活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍首相は北朝鮮への圧力を中国に期待しているというがそれならプーチンやメイより習近平に会うのが先ではないか

2017-04-30 20:34:22 | Weblog
安倍晋三首相は29日ロシア、英との首脳会談の後、ロンドンで記者会見しました。きのうの北ミサイル発射を受け、「国際社会が一致結束して北への圧力を強める必要がある」と記者団に語っています。また、ロシアや中国が求めている6か国協議には否定的見解を示しました。そして、中国に対しては「北の非核化に向け、もっと役割を確実に果たすことを期待している」と述べています。なんか「他力本願首相安倍」らしいですね。

中国がどの程度北に圧力をかけているかは、燃料の輸出削減のほか詳しいことはよくわかりません。しかし圧力に屈する北ではないことは十分わかり切ったことではないでしょうか。

そんなことより日本がカール・ビンソンに自衛隊を合流させ、共同訓練(憲法違反)していることのほうが問題ではないでしょうか。当然に北は反発、ミサイル発射に及んだように思われますし、挑発を意味する共同訓練しても逆効果になるだけのことです。これで安保関連法が米と一体の「戦争法」であることもよく理解できましたし、全部アメリカの言いなりで作ったことも。

それにしても安倍がまず実行することは緊張を解くことです。米トランプに対して北との直接対話を働きかけることです。同時にこの緊張した雰囲気の中、ロシア、英国に外遊するヒマがあったら、習近平との会談を最優先するべきだったのです。嫌中の日本首相安倍では済まされないのですから。

北朝鮮の脅威を煽っておいて訪ロ、訪英した安倍首相の外遊は成果がなく税金の無駄遣いに終わった

2017-04-29 23:21:00 | Weblog
安倍晋三首相は4月27日にロシア・プーチンとモスクワで、翌28日には英・メイとロンドンでそれぞれ会談しました。プーチンとは北方領土での墓参りに航空機を利用できるようになる以外、まったくといていいほど成果の乏しい内容でした。昨年の山口県での会談をなぞることで終わったからです。

メイとはプーチン同様、不出来な結果に終わっています。日英の貿易推進とこれまた日本の憲法違反に当たる自衛隊と英軍の共同訓練を続けることで合意したとか馬鹿らしい会談で終わっています。多分この会談もトランプにせかされてのことではなかったでしょうか。

テレビや新聞は安倍の両国訪問は成果があったような報道をしていますが、会談そのものが日本の官僚が「おぜん立て」したものですから、推しては量るべきです。安倍は相変わらずプーチンには北の核開発、メイには中国の海洋進出を訴えるだけに終始していました。

米朝の緊張で日本にもサリンを弾頭に付けたミサイルが飛んでくるように煽っていた安倍ですが、そんな危険な状態に置かれた日本を「われ関せず」のごとく外遊する安倍の無神経さにあきれるばかりです。

今村復興相辞任で吉野正芳氏が後任に選任されたが福島県民を逆なでする口が災いしないか心配だ

2017-04-28 20:54:10 | Weblog
今村雅弘復興相は今月25日、自民党二階派の講演で「東日本大震災は東北でよかった」と暴言を吐き、ついに翌26日、大臣のイスを追われることになりました。口が災いした救いようのない大臣でした。同日、今村の後任として衆院福島5区選出の吉野正芳氏が着任しました。

吉野もまた、今村同様、口が災いしないか、いかにも口の軽い男という印象がぬぐえません。いくら今村が暴言で更迭されても後任を預かる人物は、前任者の悪口は控えるものですが、吉野は今村の発言を「許せない」と、就任あいさつで記者団を前にして語っていました。ここまで前任者をくさす国会議員はあまり耳にしたことがありません。

さらに吉村はこんなことも話しました。大震災前までは「原発大好きだった」とのことです。。その後、大震災直後の11年6月に自民党福島県連会長だった吉野は、「原発は今後一切、推進しない」という活動方針を決めています。

そして今度は福島県が求めている福島第2原発の廃炉について、こう言い放ちました。「政府の一員としての立場がある。廃炉するしないは事業者(東京電力)が決めることだ」と。大臣に就任したとたん原発容認です。この心変わり福島県民の怒りを買わないか心配されます。「下着ドロボー」や「暴言大臣」とろくな人物しか輩出されていない環境大臣ですが、今度こそ大丈夫でしょうか。

自民・二階幹事長は読売・サンケイグループ以外は会見場所から排除したいことを本気で考えている

2017-04-27 21:24:01 | Weblog
自民党二階俊博幹事長はきのう26日、自派の今村雅弘復興相が更迭されたことを受け、よほど悔しかったのか、矛先をマスコミに向け不満をあらわにしました。米トランプが気に食わないメディアを締め出し、自分勝手な主張をしていることと重なり、暗い世の中を暗示しているような気持ちに襲われました。

二階は都内での講演で今村の発言について、「マスコミが記録している。首をとれと」と述べ、続けて「そんな人は始めから排除して会場に入れないようにしないといけない」と居丈高に語りました。

二階発言は今月4日、今村とフリー記者が福島原発避難者の住宅支援打ち切りで議論が沸騰。今村が激高したことで自身が謝罪に追い込まれたことや安倍晋三が陳謝したことがありました。多分、そのことが念頭にあって、このような発言にいたったのではないかと思われます。

子飼いの今村に対して、不適切な発言を全く諌めなかった二階。どういうつもりなのでしょうか。二階発言からはまるで、読売やサンケイグループだけが記者会見で行儀がいいような言い方でした。安倍政権には突っ込んだことを聞かないようにしているからです。これでよくわかりました。やっぱり読売・サンケイは御用メディアだったのですね。

安倍首相の本望は米トランプと一体になって北朝鮮を攻撃することにある!

2017-04-26 21:23:10 | Weblog
安倍晋三首相は今月24日、米トランプ大統領と電話会談し、きのう25日に北朝鮮が人民軍創建85周年に合わせて核・ミサイル発射を強行するのではないかと警戒。日米で連携を強化することを確認したと発表しました。

安倍はトランプ政権が「(北に対して)すべての選択肢がテーブルの上にあることことを示している大統領の姿勢を高く評価した」と述べています。米朝直接対話で平和的解決を提案しないで、米の軍事力に便乗したいような日本の姿勢はかえって北を刺激し、更なる関係悪化が予想されます。

北が米との直接対話を求めているのに米が一方的に拒否していることは、朝鮮半島の常時の緊張が好ましいと考えているからでしょう。緊張を高めることで日韓に兵器を売り込む米軍需産業が大もうけできるからです。

安倍がいつまでもトランプに尻尾を振っている姿は、日本独自の平和を希求する外交が不在であることを証明しています。安倍の本望が安保法制下による集団的自衛権を行使して、米と一体になって北を攻撃したいのではないかと思えてしようがないのです。そして、安倍によって戦争に巻き込まれる危険が格段に高まったことが実感できるきょうこのごろです。

共謀罪成立に歩調を合わせて金沢市が市民団体の集会に庁舎前広場使用を不許可にする

2017-04-23 18:40:32 | Weblog
共謀罪が成立したら反戦集会やら原発再稼働反対集会やら政治を批判するありとあらゆる集会やデモは、「共謀罪」を盾に開催等の申請はすべて行政当局に却下される事態になることがいまから予想されます。

金沢市の市民団体「石川県憲法を守る会」が5月3日に予定していた「護憲集会」は同市役所前広場を使用することになっていました。その使用申請を同市に提出したところ、「政治的中立がない」というこじつけを理由に、広場の使用を断られたとのことです。

金沢市の対応は思想、良心、表現などの憲法で保障されたあらゆる自由を奪って、従順な国民に仕立て上げることで権力の意のままに操る、共謀罪を念頭にした対応ではないかと思われます。平和を求める市民を公共の広場から締め出し、弾圧する金沢市の前時代的な対応はきびしく糾弾する必要があります。

高慢今村雅弘復興相が前回会見と同じフリージャーナリストへの質問打ち切りは閣僚辞任に値する

2017-04-22 20:39:20 | Weblog
今村雅弘復興大臣が福島原発事故の避難者が3月末で住宅支援を打ち切られたことに関連して国の対応に問題があるのではないかと質したフリージャーナリストに「自己責任だ」と無慈悲な回答をしたのは今月4日のことでした。この発言はさすがにまずいと思ったのか今村は謝罪しています。安倍晋三首相も南相馬市を訪問した際、お詫びをしています。

これで一件落着したものと思っていましたが、きのう21日に開かれた自主避難者の緊急支援策の説明会では前回4日に質問したジャーナリストが質問し、さらにもう一度質問しようとしたところ、今村は「もういいよ。ほかの人どうぞ」と不快感をあらわにして、質問をさせなかったといいます。この後、司会役の復興省職員は会見を打ち切ったことから、前回同様の会見が再現され、なんとも後味の悪い結末に終わっています。

今村とジャーナリストの相性が悪いのか知る由もありません。しかしジャーナリストの質問にまともに答えられない今村は「大臣失格」ではないでしょうか。大手マスコミの記者は当たり障りのない質問でその場をやり過ごしてしまいますが、フリーランスの記者は現場経験が豊富であることから厳しい質問が飛んできます。担当の大臣がが困ったことを質問され、その都度腹を立て、記者会見を打ち切るなんてことは「もってのほか」のことです。このような大臣を選んだ安倍晋三首相の任命責任を問わねばなりません。そして資質のない大臣なんて要りませんよ。

筋金入りのウルトラ右翼安倍昭恵氏の証人喚問なくして「森友」問題解決はない

2017-04-21 22:30:06 | Weblog
世間では安倍晋三首相の妻昭恵氏は晋三とは主義主張も異なり、一線を画す存在だとして、人物評は比較的穏やかな存在とみていました。ところがどうしてどうして。とんだ食わせ物だったことが次々と明らかにされています。

財務省から国有地をただ同然に手に入れた「森友学園」は幼稚園児に教育勅語を暗唱させていたり、戦前日本の教育に力を入れていたことを昭恵氏は高く評価して、同学園の名誉園長にまで就任していたのです。ネトウヨ首相晋三に勝るとも劣らずの活動をしていたこともわかっています。

そんな右翼昭恵氏に特権意識を植え付けたのが、政府による「付き人」(カバン持ち)のあてがいでした。国政選挙では自民党からの候補者の応援に、外務省や経産省からの職員がカバン持ちとして同行までしていました。昭恵氏の選挙応援に公務員が駆り出され、同行していたわけですから明確な国家公務員法違反です。首相夫人の乱脈ぶりは想像を絶することがお分かりいただけると思います。

5人もの付き人がいることに何の疑問も挟まずに、それが当然であるこのような振る舞いをしていた昭恵氏の思い上がりと無神経さには言葉がありません。同時に外務、経産大臣が昭恵氏を安倍晋三の妻だからといって、多額の税金をつぎ込んで付き人を派遣、昭恵氏の「やりたい放題」の手伝いをさせていたことに腹が立って仕方ありません。

政府による犯罪は間違いないのに森友問題が浮上してから2か月が経ちました。だけど問題は一つも解決していません。解決の糸口は昭恵氏の証人喚問しかありません。政府は幕引きしようとしていますが、決して目をそらさないでください。

夏の都議選に勝利するために自民とたもとを分けてでも小池知事の新党と連携する節操なきカメレオン公明党

2017-04-20 20:40:08 | Weblog
石原慎太郎元都知事や自民党とグルになって、豊洲新市場移転を進めてきた都議会公明党が落ち目の自民党とたもとを分け、小池百合子知事率いる新党にくっつき夏の都議選に臨むことを決めました。今月8日の都道府県本部長らを集めた席上、説明があったといいます。

昨年7月投開票の都知事選では、小池が自公推薦候補と野党共闘候補を破り大勝しました。選挙中のトラブルに小池は自民党都連の対応を批判、都連会長石原伸晃や内田茂幹事長ら執行部が総辞職するという波乱があり、自民党は小池人気を前に屈服した経緯がありました。

昨年8月には東京五輪の高すぎる開催費用の問題も浮上。9月には豊洲新市場の土壌汚染対策で建物下に「盛り土」がされていなかったため、水質汚染されていることもわかり、築地から豊洲に移転できない状況が続いています。この移転を進めてきたのは与党自民と公明の議員たちでした。

その公明党が自民に見切りをつけ、小池の新党「都民ファーストの会」と連携することで、7月の都議会選挙戦に臨むことになったのには心底あきれ返りました。豊洲では今でも問題噴出しているのに、積極的に豊洲移転の推進役だった公明が自らの責任を放棄して、小池にすり寄っている姿ほど醜いものはありません。選挙に勝利するためには手段を選ばず、小池人気にすがりつく公明党は「ずるがしこいカメレオン」という言葉しかありません。

内閣府が中央防災会議まとめの朝鮮人虐殺報告書を歴史修正主義勢力の嫌がらせに屈しHPから削除する

2017-04-19 20:12:11 | Weblog
1923年9月1日に発生した関東大震災では多くの在日朝鮮人がデマの犠牲になって虐殺されました。あまりにも有名で悲しい出来事でした。

日本国内各地から「朝鮮人が井戸に毒物を投げ入れた」とデマが飛び交い、各地の自警団がこれを真っ先に信じ身近にいた朝鮮人を殺害したのです。犠牲者の数は当時の内務省でも正確な数字は把握できていません。

このたび日本の内閣府が「朝鮮人虐殺」の事実が掲載されていた中央防災会議がまとめた報告書を、内閣府のHPから削除することがわかりました。内閣府の担当者は報告書には「なぜこんな内容が載っているんだ」という苦情が多く寄せられたからと、削除する理由を語っています。

政府機関の内閣府ともあろうものが、歴史修正主義勢力から脅かされて朝鮮人虐殺という負の歴史に目をつぶり、削除し隠ぺいに加担したことは本当に情けない奴らだと思います。安倍政権からの圧力もあったことでしょう。このまま放っておけば先の大戦に負けたことまで否定して、本当は「勝利した」などといいかねないですね。