これはザル法であることを承知して日立製作所と派遣会社が巧妙に仕組んだ悪企みといえるでしょう。東京・青梅市の同社の半導体工場を舞台にした茶番劇はこうです。昨年6月、110人の派遣社員が派遣期間を超えることになっため、有期の契約社員として採用したのですが、同社は契約社員の雇用管理をいままでの派遣会社に丸投げしていたのです。派遣会社は同社と業務委託契約を結んで契約社員の出退勤管理や教育訓練を請け負っていたそうです。これでは契約社員とはいえず実態は派遣社員と同じです。会社としての責任を放棄したわけです。直接雇用した時点で派遣会社とは関係なくなるはずですが。
給料は当然日立から支払われますが、派遣会社が借り入れている寮に住んでいる契約社員の寮費を、派遣会社に代わり給料から天引きしていたことも驚きです。いまの時代そんなことをしているのです。デタラメが通用していること、これで派遣会社との癒着が分かります。そして健康診断の、結果通知書も派遣会社名で届いたそうです。
日立に対し労働条件の改善を求めるため、07年2月に契約社員で「日立派遣ユニオン」を立ち上げたところ、3月末で100人を超す契約社員が期間満了で、打ち切りつまり解雇されたそうです。組合つぶしの解雇をしたように受取れます。こんな横暴がいま大企業の工場で、日常茶飯で行われていることがわかります。同社は事態の真相を明らかにする必要もあるのではないでしょうか。どうしてもこの筋書き仕組まれているように思えてならないからです。
この問題に対し日立は「適正に処理している。派遣会社に業務委託したが責任は当社で持つので問題ない。4月以降の作業量の見通しが出来たので解雇した」としていますが、契約社員に対して無関心を装い、嫌がらせしていたことが見えてきます。日立ともあろう会社が労務管理を派遣会社に任すこと自体、この人たちへの中途半端な対応のため本気さが感じ取れないからです。厚生労働省は「契約社員にしたり労務管理を業務委託しても違法とはいえない」とコメントしていますが、こんなザル法作っておいて、なにおかいわんやです。労働者の権利を奪って大企業に媚びている、無能公務員ばかりの揃った組織に見えてしかたありません。
給料は当然日立から支払われますが、派遣会社が借り入れている寮に住んでいる契約社員の寮費を、派遣会社に代わり給料から天引きしていたことも驚きです。いまの時代そんなことをしているのです。デタラメが通用していること、これで派遣会社との癒着が分かります。そして健康診断の、結果通知書も派遣会社名で届いたそうです。
日立に対し労働条件の改善を求めるため、07年2月に契約社員で「日立派遣ユニオン」を立ち上げたところ、3月末で100人を超す契約社員が期間満了で、打ち切りつまり解雇されたそうです。組合つぶしの解雇をしたように受取れます。こんな横暴がいま大企業の工場で、日常茶飯で行われていることがわかります。同社は事態の真相を明らかにする必要もあるのではないでしょうか。どうしてもこの筋書き仕組まれているように思えてならないからです。
この問題に対し日立は「適正に処理している。派遣会社に業務委託したが責任は当社で持つので問題ない。4月以降の作業量の見通しが出来たので解雇した」としていますが、契約社員に対して無関心を装い、嫌がらせしていたことが見えてきます。日立ともあろう会社が労務管理を派遣会社に任すこと自体、この人たちへの中途半端な対応のため本気さが感じ取れないからです。厚生労働省は「契約社員にしたり労務管理を業務委託しても違法とはいえない」とコメントしていますが、こんなザル法作っておいて、なにおかいわんやです。労働者の権利を奪って大企業に媚びている、無能公務員ばかりの揃った組織に見えてしかたありません。