今年1月、千葉県白井市の建設会社総務担当者から現金100万円を受け取り、あっせん利得処罰法で告発されていた甘利明前経済再生担当相は、今年5月東京地検が不起訴処分にした。法務省の黒川某が自身の出世と引き換えに、地検に圧力をかけた結果の不起訴と、もっぱらの噂である。
今年6月には、甘利明の不起訴は「不服」と、市民団体や弁護士団体が不服申し立てをした。7月29日には東京第4検察審査会が申し立てを審査したところ、信じられないことだったが、甘利明を「不起訴相当」と議決した。元秘書には「不起訴不当」とした。これで甘利明は、事実上無罪放免された。
甘利明が現金100万円を大臣室で受け取り、背広ポケットに納め、口利き依頼されたことは立派な犯罪にあたる。この犯罪が無罪になるのだから、安倍政治権力から司法当局に圧力があったことは明らかである。ここで前出の黒川某が暗躍したものと思われる。
週刊文春で現金受け取りがスクープされて以来、甘利本人は不眠症治療と称して入院、巷間から姿を消し、マスコミの取材にも一切口を閉ざし、自ら無実を晴らす努力もしなかった。7月末に検察審議会の不起訴相当の議決が出たとたん、8月1日に国会に姿を見せた。仮病を使った不眠症だったが、しっかりと半年分の歳費だけは受け取った。
そして、きのう8月30日の党総務会で甘利明が党総務に起用されたというから、自民党の「でたらめ三昧」の茶番ぶりが分かろうというものである。甘利は選出された後、「信頼を取り戻すため、今までの2倍、3倍頑張らねばならない」と語ったが、限りなくブラックの甘利のこと、口から出まかせをしゃべったものと受け取ったほうがいい。
今年6月には、甘利明の不起訴は「不服」と、市民団体や弁護士団体が不服申し立てをした。7月29日には東京第4検察審査会が申し立てを審査したところ、信じられないことだったが、甘利明を「不起訴相当」と議決した。元秘書には「不起訴不当」とした。これで甘利明は、事実上無罪放免された。
甘利明が現金100万円を大臣室で受け取り、背広ポケットに納め、口利き依頼されたことは立派な犯罪にあたる。この犯罪が無罪になるのだから、安倍政治権力から司法当局に圧力があったことは明らかである。ここで前出の黒川某が暗躍したものと思われる。
週刊文春で現金受け取りがスクープされて以来、甘利本人は不眠症治療と称して入院、巷間から姿を消し、マスコミの取材にも一切口を閉ざし、自ら無実を晴らす努力もしなかった。7月末に検察審議会の不起訴相当の議決が出たとたん、8月1日に国会に姿を見せた。仮病を使った不眠症だったが、しっかりと半年分の歳費だけは受け取った。
そして、きのう8月30日の党総務会で甘利明が党総務に起用されたというから、自民党の「でたらめ三昧」の茶番ぶりが分かろうというものである。甘利は選出された後、「信頼を取り戻すため、今までの2倍、3倍頑張らねばならない」と語ったが、限りなくブラックの甘利のこと、口から出まかせをしゃべったものと受け取ったほうがいい。