活眼明察日記

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広島高裁の伊方原発3号機運転停止命令に反論しない無能集団「原子力規制委員会」更田委員長のお粗末会見にはあきれた

2017-12-14 20:12:30 | Weblog
四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを広島市民が求めていましたが、きのう13日、広島高裁は来年9月30日までの期間、同原発の運転停止の決定をしました。「阿蘇山噴火で火砕流が到達したときの対応がなっていない」と決めつけた画期的判断でした。

この決定に対し、再稼働を主導した「原子力規制委員会」の更田豊志委員長の記者会見したときのコメントがふるっています。いわく「規制委は当事者ではない。訴訟に直接コメントする立場にはない」と語りました。あきれてものが言えないとはこのことです。規制委が「新規制基準」に適合していると判断して、再稼働を認めたのに、このような無責任発言をしていたのです。

政府・電力会社の手先になって原発を再稼働させることを目的に設立されたのが原子力規制委員会です。そこの委員長である更田氏は「当事者ではない」と、どの顔して会見しているのでしょうか。更田委員長に求められていることは、高裁判断について理路整然とした反論をしなければならなかったものと思っています。こんな無責任な委員長で、はたして日本の原発は大丈夫でしょうか。先が思いやられて仕方ないです。