2月12日行われた宜野湾市長選は、保守系佐喜真候補が対立候補の伊波氏を僅差で破った。佐喜真は県内移設容認であったが、それでは勝利が見込めないとして県外移設に舵を切った。佐喜真の優柔不断な態度は、こんご厳しい監視を必要とする。
思えばこの選挙戦は、国家権力が不当に介入した後味の悪い結果だけを残してしまった。なにしろ政府・防衛省が一体になって、佐喜真陣営を肩入れしたからである。
具体的には告示前に真部沖縄防衛局長が、佐喜真不利と見立てて職員を前に、「講話」に及んだ。政府が率先して、公職選挙法が禁止する公務員の地位を利用しての選挙戦が展開された。その先頭に立ったのが真部だった。
選挙結果について問われた野田首相は衆院委員会で、「民意の現れとして厳粛に受け止めたい」と白々と語り、いかさま選挙を振り返った。この選挙戦は伊波では、普天間解決がいっそう遠のくと恐れた国家権力が不当に介入したものだった。
その結果、国家権力は目的を果たした。後味の悪いまことにえげつない選挙戦だったことを、いつまでも記憶にとどめておく必要がある。
思えばこの選挙戦は、国家権力が不当に介入した後味の悪い結果だけを残してしまった。なにしろ政府・防衛省が一体になって、佐喜真陣営を肩入れしたからである。
具体的には告示前に真部沖縄防衛局長が、佐喜真不利と見立てて職員を前に、「講話」に及んだ。政府が率先して、公職選挙法が禁止する公務員の地位を利用しての選挙戦が展開された。その先頭に立ったのが真部だった。
選挙結果について問われた野田首相は衆院委員会で、「民意の現れとして厳粛に受け止めたい」と白々と語り、いかさま選挙を振り返った。この選挙戦は伊波では、普天間解決がいっそう遠のくと恐れた国家権力が不当に介入したものだった。
その結果、国家権力は目的を果たした。後味の悪いまことにえげつない選挙戦だったことを、いつまでも記憶にとどめておく必要がある。