入ったのか首をかしげざるを得ません。顧問就任でますます財界寄りの発言をされたら、困るのは公務員をはじめとする労働者でしょう。

なにしろ規制緩和の旗頭で、米国や経済界に最大限の貢献をした履歴がありますから。おかげで大多数の労働者・国民は生計の向上どころか、どんどん没落を余儀なくされています。

そして、ご自身は見事に天下りを果たしたのです。なんと理不尽な!

統一地方選に挑戦する若者たち

2007-03-16 23:21:27 | Weblog
空前の好景気で企業の業績が伸びているにも拘らず、懸命に努力して就職活動をしても希望する職業に就けず、やむを得ずニートやフリーターを余儀なくされている若者が大勢いるという現実は正常な世の中とはいえず、修正する必要があると思います。

そんななかニートやフリーターと呼ばれる若者が統一地方選に挑戦する動きがあるという新聞記事が目にとまりました。政治を自分の仕事とするすばらしい世界だと思います。我々は老獪な政治家や、庶民感覚から完全に遊離した議員は必要としません。

必要とするのは市民全体の利益を常に考えてくれる議員です。いまそういう議員にはあまりお目にかかれません。それを実践できるのは新鮮な若者にしか期待がもてません。少しでも地方議員の世界に興味があったら一考してみてください。

そして①常に社会的弱者の目線に立つ。②市民の目を意識しクリーンな生活を心がける。③つらい時期の経験や体験を宝としこれを忘れず市民と共有する。もちろんこれ以外に備えるべきものは数えればキリはありません。熱意も必要でしょう。

さあ、準備ができたら一番身近な市町村議会の議員を目指してみてください。正規社員、非正規社員も含めたニューパワーで議会を活躍の場にしてください。これこそ理想の議会の姿なのです。

光熱費問題 自民も民主も同根

2007-03-15 22:31:47 | Weblog
「しっかりして」 社民幹事長、光熱費問題で民主に苦言(朝日新聞) - goo ニュース

私は又市幹事長とちょっと違った意見です。民主党といっても体質は第2自民党ですから。苦言を呈してもまじめに聞こうとしないでしょう。民主党の松岡氏追及はこれでおしまいでしょう。

中井氏の尻に火がついているので、丸く収めることしかアタマにないはずです。結局はウヤムヤで松岡氏辞任には追い込めないでしょう。松岡、中井両氏が「法律に違反していない」と釈明に懸命ですが、すべてウソでしょう。

議員会館に2人とも事務所を構えているわけですから、水道光熱費は発生しないのに、多額の費用を計上していること自体立派な犯罪ではないでしょうか。金儲けのためならなにをしてもかまわないという連中なのです。

大多数の国民に苦しい生活を強い、いい加減な経費処理で懐を暖めている政治家を退場させなければ、政治不信は広がるばかりでしょう。民主党も自民党と同様本当に腐れきっています。

これで分かることは政権を握るどころか、自民党の強力な助っ人政権に成り下がっただけの党なのです。一番怖いのは国民の利益を何一つ考えていない、この人たちが次の選挙で当選する可能性が残されていることです。

民主党元大臣のあきれた金銭感覚

2007-03-14 22:10:58 | Weblog
こんどは、民主党中井元法相の資金管理団体事務所の光熱水費虚偽記載疑惑です。松岡農水相同様に、中井氏の事務所は議員間会館内1ヶ所です。他にはありません。

この事務所が00年から05年の6年間に、1986万円の光熱水費として収支報告書に経費として計上していたのです。これについて中井氏は「公用車使用料や議員連絡活動費などが誤って光熱水費に付け替えられたもの」と疑惑を懸命に否定していました。

さらに「詳しいことは分からない。僕はお金が足りているかチエックしているだけ。責任者が区分けするのが煩雑だったようだ」と、これまた他人事のように弁明していました。このような経理責任者がいまどきいるのでしょうか。

でたらめな責任者としかいいようがありません。こんな責任者にも税金からカネが払われているのかも。中井氏もなんといい加減な政治家でしょう。6年間も見逃していたからです。

それにしてもカネにかかわる不祥事があとを絶ちません。なにかウラがあるような気がします。国民の税金が、彼らに勝手放題に使われているのです。こんな腐敗した政党が2大政党とは国民もなめられたものです。

国民を誤魔化す政治家たち

2007-03-13 22:47:21 | Weblog
松岡農水相の国会答弁や記者会見での発言が、右往左往と揺れています。自身の資金管理団体事務所の収支報告書で計上されている水道光熱費(光熱水費)の内容での弁明です。

事務所は議員会館にあるだけで他にはありません。議員会館の電気、暖房、水道代が使い放題で全部タダなのに01年から05年にかけて収支報告書にビックリするなかれ、2880万円を使ったことが収支報告書に計上されていたのですから話は穏やかでありません。

つまり5年間で2880万円もの国民の税金が松岡氏側に支払われたことになります。ほとんどの議員はゼロなのに。この問題を指摘した野党議員の質問に対し、農水相は「なんとかという浄水器を使っている」「ミネラルウォーターを飲んでいる。虚偽の記載はしていない」、

つい最近では「具体的内容について答えられない」と開き直り発言までしています。まるで説明になっていないのです。とても説明できるものではないといったほうが正しいでしょう。

この弁明に対して輪をかけて理解できないのが、尾身財務相、冬柴国交相らの農水相への擁護発言です。「政治資金規正法に基ずいているから問題ではない」と、くさい物にフタと火消しの姿勢にあることです。

金銭感覚がまったくない、あきれた閣僚の発言ではないでしょうか。国民の目線に立てないこの人たちに期待できないことがはっきりしてきました。対応がすべてにお粗末ですから。

ひと足早い春

2007-03-12 22:15:14 | Weblog
北日本を中心に季節外れの大雪に見舞われた本日ですが、いままでほとんど雪のなかった越後湯沢で60cmを記録したとのテレビで天気予報を耳にしましたが、我が家に朗報が届きました。息子がクルマの普通免許の学科試験に合格。晴れて運転免許証を手にした日となりました。思えば昨年夏に近所の教習所に入学して以来、いまかいまかと首を長くして待っていましたが、先日教習所の卒業検定に合格。本日免許センターの学科試験にパス今日を迎えることができました。教習所入学から卒業までは、途中気をもむこともしばしばありました。任せてはいたのですが、なかなか卒業しないからです。今日でその心配も終わりです。合格祝いで先日に続き、今日おいしいお酒を飲みます。息子はアルコールを飲みませんのでジュースですが、これからの安全運転と無事故を願って乾杯です。

税金泥棒(2)

2007-03-11 23:49:33 | Weblog
国家公務員の天下りについて、渡辺公務員制度担当相の「09年度で省庁によるあっせんを廃止し、総務省管理の人材バンク移行」案に対し、自民党行革推進本部公務員制度改革委員会案は「18年度以降あっせん廃止とし、人材バンク移行」という内容です。この自民党案は気の遠くなるような、のんびりしたもので改革を断行する姿勢などまるで感じられないものとなっています。事実上の先送りです。渡辺担当相に自民党閣僚らが反発している理由は「そんなに早くやられたら公務員のやる気にかかわる。士気の低下を招く」というものでとても理解できないものです。

この発言は各省庁から民間に天下りする際、省庁から口利きしてもらえないと天下りが難しいということでしょう。天下りについてすべて反対する理由はありませんが、実力があれば民間も放っておかないでしょう。それに漏れる可能性がある人は人材バンクに登録しても民間企業に天下りできないことを心配しているだけのことではないでしょうか。これこそ士気の低下につながると閣僚はいいたいのでしょう。冗談ではありません。もっと仕事をしてください。民間より高額の退職金を手にし、年金給付も優遇され老後保障も約束されているのにこれ以上の面倒を見る必要はないでしょう。再就職先は、自分の努力で探してください。人材バンクがあるだけでも恵まれているのです。

ある閣僚は人材バンクに登録したら、「登録した人は天下に知らせることになり公正中立な行政を意欲を失う」と批判しているのです。この閣僚ほど省庁の言い分しか耳に入らない国民感情を最も理解できない典型でしょう。渡辺担当相は制度改革に本気、一方の自民党閣僚らはアタマの切り替えのできない守旧派ばかりで改革委員会とは名ばかりです。こんなにも役に立たない自民党公務員制度改革委員会は、早速解散してほしいものです。これも税金のムダ使いでしょう。

会社トップの堕落ぶり

2007-03-10 22:44:40 | Weblog
どこの会社でもコンプライアンスの徹底が叫ばれて久しいですが、名だたる企業の不祥事が毎日のように新聞・テレビに取り沙汰されています。記者会見でもトップが責任を曖昧にし、それどころか開き直りともとれる発言をしばしば耳にします。会社トップの「辞任しないで信頼の回復に努めたい」と聞き飽きた弁明は、トップは自己においてほかに代わる人材は、いないと言いたげにも聞こえます。ワンマン的経営で取り囲む役員も、イエスマンばかりの企業ではないかと容易に想像できます。

いまの世の中「企業は人なり」、「世のため人のため」を規範とするトップは少なく「カネのため、会社のため」としか考えていないトップだけのような気がします。このトップに共通しているのは、数字ばかり気にしていて、社員をいつも悪く評価し、その上、人員の過剰感を常に抱いてヒト減らしに熱心なことです。自己の立場や地位の確保に一生懸命で、残念ながら職員の生活レベルの向上まで考えが及ばない厄介なトップと言えます。

そういえば財界の大御所の工場で、違法な「偽装請負」があり行政指導を受けましたが、「法律が実態に即していないのが原因」と悪いのは法律にあるとして、厚生労働相に改正を要請したとの報道がありましたが、財界トップがこの調子では、不祥事が収まるどころか、いっそう助長に一役買っているような気がしてなりません。