活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

働き手を粗末に企業の利益を最大に誘導した小泉純一郎・安倍晋三の新自由主義の下ついに「内部留保」は400兆円を超えた!

2017-09-04 18:30:00 | Weblog
財務省は1日、2016年度の企業の「内部留保」が406兆2300億円に達したことを明らかにしました。15年度より28兆円も増えたといいます。企業の純利益から税金や配当金を差し引いた蓄え金ですから、正当な賃金が働き手に支払われていないことを表しています。

正社員には過酷な残業を押し付けてもサービス残業として、未払いのままにしたり、非正社員には最低賃金ぎりぎりの時間給と労使が折半する社会保険料をすべて非正社員に負担させるなどの要因が内部留保を増加につながっています。つまり日本の企業は賃金搾取で肥え太っているという構図なのです。

このように働き手を粗末に企業だけが儲かる構図にしたのは、派遣労働の全面自由化を推し進めた小泉純一郎や、「いんちきアベノミクス」で大規模金融緩和を進め、企業の利益の最大化を求めた安倍晋三一派によるものでした。

これらことを考えれば小泉、安倍らは働き手には、「多様な働き方がある」などと、言葉巧みに非正規雇用を増やし、利益の最大化を図りたい経営側の論理を実現させてきたのです。たった10年ほど前は非正規雇用は10%前後でしたが、現在は40%に達しています。いかに経営側が喜んだか想像してみてください。小泉、安倍らの新自由主義によって、日本から中流階級という言葉が消失、貧富の格差が広がるなんとも息苦しい空気が醸し出されていることに嘆かわしいものがあります。

そして安倍政権が口を酸っぱく「働き方改革」を大合唱していますが、今よりもっと悪くなることだけは間違いありませんから、聞こえのいい言葉にごまかされないようにしましょう。

3野党より小池新党との連携に色気を見せる前原誠司新代表を選んだ民進党は崩壊寸前だ!

2017-09-02 22:32:55 | Weblog
きのう1日、民進党代表選挙があり前原誠司が枝野幸男との一騎打ちを制して、新代表に選ばれました。前原は記者会見で、「共産を含めた3野党との連携を見直す。小池新党とは政策や理念に共鳴できれば協力する」と語りました。

いずれも聞いてあきれる内容でした。3野党特に共産との連携ができなければ、自民に勝利することが理解できない、かつ党勢回復に右翼思考回路の小池百合子にすがりつくような、何ともみっともない屈辱的態度を表明して見せたからです。

自民に雪辱を果たすという気構えもなければ、小池人気にあやかって軍門に下ることまで視野に入っていると思わせる弱気な発言は、この先、民進が自民にも小池新党にも埋没してしまうことだけが明らかなりました。きわめて信念に欠けた新代表が選ばれたことは、正に民進の全面崩壊は目前に迫っていると断言しても差し支えないほどです。

安倍首相は戦没者式典で諸外国に「加害と反省」を語らなかったがイメージ重なる小池都知事の朝鮮人虐殺追悼文取りやめ

2017-09-02 20:23:10 | Weblog
日本の首相安倍晋三と首都東京の知事小池百合子。ふたりは日本の「負の遺産」となる歴史を競い合って、「なかったことにしたい」と歴史を塗り替えることに余念がありません。

安倍は戦後72年を迎えたことし8月15日の戦没者追悼式典で、侵略して迷惑をかけた中国をはじめとする諸外国に、「加害と反省、を述べることはありませんでした。次世代にいつまでも謝罪を押し付けるわけにはいかないという屁理屈からです。

小池にいたっては1923年9月1日に発生した関東大震災で、日本の官憲の手で朝鮮人が虐殺されたことへの「お詫びと反省」から、歴代都知事が寄せていた追悼式への追悼文をことしから取りやめてしまったのです。朝鮮人虐殺は覆すことができない事実ですが、小池はこのことをなかったことにしたいのか、「事件は歴史家にまかせる」として、歴史認識の欠如までさらけ出し記者会見をしていました。

安倍と小池。似た者のふたりは日本の歴史を改ざんする排外主義勢力「日本会議」の枢要メンバーに名を連ねています。歴史に忠実に向き合わないふたりは「日本の恥、東京の恥」といっても過言ではないのです。