活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

民進党岡田代表不出馬表明で懸念される消滅の危機

2016-07-31 17:48:12 | Weblog
民進党が自公に対抗するためには、共産、社民、生活の党と連携することが、もはや常識であり必須である。先の参院選では、連携し、惨敗を免れたことで一定の成果が見られた。全体で11議席を失ったが、東北の1人区では秋田を除き、すべて勝利した。

野党連携に批判的な意見も多数あったが、岡田克也代表ら執行部の英断によるもので、次回国政選挙の布石が敷かれた。

きのう30日、その岡田代表がこんどの9月代表選に出馬を見送ることを表明した。不出馬の理由は、今月10日の参院選で改憲勢力が3分の2を超え、両院での発議要件を与えてしまったことで、党内で責任を問うことが表面化したため、その責任を背負い込んだものと言われている。批判の中心は共産党との連携は「イメージ悪化」と誹謗中傷する右派勢力からだった。

民進党右派勢力とは、自民党改憲草案に暗黙の了解をしている野田佳彦、前原誠司、細野豪志、長島昭久、原口一博らをいい、元来、民進党に籍を置いてはいけない反動分子のことである。せっかく岡田代表が築いた「党再生への道」を閉ざしてしまうことが強く懸念される。もし、反動分子に代表の座を明け渡したならば、民進党消滅が早期に実現すること請け合う。


都知事選、安倍一強政治打倒できるのは鳥越候補だけ

2016-07-30 18:33:22 | Weblog
過去3代の都知事で石原慎太郎は登庁が1週間に2回、猪瀬直樹は医療法人から5千万円を受領、舛添要一は公私混同して、税金を湯水のごとく浪費。3人とも任期を全うすることなく辞任した。

老害石原が辞めてから、きょうまでの4年間で3度の都知事選が行われたが、投開票業務を担う市区町村に支払われる人件費等は、130億円に達する見込みという。(東京新聞)

石原、猪瀬、舛添はいずれも自民党から出馬したが、ろくな人物ではなかった。今回自民党から推薦を受け立候補した増田寛也はブラック企業、東京電力の要職に就き、原発推進勢力である。一方、自民党から推薦を得られなかった小池百合子は、右翼団体「日本会議」副会長というから、天皇主権の戦前回帰をもくろんでいる。

仮に小池が当選したときは、お友達の安倍晋三の配下として、出戻りすることだけは間違いのないところである。もっと踏み込んで言うならば、小池、増田が東京都政を担うことになれば、石原、猪瀬、舛添と同じ轍を踏むこととなる。つまり都民を顧みることはなく、息苦しいだけの東京都が誕生するということだ。

以上から、野党連合推薦の鳥越俊太郎候補が「安倍一強政治を倒すため」と出馬の動機をいみじくも語っていたが、これに強く同調するものである。泣いても笑っても選挙戦もきょう1日しかない。予想では、鳥越をトップとして、次いで小池、増田の雑魚の順らしい。

鳥越候補ネガキャンで右翼週刊誌に機密費流出はないか

2016-07-29 18:58:30 | Weblog
東京都知事選の選挙運動は、きょうを含め、残すところ2日となった。野党連合の鳥越俊太郎への追い落とし工作が一段と熱を帯びていることは看過できない。

公示直後の序盤は、鳥越が圧倒的にリード、続いて小池百合子、増田寛也が追う展開だったが、右翼誌週刊文春が鳥越の女性関係を邪推する、ネガティブな記事を提供したことは、鳥越優勢をくつがえす効果はてきめんだった。投票日3日前の情勢調査は、いつの間にか小池を鳥越、増田が追走しているとメディアが報じている。

さらに今週発売の週刊新潮も鳥越のスキャンダラスな記事を載せ、イメージダウンさせるに一役買って出た。文春同様、女性問題を扱った。右翼2誌が鳥越都知事誕生を阻止、連携していることがよくわかる。

この鳥越追撃対策を演出しているのは、言うまでもなく安倍政権側によるものである。右翼誌買収工作として、機密費が流出しているのではないかと、考えるのは行き過ぎだろうか。なにしろ、メディアを手なづけるためには、手段を選ばない安倍政治のことだから。