オバマが内政・外交の基本方針である一般教書演説を行い最大の課題を「雇用の創出」とした。大統領に就任して1年、400万人が職を失ったという。いまの米国は失業率10%でその人口は1500万人に及ぶ。支持率も就任時の70%から50%割れしたいま、このままでは下がる一方で、深刻な社会不安を招くことにもなる。
ブッシュの尻拭いでオバマを取り巻く環境は「内憂外患」の言葉があてはまる。今年11月の中間選挙での勝利は望むべくもない。
これを打開するため、経済対策を最優先することを国民に公約した。具体的には5年で輸出を倍増させ、200万人の雇用創出するというものである。
オバマはこれを実行するにあたり、貿易不均衡による膨大な財政赤字を解消するため、相手国に対しては、内需を拡大するよう求めてくること明らかである。世界経済のけん引役は米国だとする自信と、最大の競争相手国を中国・インドとした。
このことは低成長から抜け出せないわが国に対し、内需拡大をアテにすることはできないということらしい。
ところで鳩山もオバマと似た状況に置かれている。さっぱり進まない内需振興策、相変わらずの外需頼みの政治が続いている。これに加えて、改善されない失業率と非正規雇用の増加による所得の低下は人々の生活の足もとを蝕む。
リーマンショック以前の好況時から、非正規雇用は増え続けてきた。これを主導し、「雇用破壊」を進めてきたのは、自民党政治と経済界である。自民党は国民の怒りを買って、政権から去った。残るは「欲のかたまり」経済界である。
オバマは世界経済危機を引き起こしたのはウォール街にあるとして、一貫して強欲金融業界の批判を展開している。その信念に凄まじさを感じ、敬服をおぼえる。
鳩山もオバマに倣い、雇用不安とデフレ不況の原因者である経済界批判を続けることである。鳩山の施政方針演説でも「いのち」の大切さが強調されたが、経済界批判はこれにかなうものであり、国民の喝采を浴びること疑いない。
ブッシュの尻拭いでオバマを取り巻く環境は「内憂外患」の言葉があてはまる。今年11月の中間選挙での勝利は望むべくもない。
これを打開するため、経済対策を最優先することを国民に公約した。具体的には5年で輸出を倍増させ、200万人の雇用創出するというものである。
オバマはこれを実行するにあたり、貿易不均衡による膨大な財政赤字を解消するため、相手国に対しては、内需を拡大するよう求めてくること明らかである。世界経済のけん引役は米国だとする自信と、最大の競争相手国を中国・インドとした。
このことは低成長から抜け出せないわが国に対し、内需拡大をアテにすることはできないということらしい。
ところで鳩山もオバマと似た状況に置かれている。さっぱり進まない内需振興策、相変わらずの外需頼みの政治が続いている。これに加えて、改善されない失業率と非正規雇用の増加による所得の低下は人々の生活の足もとを蝕む。
リーマンショック以前の好況時から、非正規雇用は増え続けてきた。これを主導し、「雇用破壊」を進めてきたのは、自民党政治と経済界である。自民党は国民の怒りを買って、政権から去った。残るは「欲のかたまり」経済界である。
オバマは世界経済危機を引き起こしたのはウォール街にあるとして、一貫して強欲金融業界の批判を展開している。その信念に凄まじさを感じ、敬服をおぼえる。
鳩山もオバマに倣い、雇用不安とデフレ不況の原因者である経済界批判を続けることである。鳩山の施政方針演説でも「いのち」の大切さが強調されたが、経済界批判はこれにかなうものであり、国民の喝采を浴びること疑いない。