東電福島第一原発の事故は、いつ終息するのか見当もつかない。放射能被害は大気、土壌、水道水、野菜、牛乳、さらには海水まで汚染させた。国民の生活と健康不安を極度に貶めた罪は重過ぎる。
この事故が利益を最大限に求める、新自由主義経営に起因していることを新聞・TVは伝えない。人間を粗末に扱い、原発の維持管理に必要な安全対策にカネをかけなければ、利益の青天井が期待できる。東電がこれを実践して見せた。
これで得た利益を強欲株主に高額配当し、残った利益を経営陣が山分けする構図が新自由主義の神髄である。
儲けることがなによりも優先されることから、従業員たちの給料も抑制される。従業員の安全教育もカネがかかるとして、これを放棄し、積極的に下請け業者に業務を丸投げする。
儲けることで頭の中はいっぱいだから、安全への投資意欲も減退する。その結果、社内や現場の士気は低下、混乱が続くこととなる。このような雰囲気に包まれた中、原発事故は起きた。
「安全神話」の上にあぐらをかき、原発という最大の凶器に、安全投資をしなかった現経営陣の過失は大きい。一挙に信用不安が増したことで、屋台骨までが揺らぎ始めた。自ら墓穴を掘ったといえよう。
これは東電だけの問題ではない。利益第一を目標とする新自由主義経営への警鐘である。カネがかかるとして、保安や安全への投資を怠ってきた経営者は今こそ、胸に手を当て反省することである。同時に、人を大切にする経営に今すぐ転換することが急務である。
この事故が利益を最大限に求める、新自由主義経営に起因していることを新聞・TVは伝えない。人間を粗末に扱い、原発の維持管理に必要な安全対策にカネをかけなければ、利益の青天井が期待できる。東電がこれを実践して見せた。
これで得た利益を強欲株主に高額配当し、残った利益を経営陣が山分けする構図が新自由主義の神髄である。
儲けることがなによりも優先されることから、従業員たちの給料も抑制される。従業員の安全教育もカネがかかるとして、これを放棄し、積極的に下請け業者に業務を丸投げする。
儲けることで頭の中はいっぱいだから、安全への投資意欲も減退する。その結果、社内や現場の士気は低下、混乱が続くこととなる。このような雰囲気に包まれた中、原発事故は起きた。
「安全神話」の上にあぐらをかき、原発という最大の凶器に、安全投資をしなかった現経営陣の過失は大きい。一挙に信用不安が増したことで、屋台骨までが揺らぎ始めた。自ら墓穴を掘ったといえよう。
これは東電だけの問題ではない。利益第一を目標とする新自由主義経営への警鐘である。カネがかかるとして、保安や安全への投資を怠ってきた経営者は今こそ、胸に手を当て反省することである。同時に、人を大切にする経営に今すぐ転換することが急務である。