今上天皇が生前退位実現に強い願いを国民に届けたビデオメッセージがあったのは、昨年8月8日のことでした。第3次安倍再改造内閣がスタートしたのが8月3日でしたから、政権を軌道に乗せたい安倍晋三は苦々しく思ったことでしょう。同時に、天皇が安倍の政治姿勢に強い疑念を抱いたことも想像するに難くありません。
憲法改正を念願とする安倍には皇室典範の関係で、憲法改正が遠のくことの危惧から天皇の切実な思いをつぶすため、生前退位のあり方を意見聴取する「専門家会議」を立ち上げしました。16人のメンバーが選ばれましたが、その半数以上が安倍の息がかかった渡辺昇一、八木秀治、百地章、桜井よしこら右翼系人物で固められました。専門家とは名ばかりで、彼らは生前退位を認めない方向で動き回っていました。自由意思による退位を認めれば、次代に禍根を残すからだというのが論拠でした。いったい何様のつもりだったのでしょうか。
退位に反対の彼らも憲法改正を優先する立場です。きのう23日の政府の有識者会議も右翼系が主張する退位の恒久化は認めないで、「一代限り」とすることが望ましいとする中間報告を安倍に提出しています。最初から安倍の方針通りになったことは、結論はすでに決まっていたということです。
天皇は自己の思いとは真逆になったことで、落胆しているのではないかと思われます。憲法違反の安保関連法制を成立させた、安倍の目標は日米が共同して戦争することにあります。先の大戦同様、全責任を天皇に負わせるつもりなのです。なんと卑しくおぞましい人間でしょうか。
憲法改正を念願とする安倍には皇室典範の関係で、憲法改正が遠のくことの危惧から天皇の切実な思いをつぶすため、生前退位のあり方を意見聴取する「専門家会議」を立ち上げしました。16人のメンバーが選ばれましたが、その半数以上が安倍の息がかかった渡辺昇一、八木秀治、百地章、桜井よしこら右翼系人物で固められました。専門家とは名ばかりで、彼らは生前退位を認めない方向で動き回っていました。自由意思による退位を認めれば、次代に禍根を残すからだというのが論拠でした。いったい何様のつもりだったのでしょうか。
退位に反対の彼らも憲法改正を優先する立場です。きのう23日の政府の有識者会議も右翼系が主張する退位の恒久化は認めないで、「一代限り」とすることが望ましいとする中間報告を安倍に提出しています。最初から安倍の方針通りになったことは、結論はすでに決まっていたということです。
天皇は自己の思いとは真逆になったことで、落胆しているのではないかと思われます。憲法違反の安保関連法制を成立させた、安倍の目標は日米が共同して戦争することにあります。先の大戦同様、全責任を天皇に負わせるつもりなのです。なんと卑しくおぞましい人間でしょうか。
そんな事は、出来ません。 憲法に権力のない事が明確に規定されているのですから、ありえないでしょ。 仮に、憲法改正で、元首と呼んだところで変りませんよ。
正しい事(憲法改正)をして、正しくない事(皇室典範改正)はしない。 なるほど、内閣支持率が上がるわけだ。