活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

踏み字強要ででっち上げ 鹿児島県警

2007-02-28 19:36:19 | Weblog
03ねんの鹿児島県議選の公職選挙法違反事件では被告全員12名の無罪判決が鹿児島地裁で言い渡されました。判決理由は長期の拘留、踏み字などによる自白の強要、物証のないまま捜査幹部がシナリオ作りに励みデッチ上げたものと結論ずけています。

このような捜査方法がまだ行われていることに唖然としております。いい加減な捜査で被疑者に仕立て上げられた、12名のかたがたの人権蹂躙に対する謝罪や名誉の回復が、図られるのでしょうか。

一方、暴走した捜査の担当者やその上司の処遇も気になるところです。頬かぶりで、お咎めなしで終わるとしたら違和感を憶えます。警察の不祥事だと考えるからです。信用も丸つぶれでしょう。

民間企業であったら相当重い処分になるはずです。戦時中の特高警察の現代版は真っ平ご免です。警察庁長官は「全国の警察で鹿児島県警と、同じことが行われていると思われない」と述べていますが、是非そうあってほしいものです。

こんなことでは市民の反感だけを買い、警察への協力を呼びかけてもソッポを向かれるだけでしょう。市民を敵に回したら駄目です。

中川幹事長の二枚舌で支持率低下

2007-02-26 22:37:01 | Weblog
安倍首相の支持率低下は郵政民営化に反対した議員の復党が、原因と説明していた中川幹事長が、総理が認めたからと今度は落選議員の復党をいとも簡単にOKしました。

総理への忠実ぶりをアピールしていますが、他の閣僚に対しても、「忠誠と自己犠牲で総理に尽すべき」と講演で発言しています。

要は総理の足を引っ張るなと言うことでしょう。でも支持率低下を招いているのは幹事長発言にあるのでは。何故ならば発言内容が戦時中に逆戻りしたようで気持が滅入ります。

とても大衆に受ける発言と思えないからです。閣僚の纏まりのなさも窺えます。


漂流女性サーファーを救助

2007-02-25 22:36:36 | Weblog
サーフボードで夜をはさんで16時間漂流、女性を救助(読売新聞) - goo ニュース

藤沢海岸から行方不明になり25キロも離れた真鶴まで24日夕方4時ごろから25日午前9時ごろまでの16時間サーフボードにしがみついて漂流していた東京の女性会社員が海上保安庁の巡視艇に救助され生命に別状なしとのこと。

本人はひたすら大騒ぎになったことを反省していることでしょうが、冬の海でしかも一晩明かしたその生命力、精神力には脱帽です。救助にあたられた方たちが一番ホッとされているかもしれません。明るいニュースでした。

偽装請負業者急増

2007-02-24 23:19:03 | Weblog
厚労省が違法な偽装請負で人材会社など請負事業者を文書で指導した件数は06年4月から12月までの期間1400件余で昨年の2.2倍、発注業者への指導も580件余と昨年の1.6倍で、立ち入り調査を受けた請負事業者は8割、発注業者も7割以上が労働者派遣法に違反していたそうです。

いまどこの会社でもコンプライアンスの遵守徹底を掲げていることと思いますが、口先だけですね。社員には厳しいことを課し、経営者こそしたい放題。労働者を食い物にしてなりふりかまわず、自分の会社の利益追求だけの「虚業会社」が目に付くようになりました。

虚業会社が結構利益を計上していることも見逃すことはできません。厚労省も虚業会社に遠慮することなく、どんどん公表してもらいたいものです。人間を人間とも思っていない悪質・悪徳会社なのですから。なによりも働く人の利益になることをいつも考えていてほしいのです。