活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

鶴保庸介沖縄担当相の繰り返される暴言に無批判はマスコミとしての責任放棄

2016-10-16 21:14:00 | Weblog
安倍内閣の劣化が激しいが、閣僚の中でも鶴保庸介沖縄北方担当相が大臣就任してから、調子に乗って乱暴な発言を繰り返している。

10月6日に開かれた沖縄県自民党議員のパーティー席上で、「こんどの選挙結果によっては、(沖縄)振興予算は選挙結果とリンクする」と、上から目線で発言した。自民党が負けたら、振興予算を削るという方針を、政府が決めているかのような言いぐさだ。これは県民に対する、自民党への投票を強制するような恫喝ではないか。

鶴保は9月16日にも、福岡高裁による沖縄県が辺野古埋め立てに、応じないことを違法として判決した日に、国と県が対立していることに「早く片付けて」と、沖縄県民の神経を逆なでする発言もした。

聞いてあきれる乱暴な発言の繰り返しは、最初から周到に用意していたものだろう。マスコミは乱暴な「鶴保発言」を追及しなければならない立場にもかかわらず、まったく取り上げようとしない。それどころか傍観者そのもので、すっかり調子に乗せてしまったマスコミの責任は極めて重いといえる。 


1 Comments

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鶴保庸介 (takechan)
2016-10-22 12:46:08
エドワード・サイート「沈黙というのは最悪の選択である。批判し続けるところからしか希望は生まれない」という言葉が大切にしている言葉の一つです。沖縄の差別発言件については謝罪だけで幕引きにさせず、各関係者関係機関組織全体の人権教育の研修を義務付ける事が必要です。人権問題は謝罪だけで再発を防ぐ事はできないから。公務員は憲法を擁護順守する立場にあるから、民間人企業以上に厳しい研修を受けてもらい、再発防止に努める覚悟を持たせるべきだと思う。学校でのいじめ問題(=人権問題)への対応と同じです。謝罪をすれば解決すると考えている公的機関は再発を防ぐ意思がないのと同じです。
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